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C-HR FANのブログ一覧

2018年04月30日 イイね!

C-HRへの前後カメラドラレコZDR-015の取り付け (2)

C-HRへの前後カメラドラレコZDR-015の取り付け (2)









こんにちは、C-HR FANです。
前回「C-HRへの前後カメラドラレコZDR-015の取り付け (1) 」に続く2回目です。

前回ではリアゲートから室内の天井下に配線を取り回しました。今回はそこから車内前方へと配線を取り回していきます。

天井パネルの中を、向かって左側(助手席側)へと配線を伝わせますが、左端まで来ると、筒状の構造物が見えます。これは折りたたまれたエアーバックです。

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車両の側面部を前方へと配線と取り回す場合に、ドアの上方ルートとドアの下方ルートの2ルートがありますが、どこを通せばいいでしょうか?

これはC-HRのエアーバックがどのように膨らむかを示した図です。

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前方・後部座席のガラスをおおうようにカーテン状のエアーバックが開く事がわかります。余談ですが、座席シートからもエアーバックが開くのですね。

これを見ればわかるように、ドアの上側を配線を通す事は、エアーバックが開く妨げになるおそれがあるので、避けるべきです。Aピラーの中のように、既存の配線がある場合は配線に沿わせる(巻き付ける)ように固定すれば良いかもしれませんが、車両側方部には既存の配線がありません。したがって、そこに配線を通すと、エアーバックと通した配線だけになります。このため、エアーバックが正常に作動しない恐れがありますので、ドア上方に配線を通すのはダメです。

ちなみに、天井部の中央に配線を通す事は可能ですが、天井パネルを外す必要があり、大がかりになるため、今回のような配線を通すルートとしてはおすすめしません。

という事で、車両前方へ配線を通すルートは、ドアの下方を通すルートを選択しました。

助手席後方のC-ピラーの内張りは、天井パネルとの境目からひっぱれば簡単にはずれます。内張りはクリップで固定されているだけです。

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緑のクリップが見えますね。内張りを外す際にクリップが車両側に残る場合があります。その場合は残ったクリップをクリップリムーバーで外して、内張り側にセットし直して下さい。

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緑のクリップを戻しました。

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リアシート横の内張りもウエザーストリップを剥がしてから外していきます。

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下の白いクリップで留まっているだけです。

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シートベルトは写真の矢印の所を通っていますので、外側を降りてくれば問題ありません。

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外側の部分に沿って、配線を足元まで下ろして下さい。気になるようであれば、太い配線に結束バンドで固定してもよいですが、ごちゃごちゃしていないのでそのまま下ろしても良いと思います。

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足元まで配線を下ろしてきたら、後部座席のスカッフプレートを外して、配線をBピラー(センターピラー)まで取り回します。

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B-ピラー(センターピラー)は上のクリップを外せば、大きく開きますので、下まで外す必要はありません。B-ピラー(センターピラー)の下を外すにはシートベルトの留め具を外す必要がありますが、そこまでしなくても作業はできます。

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B-ピラー内の黄色いコネクターはエアーバックに関連するものなので注意して下さい。

これは後方からみた写真です。

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これは前方からみたところです。とにかく、黄色いカプラーのようなものは要注意です。

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シートベルトに干渉しないように、矢印のあたりを渡るようにしました。

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B-ピラー(センターピラー)を通過して助手席横のスカッフプレートを通ります。

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ドラレコのリアカメラ配線はドラレコ本体に接続するため、助手席左下ジャンクションボックスの脇を通って、上に配線を渡していきます。

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エアコン吹き出し口横のパネルも内張り剥がしで外しておきます。

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その下のパネルも外しておいた方が配線を取り回しやすいですね。

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矢印のラインで配線通しなどを利用して配線をダッシュボードの方へと取り回していきます。ただしダッシュボードに配線を通すには、あらかじめAピラーを外しておく必要があります。

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Aピラーの外し方は以下のブログを参照して下さい。

【みん友限定】C-HR Aピラーの二通りの外し方 (I) 車体側コネクタを外す
【みん友限定】C-HR Aピラーの二通りの外し方 (II) ピラー側コネクタを外す


A-ピラーをはずせば、配線を上に通すスペースが現れますので、そこに配線を通して下さい。

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A-ピラー内の既存の配線に取り回した配線を沿わせます。

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最終的には結束バンドで綺麗に固定します。ただし、この時点ではリアカメラの配線を引き回しただけです。この後、ドラレコ本体からの配線を下に引き回す必要がありますので、結束バンドで固定するのは、ドラレコ本体からの配線と一緒に固定して下さい。手前にはエアバックは見えていますので、エアバックに干渉しないように注意して下さい。

