今日は真面目な感想文（１）

　今日は　先日ブログでご紹介した　大阪府松原市文化会館で演劇「光りの扉を開けて」の公演日・・・。

　最近　生活環境が変化してきている私・・・この様な演劇公演も、そんな中　ちょっとしたキッカケで興味を持ち、気軽な気持ちで行く事にしておりました。
　事前に概要パンフを見て　これが「人権フォーラム２０１７」の一環で有る事は知っていましたが、無知な私は　この「人権フォーラム」自体を正しく把握して降りませんでした。

　本日は天気もあまり良くなかったですが、今にして思えば　この天気はこの公演を見た方達の涙だったのかも知れません。

　１３：３０分に前に現地前のコインパーキングに着いた私は、会館内に入り少し開場受付を待つ事に・・・天気も悪く　少し気温も低かった為、開場時間前に入場が開始され　席はフリー・・・。
　私は、舞台の高さと座席位置を確認しながら、何度かアチコチ座り直し　結局　観客席のど真ん中辺りに着席・・・開始時間を待ちながら、入場時に渡されたプログラムに目を通します。＾＾；
　開演が１４：００で終演が１６：３０と聞き、この時は「２時間半もあるの？」と思っていました・・・。

　プログラムは５部構成・・・。
　本当にお恥ずかしながら、私・・・この時点では　この場が何なのか？が解っておらず　演劇を観に来ただけでした・・・。

　司会は、府立松原高等学校の放送部員さんが担当・・・開会宣言やオープニングの歌等が終わり、プログラムによると府立松原高等学校のボランティアグループ「るるくめいと」によるプレゼンテーションとなっています。

　この「るるくめいと」とは・・・私が変に説明するよりも説明写真を添付しますね！


　私の驚き・感動・関心・反省等は　この「るるくめいと」によるプレゼンテーション（演劇）から始まります。

　その公演内容は、現実に向き合わず理想目線の大人では防げない彼女達の年代目線からの訴え・・・進行は　楽しく・解りやすく高校生らしい進行ですが、その一つ一つに芯があり、正しく物事を知り、考え、動く・・・偏見を持たず・・・と言う内容でした。
　私達の高校生時代では考えられない「性とＨＩＶ」と言う現実に、彼女達は真剣に取り組んでいる・・・。

　この日は小さなお子さんも会場に居られたので、一部内容をカットしての公演でしたが・・・。


　この「るるくめいと」に参加しようとする生徒さんが、親御さんに相談するとＮＧを出される事が多いと聞きました・・・。
　確かに、参加したい生徒さんが　言葉でこの「るるくめいと」の活動内容を親御さんに話すと　反対される親御さんが多いかも知れません・・・。

　が、この活動を・・・この公演を・・・実際　目にして反対出来るのか？　単に活動内容に含まれる「活字」に対する偏見があったのでは？と感じざるを得ない思いがしました。

　そういう私も、ＨＩＶ等に関し頭では解っては要るものの　この「るるくめいと」の皆さんの様に自分に混乱無く実対応出来るのか？と自問した時、間違いなく　頭と行動が別反応すると思います・・・本当に情けない限りです・・・。

　今、情報は世の中に溢れています。
　その情報の中には、誰かの思い込みや似非話等が発端の根拠の無い情報も含まれてます。

　根拠なき情報・・・それは人に間違った知識を与え、間違った行動を与える起点となります。

　それによって生まれる間違った人権侵害・・・彼女達の訴えは、正しい知識を持ち　間違った差別を無くそうと語り掛けている様に思えます。

　今回、彼女達ボランティアグループ「るるくめいと」によるプレゼンテーションを観て、話をちゃかす人も居るのでは？と思います。
　が、今の若者達が直面している防げない問題を、真面目に向き合って行く姿勢と行動に、私は大きな拍手と応援を送りたいと思います。