こんにちは、C-HR FANです。
この投稿は車のカスタムとはまったく無関係の話題提供ですが、新型コロナ肺炎について、最近とても注目している内容について、私なりにまとめた上で、みなさんにご紹介したいと思います。
欧米では新型コロナ肺炎の感染爆発とともに、その死亡率がとても高いのに対して、日本での死亡率が低いのが注目されていますね。
ジョン・ホプキンス病院の集計では本日では全世界で患者数が100万人を超え、死亡者数も5万人を超えています。
さて、イタリアでは患者さんの死亡率が今日現在で13,915/115,242=0.1207 (12%)となっています。
中国では3,199/82,432=0.0388 (3.8%)ですので死亡率がかなり違っています。
日本では62/2,495=0.0248 (2.5%) と更に死亡率が低くなっていますね。
[*クルーズ船をのぞく]
[総人口10万人あたりではイタリアでは12.4%、フランスでは2.04%、米国では0.32%、中国では0.02%、韓国では0.26%、に対して日本の死亡率は0.035%とも言われています]
このように、感染の発端となった中国に近く、また初期に中国から多くの入国者が訪れているにも関わらず、日本では感染爆発が起こらず、死亡数がとても少ない事はJAPAN PARADOXと呼ばれているようです。
日本人に感染者や死亡者が少ない事の要因として以下のような日本人の生活習慣の違いが関係しているのではないかと考えられてきました。
・挨拶の時にキス・ハグ、握手をしない
・マスクをする
・家では靴を脱ぐ
・トイレを済ました後は手を洗う
・その他
最近それらに加え、日本での死亡率の低さの要因として、BCG予防接種の効果ではないかと言われるようになってきました。
実は欧米などではBCGの予防接種がされていません。
以下は世界の国々でBCGの予防接種を行っているかどうかを色分けした地図です。
グループA(オレンジ)はBCGの予防接種が行われている地域、 グループB (紫)は以前はBCGの予防接種が行われていましたが、現在は中止または推奨されていない地域、そしてグループC(赤)はBCGの予防摂取を全くしていない国だという事です。
これから見ると
日本・中国はグループA:BCGの予防接種が行われている地域
ヨーロッパ諸国はグループB:以前はBCGの予防接種が行われていましたが、現在は中止または推奨されていない地域
イタリアや米国はグループC:BCGの予防摂取を全くしていない国
という事に大別する事ができます。
感染爆発と死亡者激増のイタリア・米国がBCG予防接種をしていない国で共通しているという事はとても興味深いですね。
またスペイン (死亡率10,348/112,065=0.092 (9.2%))の隣国であるポルトガルではBCG予防接種がされており、死亡率が209/9,394=0.022 (2.2%)と低いのも注目点です。
またBCGの種類も日本で用いられる日本株の他、ソ連株、ブラジル株、オランダ株などがあるようです。
でも日本でも死者が出ていますよね...😅😅😅。
実は日本でもBCG予防接種を受けてない年代があるそうです。
上記ブログによるとはんこ注射が始まったのが1967年で、乳児期に最初行われ、小学生・中学生で効果がない場合追加注射が行われた事を勘案すると、今の66歳までしかはんこ注射の効果が ないという事になるそうです。
実際、日本の新型コロナ肺炎と年齢についてはどうでしょうか?なかなかその情報は見つけるのが大変でしたが、以下のサイトが見つかりました。
4/2現在の時点の死亡者数は国内60人です。
年齢別の内訳は以下のとおりです。
これを見ると、死亡者(オレンジ)は70歳以上にしか見られません (60歳代にもいるかもしれませんが、判別不能です)。
また70歳代でみると、約10%の死亡率になるようです(70歳代で発症した場合10人に1人が死亡する)。さらに80歳代では20%ぐらいに死亡率が上がります。
また重傷者は40歳からみられますが、高齢になるほど多くなります。しかし70歳以下では重症者はみられるものの死亡していません。
そう言えば、先日亡くなられた志村けんさんも享年70歳でしたね。
BCGの効果は若年ほど効果が強いようなので、若年者は重症化せずに軽症で済むという話も納得できます。
オーストラリアでは医療従事者4000人を対象にBCGを摂取する群と摂取しない群に分け、効果をみる臨床試験が始まるようです。
現状ではBCG予防接種が新型コロナ肺炎に効果があるのかどうかは、はっきりとはわかりません。
ただし、今回の話は「70歳以上(あるいは67歳以上)の方はもし、新型コロナ肺炎に罹患した場合、死亡するリスクが他の年代より高い可能性がありますので、とくに注意をしていただきたい」という事です。
また、若年者は重症化しないため、気を付けなくても良いという事ではありません。「軽症ですむ(であろう)若年者が老人に感染させて老人を命の危険にさらすような軽率な行動はしてはいけません」という事も付け加えておきます。もちろん若年者が重症化しないと保証するものでもありません。確率論であって、若年者も重症化するリスクは常にあります。
もし、BCG予防接種が新型コロナ肺炎に対して効果があるのであれば、私達はこのとてつもなく恐ろしい感染症に対して大きなアドバンテージを持っている事になりますね。
potantさんの投稿「アベノマスク」もありましたが、安倍総理は「ガーゼマスクを全世帯に配布」など意味不明な事をするのではなく、「BCG予防接種(とくにはんこ型)を受けていない高齢者に、今すぐ予防接種をする事」の方が効果が期待できると思うのは私だけでしょうか?
だれか政府関係者は読んでないかな?
以上、新型コロナ肺炎について、「日本人の新型コロナ肺炎患者の死亡率が低いのはBCG予防接種が関連している?」でした。
みなさんの役に立つと思いますので、たまにはこのような話もお許し下さい_m( )m_。
(追記)このような投稿をした後に、ほぼ同じ趣旨の記事がYahooで出てました。
以下のスクリーンショットのようにYahooの配信が4/3 17:17で、私の投稿が13:45です。