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後は天井のパネルの端に配線を押し込めながらフロントガラスの前面に配線を取り回しました。

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ドラレコ本体をフロントガラスにセットして、本体からの電源コードをリアカメラが通ってきたルートを戻るように通して、助手席下〜センターコンソールに取り回しました。

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本体の電源コードはシガーソケットに挿入するようになっていたので、センターコンソールに設置している槌屋ヤックの電源ボックスに接続する事にしました。

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イグニッションをオンにして動作チェックをし、問題なく動作している事を確認しました。

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ボタンを押すとリアカメラに切り替わりますし、設定によっては、前後同時にモニター画面に出す事もできます。

電源については当初シガーソケットから取っていますので、ACC電源です。IGNをオフにすると電源が切れてしまいます。シガーソケットから電源を取らなくても、助手席下のヒューズボックスからACC電源を取り、アースを助手席左下のアースポイントから取れば問題なく動作します。

また、 【パーツレビュー】エーモン電源ソケット[オフタイマー付]1543で紹介したように、シガープラグ電源にオフタイマーをつければ、駐車監視を簡易的にさせる事もできます。

もっとも、ZDR-015には駐車監視をできるようにするハーネス(ZDROP-09)が別売されています。

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写真のように配線は3つになっていますが、赤をACC電源、黄色を常時電源、黒をアース線にそれぞれ接続すればOKです。駐車監視は電圧をモニターしながら、電圧が下がれば自動的にオフになるのでバッテリー上がりの心配はありません。駐車監視も連続撮影で最大12時間、タイムラプス撮影(1秒に1枚撮影)で最大20時間の撮影が可能となっています。

後日、こちらのハーネスを使って接続しなおしました。ワンタイム駐車監視モードというものがあり、普段は駐車監視していない設定にしていても、ワンタッチボタンをおせば、設定した時間、駐車監視モードに移行するモードがあります。私は普段は駐車監視をオフにして、ワンタッチボタンを押せば、1時間駐車監視できるように設定しています。

以上、C-HRへの前後カメラ付きドラレコZDR-015の取り付けでした。


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Posted at 2018/05/01 11:48:38 | コメント(1) | 日記
2018年04月30日 イイね!

C-HRへの前後カメラドラレコZDR-015の取り付け (1)

C-HRへの前後カメラドラレコZDR-015の取り付け (1)









こんにちは、C-HR FANです。
今回は、C-HRへの前後カメラドラレコZDR-015の取り付けをご紹介します。

最近、あおり運転による事故・事件のために、従来からあったドライブレコーダーに後方カメラを追加したり、前方・後方カメラがセットになったタイプのドラレコも発売されるようになりました。

今回取り付けたコムテックのZDR-015はとても人気商品で現在でも品薄が続いているものです。わたしもようやくこの商品を手に入れ、C-HRにも取り付けました。

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前方カメラについては簡単に、後方カメラの取り付けについて詳しく解説したいと思います。

後方カメラの取り付けです。

まずリアゲートを開きます。

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トランクルームのカバーをつり下げている左右の紐を取り外して下さい。

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次にリアゲートの内張りを剥がします。剥がすのは中央の内張りだけで良いです。

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このような感じになります。上の開口部から後方カメラの配線をリアゲート内に一旦取り込み、下に見えるジャバラの中を通して、室内の天井裏に配線を通していきます。

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天井裏に配線を通すために、天井のパネルを開く必要があります。パネルは開口部付近に3カ所クリップで固定されているので、内張り剥がしを用いて、中央と助手席側のクリップを2個外して下さい。運転席側は外さなくても作業できます(写真は車内から撮っています)。

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次にジャバラの上下のゴム接合部を引っ張って外します。

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上は外しやすいんですが、下の方がGI2コネクタみたいになってますね〜。ジャバラのゴムを戻すのは、下の白いコネクタを完全に外さないと難しい構造になってます。

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これはコネクタを外した後の写真ですが、上の円盤状の枠の下に、手前側に2つ、奥にも2つストッパーがついてます。ストッパーの上部分を押さえると、ストッパーの下部分が中に入り込む構造になっています。外す際には、手前側の二つのストッパーの上部分をクリップリムーバーや内張り剥がしなどで二つ一緒に押さえて、手前部分の勘合を外します(ここではクリップリムーバーを使用しています)。勘合が外れれば、コネクタを全体的に手前に引き出すと、奥のストッパーの勘合を外す事ができます。奥の勘合を手前のストッパーのように押さえるのは不可能ですので上記のようにして下さい。

