組立終了し、一通りテストも終了したALUNAR ENDER-3 Pro です。密林サイトで約2万5千円ほどで、フィラメントが1本付属するクーポン付です。
そもそも3Dプリンターとは何か?というところですが、簡単に言えば「盛る機械」です。私は機械科卒なのですが、当然20年以上前なんてこんな機械はありませんでした。正確に言えばあるにはありましたが、特許により世に出回る事は殆どなかったようです。
中華製ですので組付けると縦(Z軸のフレーム)の鉛直が出ていませんので紙をシム替わりで入れてますw
それが数年前に特許切れて瞬く間に世界に広まったのはやはり航空宇宙産業の賜物でしょう。それに仕組み自体はしごく簡単で、XYZ軸に樹脂を溶かすホットエンドやホットベッドがあるだけです、半導体のハンドリングマシンを嫌という程見てきた私にしてみれば「なんだ、こんな簡単なのか」という感じです。ただ、制御系に関しては無知に等しいですがw
初めてのテストプリント中。「3Dプリンター」なのでプリント中という表現ですが厳密に言えば「造形中」のほうが近いかと。イメージはソフトクリームを盛って行く感じです。
3Dプリンターと言っても意外に種類が多く、私が購入したものはFDMタイプ(樹脂を溶かして盛って行くタイプ)。他にもSTL(紫外線で硬化させていくタイプ)やSLS(粉末をレーザー焼結させていくタイプ)などがあります。最も安いタイプはFDMタイプです。
初めての出力。これは私が作ったデータではなく、フリーで配布されているテスト用データです。
格安機と言えども、しっかり組立(直角・鉛直を意識して組み立てる)すればこれほどの物が出来上がる事に感動してしまった。Z軸方向の積層痕が出ると聞いてたけど殆ど気にならないレベル。紙やすりで研磨すればかなりきれいになると思う。
これは仕方ないけどXY方向にノズルが走った痕がある。これはFDMタイプではどうしようも無いけど、爪を走らせてもそれほど引っかかる感じはしないです。XY軸モータの分解能を上げればもっときれいになるはずです。
衝撃的だったのがこの内部。ちゃんと螺旋階段が造形されてる!私が知ってる過去の工作機械たち(旋盤・フライス・ボール盤・研削盤・放電加工機など)では絶対に無理な造形です。僅か3万弱の機械でここまでできてしまうので業務用であればもっと凄いのでしょうね。データ作りに慣れてきたらSTL機も安くなってるので欲しいと思っています。
これも3Dプリンターならではの加工。外周部・5つの歯車・中心部の3つに分かれていますが、ちゃんと回りますwしかも意外とスムーズで、勿論外れません。造形中は「これ回るんか?w」というぐらいくっついて心配だったけど回った時はビックリでした。
しばらくはデータ作りの勉強(以前ちょっと紹介したFusion360で)しながら慣れていこうと思います。DIY好きな人も1台持ってても損はないですよ♪
Posted at 2019/01/15 20:13:02 | |
トラックバック(0) |
3Dプリンター | 趣味