まだ夜明けには時間がある阿蘇の大地
霧雨の草千里を一人歩く
ふと気配を感じ立ち止まるとそいつはそこにいた
この時間帯の草千里の主…
緊張感の中、暫く見つめ合う
そいつは天に向かって一声嘶くと鮮やかに身を翻し一気に走り去る
そしてそれが合図かのようにそいつに統率された馬達がドドッと僕の前を後ろを駆け抜けていく
そのあまりの迫力に暫くその場に立ち竦む…
昼間なら近寄っても全く問題ないのだが、この時間帯は事情が違う
そいつの防空識別圏を侵犯してしまったのは明らかに僕のほうだ…
自分の軽率な行動に少し後悔に似た思いに包まれる…
霧雨の草千里
きっとお客さんは来ない…
いつもは多くの観光客を背に働いている馬達に
たまにはこんな休日があってもいい…
【おまけ】
撃沈のため、蔵出しです(笑)
こいつが草千里の主!
こいつに不用意に近寄ると威嚇される(笑)
阿蘇の夜明け…
何度見ても飽きない…
こちらの雨池は、いつも撮影している雨池とは違う場所のもので、最近はほとんど水が無い状態が続いていた…
こんなに満々と水を湛えた状態を見るのはここ最近なかったのだが、地元の方の話によると、水が無いのは地表の温度が上昇しているから…
ズバリ火山活動が活発しているからということで、爆発よりずっと前から指摘されていた
たまにはこんな草原でのんびり風を聞くのもいい…
野に咲くヒゴタイとともに…
皆さまお久しぶりです。
また、励ましのお言葉をいただいた皆さま本当にありがとうございます。
9月の終わりあたりから、ようやく仕事もひと段落ついて、暦のとおり休めるようになってきました。
気まぐれ不定期更新のブログではありますが、また、ぼちぼちとやっていきますので、お付き合いいただける気の長~い方、どうぞよろしくお願いします。
昨日もよく降ったな…
すっきりしない天気…でも…、いや、だからこそ ここに来てしまった(笑)
AM2:30の九重牧ノ戸峠、見上げる空には星が煌めいている…
明日は夕暮れまでここにいよう…
そしたら、きっとまだ見ぬ風景に出会えるかもしれない…
まるで根拠のないささやかな決意が自分でもなんだか可笑しい…(笑)
沓掛山(くつかけやま)までのコンクリート道、なるべく汗をかかないようにゆっくりと歩き出す
沓掛山から先行者のヘッドランプの明かりが三つほど垣間見える…
この時期、みんなどの山を目指しているのだろう…
そのうちの一つが星生山へ
しばらくして一つが天狗ヶ城へ向かう
残る一つは、中岳か稲星山か…
人それぞれいろいろあるのだろうが、僕自身この時期は、中岳を目指すことが多い…
理由は、朝日の昇る位置と何てったって九重連山最高峰ということもあってか撃沈率が一番低いこと(笑)
悲しいことに天狗ヶ城がガスの中ということは珍しくない(笑)
とはいえ、気象状況、雲の位置、自分の体力等、様々な要因で登山途中での予定変更はよくあることだ…(笑)
気がつけば星空は消え、いつのまにか辺りにはガス立ち込めている…
…実は結果的に今日も撃沈と紙一重となった…(笑)
九重にとっては、あたりまえの空…
でもその彩が僕にとってはあたりまえじゃない…
裏焼けの空…
幾線もの彩が空に伸びていく…
真っ赤に焼けることはなかったが…
それはまた次の楽しみに…(笑)
雲海の彼方に湯の町湯布院のシンボル由布岳が見える…
M型の山頂が特徴的…(笑)
裏焼けが美しい星生山のモルゲンロート…
こちらは三俣山のモルゲンロート…
朝日に染まる雲に疲れも一気に吹き飛んだ…(笑)
「madoさんですよね?」
山頂で先行者の一人から声をかけられた…
彼とは雪の九重に訪れた時に避難小屋で出会って以来の再会…
嬉しいことに何やら僕のブルーボディーのカメラを覚えていてくれていたらしい(笑)
むさ苦しい山男のイメージを覆す爽やかイケメンの彼…
これから下山して由布岳にアタックするそう(笑)
