DellPieroのブログ一覧

　色々と前置き的な話が長くなりましたが、MR2に替わる今のクルマは、結局、Halfwayさんの手によるMR-S with VTECになりました。

　大げさなタイトルにしましたが、「束縛からの解放」とは、要するにオープンカーだったり、トヨタやホンダというメーカーの垣根を越えたクルマという意味合いを込めています。

　残念なのは、某専門家によると、「ジムカーナには向かない」とのことで、いわゆる「勝てる車」の「束縛」からも外れてしまったことです。

　「理想の具現化」というのは、「MR-Sにもっとパワーのあるエンジン積んでいたらなぁ」という多くの人が描く妄想の現実化という意味と、あとデザイン的に、外装パーツが豊富で、ポルシェ以外のヨーロッパ車的な、好みの外装にできるということです。

　たとえば、換装できるものではありませんが、タイトル写真でも用いているモデリスタが作ったカセルタなんかも私は好きです。あと、これも換装できるモノではありませんが、VM180ザガートなんていうのもありましたね。

　元々、60を過ぎたら、クルマに目覚めるきっかけとなったフィアット・バルケッタに近い感じのオープンカーにもう一度帰ろうかな、と思っていたのですが、諸事情あって、意外と早くオープンカーに復帰してしまいました。

　因みに、みんカラでは愛車紹介のニックネームを書く欄がありますが、我が家の福猫・小春ちゃんにちなんだ「黒猫号」、ホンダのS600(800?)を童夢の林さんが改造したカラスにちなんで「カラス号」、前に書いたたけしのポルシェ979Kコマネチ・バージョンにちなんで、「979K子真似バージョン」などが、私の中の愛称です(^^;)。

　ココでも何回か書いているかもしれませんが、どうも、私は最近のクルマに興味が薄いようです。確かに、20世紀開発のクルマより、

・安全
・環境
・性能(ジムカーナや峠道のような場面は除く)

といった面で、21世紀のクルマの方が、相対的に優れているのはわかるのですが、いかんせん、イマイチ古いクルマほどの愛着が沸いてきません。

　一つの理由はデザインでしょうか?

　私は、おぎやはぎ(の小木)と同じく丸めのヘッドライトが好きなのですが、ミニや500のような過去のクルマをリバイバルさせたもの以外、どうも最近のクルマ、顔がイマイチのような気が…

　あくまで個人的好みですが、ヘッドライトの形状、順位を付けると、

丸目　＞　普通の目(丸目ベースの四角等)　＞　アーモンドアイ　＞　細目　＞　どこに目があるのかわからないタイプ

なのですが、どうも最近のクルマ、女性向けの可愛らしいクルマ以外、ヘンな顔が多いですよね?

　こんなこと考えるのは、私がもうオジさんだからなのかと考えていたら、どうも「最近の若者たちも、古いクルマが好きだ」ということをテリー伊藤が、「深層NEWS--国産車の栄光とミライ　伝説の車…近野が“あの車”試乗　…未来は？」という番組で言っていました。

　テリー伊藤と国沢光宏曰く、今の35才位が「クルマ=悪者」的な教育を受けた世代で、若者たちは(買うかどうかはともかく)クルマ自体は好きだ、とのこと。

　テリー伊藤の言っていることがどの程度正しいかわかりませんが、確かに今年の東京モーターショーなどでも、若者の入場者比率が高かったようですね。

　あと、マツダのデザイナーも、しみじみ「昔のクルマの方が格好良い」みたいなことを語っていたなぁ。

　逆に、今の目が細い、ゴテゴテしたガンダム風の車、本当に多くの人が望んでいるのでしょうか?