DellPieroのブログ一覧

　まずは、タイトル写真、最近出たポルシェ911 GT3とSARD製のエアロを纏ったMR-Sの比較写真です。

　一応書いておくと、SARD製のエアロの方が先に出て、ポルシェ911 GT3が後です。SARD製のエアロ、最初見た時はハナが長すぎて今ひとつピンと来ませんでしたが、機能を考えると納得です。似てくるのも、ある意味必然です。

　ただ、SARD製のエアロ、ハナがあれだけ長くても、クラブマンのストレートだと、まだフロントの接地感薄いみたいですね。どうもウチのと同じSARD製のエアロ纏った元ハーフウェイのデモカーのMR-Sが十勝走っていて、そんな感想をいっていました。

　話を戻すと、フロントにMR-Sのエンブレムを付けたら、グッと引き締まってまとまりを感じるようになりました。タイトル写真、右下のSARD製のデモカーだと、あまり感じないのですが、マイカーだと、エンブレムなしでは、まるで人間の鼻がないようでのっぺりした印象でした(あくまで個人的な感想・印象です)。

　因みに、このエンブレムと似たようなものを一瞬、韓国空軍が採用したというニュースが最近ありました。


　それでタイトルの件ですが、SARD製のウイングを所有しているものの、ちょっと普段乗りには目立ちすぎるので、もっと地味なスカイライン・クーペのものを流用することにしました。。実際に付けて見たのが、次の写真です。


　自分としては、これで大分シックリくるようになりました。実は、MR-Sを購入した当初、すぐにダムド製エアロに換えることを考えていましたが、上で述べたような事情から、しばらくはこれで行きます。

　四月に新千歳モーターランドでMR-Sを走らせて以来、すっかりスポーツ走行から遠ざかっていました。ざっくり振り返ってみると、

五月は、いわゆる五月病的な疲れが出てきて、
六月は、緊急事態宣言でステイホーム、
七月は、猛暑で夏バテ、
八月は、ワクチン接種でグッタリ(肩が痛くて眠れず)、

といった具合で、あっという間に時が流れていった感じです。

　さて、9/11の0541ミーティング参加(サーキット走行)にあたって、MR-Sにロールケージを入れ、ジムカーナ用にオーバホールした車高調を入れました。そして、リア･ブレーキパッドも､ジムカーナ用(プロジェクトμ)から元々付いていた、HALFWAYさんのSR800に戻し、４点式ベルトを、アウディから移植しました。これでやっと、サーキット走行も可能です。

　慣らし運転で､石狩方面を走らせてみると、良いじゃないですか!

　なんでもっと早くこの仕様にしなかったんだろう! という感じです。

　さて、準備万端整ったかに見えたのですが、9/11当日、帯広スピードウエイに着いてみると、天気予報と違って、霧雨でした。

　準備を整えたはずが、実はリアタイヤが終わりかけていて、ウエットでは､信じられないほどグリップしません! 一週目の走行、最終コーナー、ウォームアップで、すごいゆっくり走っているつもりが、あっけなくスピンしました。

　もともとタイヤが良い状態の時でさえ、ウエットの時は、わがMR-S、挙動が急変し、全くコントロールできないことが昨年もあったので、残念ながら、せっかくのサーキット走行ですが、交差点で一時停止して安全確認終わってからスタートというイメージ(あくまで「イメージ」で本当に一時停止した分けではありませんが)で90度コーナーを曲がっていきました。

　そんな時、頭の中では、「黒猫のタンゴ」が鳴ります。

黒猫のタンゴ、黒猫のタンゴ、黒猫のタンゴ、猫の目のように気まぐれよ、ララララララ、ラーラ♫

　「一時停止」走行で何とか無事に三枠を走り、今年は､二回ワクチン接種が終わって記念も含めて、宿泊もしました。多くの方と久しぶりにお話ができたのは、何よりの収穫です。内容については、ここでは書けませんが(^^;)。

　翌日は宿泊地から南下して、海外線を伝ってドライブしました。中でも襟裳岬へと続く黄金道路は、日曜日なのになぜかとても空いていて、気分良く走ることができました。

　村上春樹のエッセイに、どんなにしょぼくれた生活を送っていても､オープンカーで美しい海岸線を走っていれば､その人の人生は輝くみたいなことを書いたものがあります(「自由で孤独で､実用的でない」『村上ラジオ2』所収)

