8月21日の水曜日、県民の日・「清水港見学会」に参加して来ました。
21日の県民の日は「浜松県」と「静岡県」それに「足柄県」が合併して出来た 静岡県の誕生日なのだそうです。
「清水港見学会」は年に一度 「県民の日」に静岡県港湾管理局が主催して行われていて、午前・午後各一回、20名ほどづつの募集でした。
HPからの応募でしたが、今年の倍率はおよそ2倍だったそうです。
集合時間の少し前に会場の清水マリンビルの7階展望ホールにやって来ました。
受付をすると パンフレットなどが入ったトートバック風の袋をいただきました。
中には、ボールペンやタオル、ウエットティッシュ等の他に
マンホールカードやダムカードに似た「静岡どぼカード」が入っています。
引率してくれたのは 上品な大人の女性で数人の若いお姉さんもいらっしゃいました。静岡県の清水港管理局にも沢山の女性が勤務しているんですね。
簡単に今日のスケージュールの説明のあと 清水港の概要を教えていただいて、最初の見学は同じビルの4階にある「津波防災ステーション」の見学です。
ここでは男性の職員の方の説明がありました。
監視カメラで監視していて 津波などが来た場合 港内に何箇所かある「陸こう」の開閉を行うそうです。
震度5以上ある地震の場合には自動的に閉まりますとの説明が有りました。
実際に地上に降りて動作を見せてもらいました。
スピーカーから「陸こう」が閉じます、と注意喚起の放送があって
比較的ゆっくりですが
閉じました。その後下側の隙間を無くす為に 下にさがります。
みんなしゃがんで覗き込んでいますね。
10年ほど前、当時の規格で作ったので現在のものと比べると高さが低いみたいです。
つづいて、本日のメインイベント 清水港管理局 港内巡視艇「ひので」に乗り込んで50分ほどの海上視察です。
ライフジャケットを着用して
出発です。
右舷側に停泊している国交省清水港湾管理事務所 監督測量船「まさき」の横をすり抜けて
名古屋税関清水支署が見えます。
何年か前に、ここの改修工事であの窓の内側の部屋で何度も打ち合わせをしました。
タグボートの「やまと」、2018年に横浜から移動してきたとのこと。
もっとも我々が「やまと」と言うと
これですね。もっとも写真の船は「武蔵」とのことです。
※写真は大和ミュージアムのHPからお借りしました。
本日の見学ルートです。
①を出て反時計方向にぐるっと廻ります。
出発して直ぐ目の前に東海大学海洋学部の練習船「望星丸」が入港して来たので一時停止して
やり過ごしてから後ろに廻って
追い抜きます。
「望星丸」は接岸の準備をしていますね。
残念ながら雲っていますが海の上は気持ちがいいです。
静岡県の船なので 静岡県の金魚みたいな形の旗です。
右側に「福宝丸」が接岸しています。
宝の文字の下にバウスラスターが見えています。
総トン数 499トン 2010年の建造
ネットに進水式の「福宝丸」の時の写真がありました。
⑦の位置に来ました。ブイが浮かんでいるのが見えます。
「望星丸」は接岸したみたいですね。
北海道漁業調整事務所の漁業取締船「海嶺」499トン。
平行して航行しているのは「HKL誠洋」498トン
バルバスバウが凄い。
三重県立水産高校の実習船「しろちどり」500トン
遠くに見える茶色い建物が集合場所だった「清水マリンビル」です。
手前の埠頭が先日護衛艦と掃海艦を見学した日の出埠頭です。
左先に見えるのは「清水真崎灯台」です。
多分、この緑の向こう側が三保の松原だと思います。
「三保造船」のクレーンが見えます。
⑬の外港防波堤に来ました。赤灯台が見えます。
左舷側奥に袖師埠頭にいる「ちきゅう」が見えて着ました。
これからぐるっと廻ってそちらに行きます。
興津のコンテナクレーンが見えてきました。
普通 コンテナクレーンは「赤白」で塗り分けられていますが 静岡県では県の色である青と白への塗り直しを進めているそうです。
宙吊りでガラス張りの操作室。
最近話題の隣国の船ですが、こちらは綺麗なんですが
こちらは錆びだらけでぼろぼろ。
遠くに見えてきたブルーの船体の船は超低温マグロ運搬船の「健太丸」5846トンと同じ東栄リーファーラインの「KURIKOMA」4177トンです。
この会社には「健太丸」の他にも「元太丸」とか「豪太丸」とか「翔太丸」と言った男の子みたいな名前の船があって面白いです。
こちらは船舶情報センター、清水港管理局の上品な大人の女性の説明では 飛行場の管制塔みたいな役割をする施設だそうです。
次に見えてきたのは冷蔵冷凍船(鮪)「ちとせ」6534トン
「千歳」
この二隻「いぶき」「ちくま」も「ちとせ」と同じ会社みたいです。
「伊吹」
「筑摩」
近くには冷凍冷蔵船「龍馬」もいます。
冷凍マグロの輸入が多いとの説明を受けましたが 納得です。
その他にも サッカーボール・バスケットボール・バレーボールや紅茶の輸入も多いとのことでした。
さて、いよいよ「ちきゅう」の近くに来ました。
近すぎて
全景を収められません。
独特のマスト(?)も
少し離れてから
iPhonにて撮影してみます。
RORO船「神明丸」
総トン数13,091トン 内航定期運航船で
トレーラー 150台・商品車 260台・ロールペーパー積載本数 2,300本積載可能だそうです。
後進で動き出して向きを変えてから
出航して行きました。
二十四號大盛丸、4,992トン。
地元 鈴与海運のコンテナ船「みわ」 749トン
エスパルス・ドリームプラザの近くまで戻って来ました。
エスパルスドリームフェリーの帆船「オーシャン・プリンセス」240トン、貸切クルーズや結婚式を行っています。
1974年にポーランドで建造され、地中海やエーゲ海、カリブ海を舞台に「地中海の貴婦人」として華やかな社交界で活躍しました。 カラヤンやエリザベス・テーラーなどの著名人も乗船したそうです。
こちらもエスパルスドリームフェリーの帆船「ドーン・トレッダー」132トン。
主として鈴与グループの社員研修に利用されているとのこと。
エスパルス・ドリームプラザ前のヨット・ハーバーです。
左側に水上バスの発着場がありますが ヨット・ハーバーの方までは来ないのでこちら側から見るのは初めてです。
ちょうどその水上バスが出発して行きました。
水産庁の漁業取締船「洸星」、地元三保造船所建造。
水産庁の漁業取締船は7隻ありますが、数が足りないので、傭船の形で編成を加えています。
戻って来ました。
「やまと」を見て
「みさき」と
巡視艇「ふじかぜ」の間に係船して見学会は終わりました。