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2014年03月29日 イイね!

キリシタン達の記憶 ~天草四郎編Ⅱ~

キリシタン達の記憶 ~天草四郎編Ⅱ~

※よかったら再生スタートしてみてください…





蔵々から車で約15分といったところか、教会のような美しい造りの建物が見えてくる。

「天草四郎メモリアルホール」 天草・島原の戦いの発端や、四郎の人柄、南蛮文化などについて展示












ここを散策するにあたり、建物を含め不思議な魅力があることに気づく。















宣教師ママコス神父が、四郎の出現を予言さえしていなければ…人々に祭り上げられることなく、もしかしたら別の生き方があったかもしれない…







こうとしか生きようのなかった四郎の気持ちをずっと考えていた…
  
まるで木蓮が泣いているかのような気がした…






 
ここにも四郎像が…
























かほっとする空間…





































































四郎が絶命するときにその傍らに一人の女性がいたという…







四郎は、愛する人達とただ平和な生活を送りたかっただけなのだ…









せめてこの鐘を鳴らす人々、そして鐘の音を聴く人々が幸せであってほしいと思う…
















このような時代の流れの中で、執拗なまでのキリシタン弾圧

ある意味天草・島原が犠牲になったような…そんな気さえしてくる






















幕府側から見れば、アッという間に拡大していったキリスト教は脅威だったはず

海外からの侵略が恐いと思っていたはずなのだ。そのために何かを感じた幕府は、鎖国せざるを得なかった

この乱の裏にはポルトガル対オランダの日本侵略に関わる陰謀があったとする諸説も近年研究されている






























天草…

この地をこんなにも美しく感じるのは、約400年の果てなき時を隔てた現在にあってもその時その場所で精一杯生き続けた四郎達の魂を何らかの形で感じ取っているから…

おそらくはそういうことなのだろうと思う…

それは、歴史的遺物だけでなく、そこに降り注ぐ陽光であったり、吹く風であったり、流れる雲であったり、突き抜ける青い空であったり…
何か心を動かされるような感覚的なもの…


なぜか、以前に流行った「千の風になって」…という詩が思い起こされる。

「私のお墓の前で泣かないでください…」

そして、ここ天草には、お墓さえないまま…星になった人々の魂が生き続けている…




最後に…

いま籠城している者たちは来世まで友になる…

この言葉を言わざるを得なかったのは、ある意味全員が死を覚悟しなければならない状況に追い込まれていたためと推測されます。

史実では、生存者は、約38,000人のうちの内応者の1人だけとされています。

何か皆が死に場所を探して闇の中をさまよっているかのような、そんな情景が浮かんでは消えます…

しかし、死という結末は籠城している誰もがわかっていたとしても、この言葉の力で皆が闇の中に一筋の光を見たのではないかと確信しています。

今回の写真に光と影が必要以上に多いのはそのためです()



最後の写真…
一面に覆われた雲の狭間から四郎の手に乗る鳩に一筋の陽光が差し込んだ時には奇跡がおきたと思いました…


なお、資料等についても割愛し、心情的なもののみ書きました。

長文駄文、私の個人的趣味に最後までお付き合いいただいて本当にありがとうございました





Posted at 2014/03/29 17:12:51 | コメント(5) | トラックバック(0) | 天草 | 旅行/地域
2014年03月29日 イイね!

キリシタン達の記憶 ~天草四郎編Ⅰ~

キリシタン達の記憶 ~天草四郎編Ⅰ~※よかったら再生スタートしてみてください…



天草四郎、現代でこの名を知らぬ人はいないのではないだろうか。

江戸初期のキリシタン。若干16歳で島原・天草の乱の精神的支柱に祭り上げられた奇跡の少年。

大好きな天草を訪れるたびに、乱から400年近くの遥かなる時を越えた現在にあっても、その風景の中に、彼の…そしてキリシタン達の思いを感じずにはいられない…












いま籠城している者たちは来世まで友になる…」 

島原・天草の乱、四郎が最後の舞台となる原城において、彼の元に集った人々に残した言葉だ

ずっとこの言葉の持つ重みと天草の哀しいまでに美しい風景が心に引っかかっていた












今年の自分自身のテーマとして、3万8千人もの人々とともに神の元に帰っていった彼の足跡とキリシタン達所縁の地を少しずつ訪ねてみたいと思っている





この橋を渡ってしばらく車を走らせると四郎の母親の出生の地といわれている
蔵々(ぞうぞう)に着く

実は昨年の9月だったか、みん友さんとこの地を訪れている。

その時の記憶がこれだ。





静かな漁港の集落

釣り人、漁船、道端のお地蔵さん…

本当に静かだ…

誰か知り合いでもいるのだろう、一人の老婆が満面の笑みで手を振っている。

周囲を見回してみる…

しかし誰もいない…?…?…?