雲海に飲み込まれていた稲星山が姿を現す…
一人の登山は気ままで楽しいが、やはりポイントポイントではこのような出会いがあってまるで独りのような気がしない…(笑)
星生崎…
個人的にとても気になる存在
稜線に朝日が入ってさらに存在感を増す…(笑)
こちらも常連さん 九重オールスターズのお一人…(笑)
そして僕は、何処までも続く雲海に心を奪われ短い溜め息をつく…
避難小屋前にある御池…
梅雨だけあって、いつもより水量が多い
遭難者慰霊碑…
登山道の一つ長者原ルートにはこんな水の風景も…
長者原…タデ湿原での一枚…
歩き疲れ草原に大の字に寝そべるとトンボが遊びにやってきた(笑)
こちらは男池ルートにある水の風景…
まるで猫バスだね…(笑)
こちらは夜明け前の雲海の風景…
打ち付ける雲の波…
本当に海に見えてしまう…(笑)
毎度のことだが、撃沈と紙一重…(笑)
黎明の時…
これから起きる何かを感じて一番ワクワクする時間…(笑)
星生山からの夕景
いきなりのブロッケン…(笑)
どこまでも湧き上がるガス雲に…
風が見えたような気がした…
振り向けば今 落陽の刻…
ささやかな決意…
今日は夕暮れまで…(笑)
ある意味、山歩きは人生の縮図なのかもしれない…
たとえ歩きはじめるときは一人でも、そこにはいくつもの出会いがあって、共に同じ道を歩くこともあれば、別の道を歩くこともある…
そして いつかまた出会って 肩を並べて同じ風景を見ることも…(笑)
今は別の道を歩いていたとしても…
例えば 素直にありがとうとごめんなさいが言えれば …きっと…
その時…
その場所で…
さあ…明日は何に出会えるのかな…(笑)
外は雨…
やはり こう雨が続くと気が滅入ってしまう…
でも同じ時間を過ごすなら楽しくいきたい(笑)
だからこそ雨上りの雲の切れ間から射すほんの少しの光…
そんな1シーンを見つけに今日もワクワク探し…(笑)
久しぶりに見る阿蘇の夜明け…
大雨が降った後、風のない日に訪れた
雲海の中に
一頭の馬を見つけた…
壊れかけの荷馬車と星条旗…
【おまけ】
梅雨の晴れ間に訪れた阿蘇・菊池渓谷等での一コマをどうぞ…(笑)
菊池渓谷へ向かう途中で偶然出会った風景です…(笑)
若木が陽光に輝いているように見えました
雨上がりの午後、空気が澄みきっていました…
いつもの菊池渓谷です
今年の緑はどうかな…(笑)
実験的に超広角レンズで接写してみました…
当然なかなかボケない…(笑)
暗闇の中にあっても…
ほんの少しの光があれば…きっと…
その時…
その場所で…
さあ明日は何に出会えるのかな…(笑)
こちらは星生崎下にある避難小屋…
さてと今日の朝食は…(笑)
星生崎下から
この雪の林を通りぬけ下山する…
せっかく持ってきたアミノバリューなのだが…
今朝は立派に凍っている(笑)…
真夜中に一人の山行は楽しい…(笑)
一人が気楽なのです
いつもは大勢の人と関わって生きているし、だからこそ自分にとって自然との1対1の時間は大切だと思っています
それにポイントポイントでいろんな出会いがあって一緒に途中まで登ったり、励ましあったり、情報を交換したり…
一人だけど独りではないのですよ(笑)
人も風景も出会いって大切だなあと…そう思います…
最近、また仕事で追い込まれております…(笑)
何よりご交流いただいている皆さんに真面なコメントができず本当に申し訳ありません…
ただ…きっと今は仕事を頑張るときなのでしょう…(笑)
でもワクワク探しは、しっかり頑張りますよ(笑)
さあ、これからの季節…
あなたも自分なりのコバルトブルーの空を探しにいきませんか!
その時…
その場所で…
さあ…明日は何に出会えるのかな…
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