　黄金道路を走っていると、まさにそんな気分になります。オススメです。

　話がそれましたが、スタッフの皆様､参加者の皆様、お疲れ様でした。

　ごく簡単に、MR-Sに関する、この一年をまとめてみます。

　今年は、MR-Sが、ジムカーナを舞台に走れるのか否か、を試した年でした。言い換えれば、サイドターンがそれなりにできるのか否かを試した、とほとんど同義になるかもしれません。

　結局、昨年秋に中古でたまたま通勤途中で見つけた、VTEC搭載車を、(タイヤ以外)ほとんど買ったときの状態で乗りました。

　タイヤ以外でいじったのは、サイドブレーキのレバーをドリフト用に替えてみたり、ABSを解除してみただけです。

　しかし、それだけなのに、本当に(シーズンが始まってから)悪戦苦闘した一年でした。

　結果、色々工夫すればハイグリップタイヤ履いても何とかかんとかサイドターンできる仕様になりそうなので、来年は、もうちょっとジムカーナやってみたいですね。

　MR-S、メインフィールドをどこにして走るか、やはり迷うところです。

　昨年末は一時期、ジムカーナではなく、ミニ・サーキットをメインにすることを考えましたが、専門家に話を聞くと、当然のことながら、そう甘いものではなく、今年一年まずはいろいろと試してみることにしました。

　それで、四月にジムカーナの毎年出ているジムキタのビギナー向けレッスンに出ようとしたところ、新型コロナの影響で、それが練習会に変更。R1R(F=205/50r15、R=225/45r16)で走ったところ、全くサイドターンができません(T-T)。

　これは、やはりジムカーナは無理なのかな、と感じました。

　六月に、上の中心になったレッスンが開かれ、その時は前後ぼろいエコタイヤ(F=185/55r15、R=205/50r15)で走りましたが、そうすると、アンダー、オーバー、ある程度意図通りの動きができて、サイド(調整したところ)も効きます。

　少し光明が差してきた感じがしました。

　そして八月、MR-Sとしては、初めての大会形式となる、チャレンジ・ザ・バトルアタック withジムキタ Rd.2に参加。サイドターン使わない非常にシンプルなコースです。現実的には(こんな状況下ですし)内地のミニ・サーキット行けませんので、とてもありがたいです。タイヤは、今年の本番用、R1R(F=205/50r15、R=225/45r16)。

　思ったよりも、無差別級(=現役バリバリの人向けクラス)以外のミドル級でも速い人がいてビックリしましたが、何とかクラス3位で、それなりの感触を掴みました。サイドターン使わないコースであれば、MR-Sでも、まあまあイケそうです。

　そして、サイドブレーキの調整法や、ABS解除の方式を知り、十月のチャレンジ・ザ・バトルアタック withジムキタ Rd.3に参加。

　フロント下にクスコの補強パーツ入れて剛性が上がり前回よりは0.2秒ぐらい速いだろ位の気持ちで臨みました。

　しかし、和気藹々と完熟歩行を終えた後には、予定外の雨が降り始め、いよいよ本降りになってきました。ABS解除したままだったので、カプラー戻すかどうか迷ったのですが、ココは折角の機会なので、ABS解除のまま(ブレーバランスだいぶ後ろ寄り)走ることに。

　1本目、おっかなびっくり何とか終了。当然、そんな良いタイムではないです。

　2本目、1本目の反省点を生かしつつ、それなりに改善。クラス2位という結果でした(実質3位)。

　まあ、初めての雨。初めてのABS解除スポーツ走行ということで、(FR勢にだいぶ負けたので満足しているわけではありませんが現実的には)そんなところでしょう。

　というわけで、４月のシェイクダウンからバトアタ Rd.3まで駆け足で振り返りましたが、方向性としてまだビミョーなところです。

　ただ、十勝のサーキットだと直角コーナーばかりで、どうも私には向かない気がするので、当面、シンプルなジムカーナのコースをミニ・サーキットに見立てて、そこをメインにするのが、現実的な気がします。

※写真は、waka7さんによるもの。ご提供、ありがとうございます。

VTECに換装した、長所、短所を感じます。しかし、あくまで個人的な嗜好ですが、よほど高いグレードのエリーゼを除けば、私にとっては「エリーゼ以上」です。