えっ!私ですか()

「どこからおいでなすった?」(どちらからお越しですかの意)

「熊本からですよ」

こちらからも尋ねてみる
「こちらは天草四郎に所縁のある土地らしいですね。」

「そうさねえ、うちの庭にも井戸があってねえ…」

「はあ…」

「天草四郎の産湯に使ったらしいよ」

「えええっ?」

「…で、あなたどこからおいでなすった」
と…話は元に戻ってしまった()

今考えてみればこれは凄いご縁。

「…で、あなたどこからおいでなすった」
はいはい()

ご一緒されていた娘さんと思しきご家族の方が申し訳なさそうに笑顔を向けてくる。

こちらも笑顔で頭を下げ、あろうことかすぐ近くの白亜紀の地層見学のためその場を離れた…

嗚呼…今思えば何たる大失態!!!()

この出来事が頭から離れず、今一度この地を訪れてみた。
しかし、期待むなしく、いや当然の如く老婆の姿はそこにはない。





海を眺めていると、一人のおさげ髪が似合うかわいい女の子が通りかかる。

「こんにちは」
誘拐犯と間違われないかとドキドキしながら声をかける。
足を止める少女。真っ直ぐな瞳で私を見る。

「あのね、ここは天草四郎のお母さんの故郷だってね。知ってる?」

首をかしげる少女。
「う~ん、ゆみちゃん、神戸から来たばっかりでわかんないのぉ」
「そっかぁ、ゆみちゃん、ごめんね、バイバイ」

何の疑いのない子供の真っ直ぐな視線には敵わない()

即時撤退する。

同時に今となってはその老婆に会う術もなくその古井戸を見せていただくチャンスを逸してしまったことに気づく()





もとより、四郎は、苛烈を極めたキリシタン弾圧、大飢饉のうえ年貢を納められない者達に対する残忍なまでの取立て、死んでも地獄、生きても地獄という追い詰められた状況の中、行き場のなくなった人々に祭り上げられたカリスマ的存在であり、キリスト教でいうところの、いわゆるローマ教会が認めた指導者ではない。

だから、天草・島原の乱は、幕府側から見ればキリスト教徒による反乱である一方で、ローマ教会側から見れば一部キリスト教徒を含んだ「ただの民衆の反乱」であるという事になる。

事実、領主側が自らの圧政で招いた反乱の原因をすべてキリシタンのせいにし、歴史を曲げようとしたというのが近年の解釈となっている。

このようなことから、島原・天草の乱でのキリシタン達の死は、未だに正式に殉教とは認められていないのである。

とはいうものの、キリシタン達が中心となったというのは紛れもない事実であり、またキリストの教えに殉じたことに何の優劣があるのかと思うが、ローマ教会側の対応には大変考えさせられるものがある。



蔵々を離れ、有明町にあるサンタマリア館を目指す。
途中には、こんな銅像も。日本一の四郎像。お~デカイ!





確かに大きさは日本一だろう()


もうひとつ。個人的にこれが一番ビビッとくる四郎像。
松島4号橋付近にある。作者は真心をこめて製作したのだと思う。

出来がいいとか悪いとかいうのではなく、心から素晴らしいと感じる。





サンタマリア館に着く。
隠れキリシタン達が命をかけて信仰した、一目マリア像には見えないが、変わりマリア的な像を見ることができる。















反乱軍側の作戦会議が行われた台形状の小さな島がある。

天草と島原の間に位置し、云われのとおり別名「談合島」といわれている。写真マリア像の右下、平べったい島がそれ。














キリシタン達の記憶 ~天草四郎編Ⅱ~ に続く


【おまけ】
松島の夕景
四郎もこの夕日を見つめながら平和を祈っていたに違いない…





Posted at 2014/03/29 17:04:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | 天草 | 日記
2014年03月21日 イイね!

sa・yo・na・ra flight charter~B747~

sa・yo・na・ra flight charter~B747~ ※よかったら再生スタートしてみてください…

阿蘇くまもと空港

少なくとも2Kmはあるだろうか、滑走路横のストレート…
全国から集った航空ファンやカメラマンでごった返す(笑)



お目当てはこの機体「B747、通称ジャンボジェット」
PM2.5か?スッキリしない白く霞む空からゆらりと現れる

このジャンボ…熊本では、これがラストフライトになる




ジャンボといえば…
昔、20分ほどフライトを止めたエピソードがある(笑)
いまあらためて思い出すと笑いが止まらなくなる…




消防車出動! 事故?
…と思いきや…




とても素敵なお出迎え…
おかえりジャンボ!











