2010年08月21日
記憶色v2.0
今月末に3年保障が切れる40Dを最後の点検に出しました.
40Dのシャッターボタンは半押しクリック、全押しクリックの2カ所のクリック・ポイントがあるのですが、まれに全押しでシャッターが切れないことがあって(これにはちょっと心当たりがあって)使い方が悪いと言われたら仕方がありませんが、とにかく三年保障期間内なので...
また、バッテリー交換で日付を忘れる症状も復活したのでそれも調べるようにお願いしました.
ごく最近に2回もボタン電池を替えたのだから電池容量の問題ではないはずです.
この機種、発売日に購入したからかも知れませんが、これで3度目の修理.
最近A○Dさんの「40Dが修理完了」というブログを読んで何となく親近感.
故障が多いのかなぁ.
みんカラお友達で同機種を使われているAさんのブログの写真、見た瞬間にわかるこの機種独特の表現.
表現というか雰囲気.
これはやはり「記憶色」という表現が良いと思います.
ビデオの画質と映画の画質の違いというとイメージしやすいかもしれません.
記憶を結晶化させたような記憶色写真と、
記憶を追体験させるようなリアルな写真.
そんな違いではないかと思います.
ところで、一眼のシャッターボタンには
1、半押しはクリック、全押しもクリック.
2、半押しはクリック、全押しはクリック感なし.
の2種類がある事に気がつきました.
キヤノンなら50Dが1、7Dが2です.
ニコンならD90は1、D300が2です.
値段が高いと2になるようです.
これはシャッターの仕組みが違うのではないか?
クリック感なしでシャッターが切れるのは無接触スイッチ(フォトスイッチみたいな)なのではないか?
耐久性を考えるとクリック感がある「接点」は強く(本当に強くだ)押すと故障するのではないか?
僕の40Dはパーツが悪くて壊れた訳ではないと思います.
シャッター「スイッチ」を押し壊したのかも知れないのです.
さて、大雑把にグラビア写真はキヤノン、報道写真はニコンというイメージがありますが、
何となく撮影テクニックを駆使するのはニコンが良く、
より感覚的に撮ってしまいたいならキヤノンが良いようなイメージがあります.
これはだいたい、言えているのではないかと思います.
(山登りが好きな人はペンタックスを愛用している事が多いのでは?)
ロード&スターの取材などもキヤノンが使われていましたね.
プロ用機で言えばニコンは必ず内蔵ストロボを備えていますが、
EOS1Dシリーズ、5Dなどは内蔵ストロボを持ちません.
これに関係してデジタルの画像処理について、
キヤノンはフォトショップでの画像調整後に印刷原稿として使う事を、
ニコンは無加工で新聞印刷に使いやすいコントラストが若干強い画像を、
それぞれ意識しているという話がありました.
本当か分かりませんが納得できる気もします.
おなじみのニコンのグリップの赤い印は「可愛いアクセント」ではなく、
「暗い所でとっさにカメラを出す時、グリップの位置を見やすくするため」
が理由という所からもその思想が垣間見えます.
ニコンはスペースシャトルの備品になったくらいに品質が良く、
(備品は船外作業用特別仕様も普通に購入した市販品もあり)
すばる天文台のレンズを作ったキヤノンはレンズが優秀、というイメージもあります.
白い望遠レンズは(実は)キャノンだけではありませんが、
白レンズと言うのはやはりキヤノンの望遠レンズの事でしょう.
レンズ脱着、ズーム、ピント、電子ダイヤルの回転方向までことごとく逆のキヤノンとニコンですが、
画造りを含めたそれらの違いは、つまり思想の違いなのです.
運動会や紅葉シーズンを控えた頃はカメラやレンズの新製品が出ます.
そういう気になる物が現れる前に元気になった40Dが帰って来てもらわねば.
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Posted at
2010/08/21 00:22:38
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