ものすごく遅くなってしまいましたが・・・
一応、今年最初のブログですので・・・
あけましておめでとうございます(^^;)
年末年始は13連勤でしたw
そして、もうすっかり落ち着いていますが、映画を見に行ってきました(^^)
観たのは・・・そう、1月10日に公開されたばかりの、
「フォードVSフェラーリ」
ここがみんカラであるが故、観た方も多いのでは・・・
まずは公式サイトに載っているストーリーから
↓↓↓↓↓
映画を観る前に予告編を観た段階では、誰もが勝てっこないと思われていたフェラーリに不屈の精神で挑んだ男たちが勝利をもぎ取ってスカッとするようなお話を想像していたのですが・・・
実際はそうではありませんでした(^^;)
むしろ、かなりモヤモヤしました。
ちなみに、ル・マンでのフェラーリとフォードの歴史に対する前知識ゼロでこの映画を観ましたw
この観終わった後の、「報われなさ感」。
以降は、ネタバレを含みますので、これからこの映画を観るご予定のある方は絶対に読まないでください。
というかそれ以前に史実というモノがありますので、この映画もそれに則って描いている以上、ネタバレと言っていいのかもわかりませんが・・・
まず、タイトルは「フォードVSフェラーリ」ですが、フェラーリ側がほとんど描かれていないんですよ。
フェラーリ買収に失敗し、復讐を誓ったフォード2世がル・マン24時間でフェラーリを倒す計画を立て、元レーサーで今はカーデザイナーのキャロル・シェルビーとイギリス出身の天才ドライバー、ケン・マイルズの二人がレースカーの開発に奔走し、次々と難題をクリアし・・・
となるのですが、レオ・ビーブなどのフォード重役達がケン・マイルズをレーサーから外そうとしたり、いろいろ邪魔してきて、これはもうフォード内の内輪揉めであってフォードVSフォードだなと(^^;)
メインの登場人物はフォード側の人間ばかりで、例えばシェルビーがレーサーだった時代にフェラーリ側にライバルのようなレーサーだったりエンジニアだったりする人物がいて、彼等がフェラーリに対抗しようとしている時に「させるか」と新しいマシンを開発したりするシーンがあればもっと違ったのかなあ、なんて・・・
しかし、ル・マンに出場するまでフェラーリは全く登場せず・・・
ずっとフォード内部の争い事を描いてきて最後の戦いの相手がたまたまフェラーリだった感がすごくて、観ている側も「とうとうフェラーリを倒す時がきたぞ!」っていう気持ちになれない(^^;)
どっちかっていうと、ケン・マイルズがレーサーとして出場する事をよく思っていなかったフォードの連中に対して、彼が優勝ドライバーとなる事で、見返すチャンスだ、的な気分になるのですが・・・
ここが、この映画の一番モヤモヤするところ・・・
フェラーリが全車故障で敗退が決定し、フォードの1,2,3位独占が決定的になった時、トップを独走していたケン・マイルズにペースダウンして、フォード3台横並びでゴールラインを割れと指示するフォードの重役。悩んだもののその通りにしたケン。
しかしながらいざゴールしてみると優勝はケンではなく、フォード別チームで並んでゴールしたマクラーレンのものだった・・・
理由は「ゴールが同着ならレーススタート時に後方にいたマクラーレンの方が速いという事である」と・・・
もしかしてレースの規定で最初から決まっていた事かもしれないのだがフランス語で書かれた規定書をケンもシェルビーも読んでいなかった。
また、ケンをよく思わないフォードの重役達がこれを知っていて3台同時ゴールインを提言し、ケンをはめた可能性もある。
フォードGT40を開発したのはケンとシェルビーなのに、同じクルマの別ドライバーに優勝を持っていかれるこの・・・
報われなさ感(^^;)
そして、これに懲りずにまた1年後のル・マンに勝つ事を目指して、フォードGT40の後継車の開発に取り組む二人だったのだが・・・
そのル・マンからわずか2ヵ月後、テスト走行中のブレーキトラブルでフォードGT40はクラッシュ、ケン・マイルズは帰らぬ人となってしまう・・・
って(^^;)
いやいや、報われなさ過ぎでしょ(^^;)
なので、個人的には観終わった後にすごくションボリしてしまったし、史実を元にしているとはいえ残酷すぎる現実にテンション下がりました(^^;)
なので、この映画でシェルビーもだけど何よりケン・マイルズという天才ドライバーが世の中の少しでも多くの人に知ってもらえる事を個人的には祈っています。
Posted at 2020/01/17 22:40:57 | |
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