着陸と同時にタイヤからもの凄い白煙






強烈なゴムの焼ける臭い
他の飛行機ではありえない…





この大きなフラップとスポイラーはジャンボならでは





























流石の風格!



信号機ぽい(笑)




大きさ比較(笑)






尾翼比較
左→ジャンボ 右→B787





















今まで…





ありがとう…






ありがとう…





sa・yo・na・ra…






【おまけ】
ジャンボ以外の魅力的な機体達




















































大きさ比較(笑)















































霞(PM2.5?)もなくなって青空に…
機体の色まで違って見える(笑)

















今回最もいいなあと思った機体がこのB787




























実は、今回の目玉となったジャンボのタッチ&ゴー
最後のゴーは敢えて撮影しなかった
そのかわりにスローモーションの如くその姿をしっかりと目に焼きつけた

  まだ自分は未熟者、撮影しながらだと
本当に良い部分を見失ってしまうと直感的に感じたから…

でもあの風格あるゆっくりとしたランデイング…
ふわりと飛び立つ姿の美しさ…
きっと忘れないと思った























しかし、偶然とは恐ろしいもの…これだけの人がいる中
1~2人入れてもらえそうな撮影ポイントをようやく発見し、
先客のカメラマンにご挨拶をしようとしたのだが…

その先客、なんと御興来海岸以来みん友になった
あの御仁だったのだ(笑)

びっくりするやら嬉しいやら…

撮影そっちのけで飛行機にまつわる
普段聞けないようなマニアックな話をしてくれて
アッという間に過ぎていく時間…

また今日も楽しかったなあ…(笑)


Posted at 2014/03/21 09:28:54 | コメント(5) | トラックバック(0) | 空港 | 日記
2014年03月14日 イイね!

風流島 ~伊勢物語~

風流島 ~伊勢物語~※よかったら再生スタートしてみてください…

みんカラに登録して初めて投稿したのはスマホで撮った住吉灯台。
ここは免許取立だった学生の頃、よく訪れた思い出の地でもある。



灯台のある展望所から最初に目に飛び込んでくるのが風流島
1度見たら忘れない情緒を感じる島

古くは枕草子にも謳われていて「たはれ(taware)島」と呼ばれている。






たはれ島は、枕草子をはじめ伊勢物語、勅撰和歌集等々古典文学に数多く登場してくるが、一番楽しそうなのがこれ。
(原文を、わかりやすいように漢字変換しました。)

昔、男、筑紫まで行きたりけるに、「これは、色好むといふ好き者」と、簾の内なる人の言ひけるを、聞きて、
「染河を渡らむ人のいかでかは色になるてふことのなからむ」

女、返し、
「名にしおはば 仇にぞあるべきたはれ島 浪の濡れ衣着るといふなり」

昔、男ありけり~で有名な伊勢物語で謳われたものだ。






恋多きイケメンの中将(在原業平?)が、筑紫の国(現在の福岡)にやってきたときの話

設定としては、簾の向こう側のカントリーガールと、都会からやってきたプレイボーイとの恋の攻めぎあい凌ぎあいというところだが、勝手に口語訳すればさしずめこんな感じだろう(笑)






♀ 「あらっ?遊び人と噂の人だわ…」

♂ 「それは、酷い誤解です。ただこちらには染河という川があると思いますが、その名のとおり、染河を渡って来た人に色恋に染まらない人なんていませんよ。 (ニコリッ)」

♀ 「じゃあ、たはれ島(戯れ島)は、その名のとおり浮気者なの?そんなの違うわ、濡れ衣よ。だから、あなたは、染河なんて関係なく、もともと、遊び人なのよ。(地名のせいにするなんて嘘つきだわ、絶対に騙されないから…)」

♂ 苦笑(ガクリ…)

男女間の心情的なものは今も昔も変わらないなと微笑ましく思えるが…、最近は、情緒のかけらもないストレート過ぎる会話が多い中、たまにはお互いに地名を生かしたこんなお遊び的な会話ができたら楽しいだろうなと思わないでもない(笑)






夕方になり漁船が帰ってくる














仲のよさそうな父娘…
ちょっとだけうらやましい(笑)







たはれ島…現代の熊本では知る人ぞ知る的な存在だが、逆に当時都では有名だったらしい。

というのもここは当時の海上交通の要衝であり、都から国司等が使わされるときなどの目印になる島だったようだ。

ちなみにたはれ島が登場する枕草子の作者である清少納言の父親や伊勢物語の主人公と思われる在原業平の義父、従兄弟も肥後国司であり、少なくとも2人は、たはれ島の話を聞かされていたに違いない。













































































【おまけ】
昨年の正月に初めてデシイチを手にしてから1年以上が過ぎた
初心を忘れないためにも今また住吉を訪れてみたいと思った



住吉側から宇土御興来海岸側を眺めるとこんな感じになる。






御興来海岸のような1度見たら忘れないような特徴的な潮紋はない、オッ!というような絶景でもない、カメラマンが大挙して押し寄せることもまずないけれど、これで十分満足(笑)






以前のブログでも書いたが、もともとカメラが趣味とか命とかいう訳ではない。今だって、機材はマイナーな入門機だし、技術的なことも知らないことだらけ。






音楽を聴きながらのドライブが好きで、美しい風景が好きで、グルメが好きで、できれば温泉やその土地の歴史や独特のものに出会えれば最高だと思っている。

みんカラに登録してからは、全国の素晴らしいカメラマン達の写真を見て癒されている毎日(笑)






ただデジイチを手にしたことによってさらに世界が広がったと思う。

一方向からだけでなく可能な限り多くの方向から見るようになった。歩いて歩いて…そのため1箇所あたりの滞在時間はきっと3~4倍になっていると思う。

そしていろんなことを妄想するようになった(笑)
伝承・伝説、いろんなことに思いを馳せながらファインダーを覗くようになった。

すると…な~んか楽しい…(笑)






これから先もまずは楽しい時間を過ごそう!!!
そのためにも多くを求めず、感謝の気持ちを忘れないようにしよう!

「出会えたら最高、撮れればラッキー!!」(笑)




Posted at 2014/03/14 23:52:53 | コメント(8) | トラックバック(0) | 住吉 | 日記
2014年03月09日 イイね!

阿蘇水基巡り

阿蘇水基巡り



朝の凛とした空気の中…
阿蘇外輪山を望む








今日一日の始まり…





訪れた阿蘇神社周辺は、湧水の町
参道の土産物屋や飲食店では、湧水を「水基」とよんで
まちづくりに活用している






この辺りでは、いたるところに地下水が地表より
高くまで湧きあがる湧水(自噴水)がある

自噴水の高さは2mほどにも及び、
古くから生活用水や農業用水に利用されている






水基は、店によって趣向が凝らしてあり、
つい全ての店舗を巡ってしまうことに(笑)









この苔…
どのくらいの期間でここまで成長するのだろう?












WELCOMEの文字に導かれ、遅~い昼食をとることに…

お目当ては、名物赤牛の牛カツ丼(笑)




店内は、昭和レトロな感じ
懐かしい感覚…








秘伝のタレとワサビでいただく



















【おまけ】


帰りに立ち寄った内牧温泉街

阿蘇に春を告げる「阿蘇の火まつり」のひとつ
「大火文字焼き」が行われていたが、
見る場所によっては、二つの火がうまく重なり合って
「炎」の文字になるらしい




昨年見学のみ参加した野焼き
危険も伴い大変な作業
阿蘇の緑の大草原は、こうした地元の努力があって保たれている




山肌に見える火文字以外の炎は、このような野焼きによるもの





炎の赤が雲に反射して…
暫く時間を忘れてボーッとしていた






内牧温泉街の夜景



ドーン!!!
突然の花火、 びっくりしたあ(笑)




どう撮っていいか分からない(笑)



もう適当にレリーズするだけ(笑)















今日も楽しかったな~(笑)

Posted at 2014/03/09 10:08:50 | コメント(11) | トラックバック(0) | 阿蘇・久住 | 日記

プロフィール

「@夏子* おはようございます。
本格マクロならではの素晴らしいパステルイエローの世界ですね。
私の方は、今から九重夕駆けに行ってまいります。」
何シテル?   11/22 10:11
mado@です。自然や歴史に触れるのが好きです。 この車は、たくさんの思い出とこれからおきるワクワクをくれる相棒。 何時も一緒です。 あえてほぼノーマル車...
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