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動画がこちら




ウエザーストリップをめくって、天井裏にアクセスします。

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先程外したコネクターの中央に配線を通して、この天井裏まで配線を取り回す事にします。

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今回は助手席側から配線を前方に取り回しますので、向かって左側へ配線を送っていきます。

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これで準備OKです。では実際にリアカメラの配線を通していきます。上の開口部から配線を入れて、ジャバラははまっていた穴を通して、配線を外に出します。

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ゴムのジャバラ内に配線を通すのが難関です。写真のように配線通しを通しておきます。

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今回取り付けたZDR-015の配線の先端はこのようにL字型のコネクタになっているので配線を通すのが難しかったです(すでに「H30年4月21日球屋リアシーケンシャルウインカーの不点灯に気が付いた件 」で報告しましたが、後でこれが悲劇を呼ぶ事になります)。

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カメラの配線がひっかからないようにテープでぐるぐる巻きにして固定しました。

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ジャバラの中をしゃくとり虫のように配線を進めてなんとか通す事ができました。

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みん友さんによると、この際に「パーツクリーナーなどを吹き付けておくと滑りがよくなる」という事です。

また、ジャバラを通す距離を短くするために、事前に上側の固定部のテープをむいて開いておくとよいです。

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今回はドラレコとは別にリアモニターを実験的に取り付けたかった事と、May Forceさんのアイデアを実行するための配線を追加で通しました。

こちらはリアモニターです。

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こちらはMay Forceさんのカスタマイズ用です。0.2sqの白黒ダブルコードを通しました。

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結局、ドラレコ、リアカメラ、May Forceさん用の3本(配線はダブルコードなので正確には4本)を通しました。

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それらを、天井のコネクタの中央の穴に入れて、天井下に取り回します。

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カメラの等の配線がリアゲートに多く残らないように(雑音の原因になる可能性があります)長さを調節した後、ゴムのジャバラを元に戻します(この操作は後でも構いません)。

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下のコネクタ部分のゴムをコネクタにかぶせるのは、コネクタを完全に外していないとかなり難しいです。全周をゴムでおおった後、コネクタをはめ込みます。

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パチンとはまりました。

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このゴムジャバラの下の部分ですが、太い輪っかの下にスカート状についているゴムの部分は、車両鋼板の穴の内部に元々入っていたんですよね。しかし、このスカート部分を穴の中に再度入れるのはとても難しいです。ただし、スカート部分が穴の中に入っていなくても、水が天井内に浸水してくることはないようです(この作業の後、大雨を何回も経験していますが、浸水する事はありませんでした)。スカート部分の再挿入の方法をご存じの方はブログに動画等でアップしていただくととても助かりますのでよろしくお願いします(その場合はリンクを張らせていただきます)。

長くなるので「C-HRへの前後カメラドラレコZDR-015の取り付け (2)」に続きます。

May Forceさんのカスタマイズはドラレコシリーズの後に投稿しますので、もうしばらくお待ち下さい。


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Posted at 2018/04/30 12:26:26 | コメント(0) | 日記
2018年04月28日 イイね!

ゴルフ練習場の駐車場でびびった件

ゴルフ練習場の駐車場でびびった件









こんにちは、 C-HR FANです。
先週の土曜日は滋賀で取り付けオフ会に急遽参加した事をご報告しました。

H30年4月21日新作フォグディライト「セクシービーム」取り付けオフ会で2回びびった件

そして、オフ会終盤にリアのシーケンシャルウインカーが点灯しない事に気付いてびびった事も報告しました。

H30年4月21日球屋リアシーケンシャルウインカーの不点灯に気が付いた件

翌日はゴルフだったんですよね〜(いつものようにスコアはぼろぼろ)。
前日修理が終わったのが遅くなってしまったので、翌朝ゴルフに行く前に練習場で練習した後、駐車場でシーケンシャルウインカーが正常に動作している様子を動画でとったりしてました。


そして、ふと、横をみると

・・・

・・・

・・・

げっ?

なんだこりゃ?

ことわっておきますが、田舎の普通のゴルフ練習場の駐車場です。

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く、く、口がついてる....。

なんだ、こりゃ?

スズキみたいだ...。

車種がわからなかったんで後ろに回ってみました。

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リアウイングとかついてるし...


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マフラーとかセンター出し(2本)だし...

こりゃ、やり手ですね〜。

車種は[TWIN]と書いてました。

帰宅後、ネットで検索すると、ありました〜。
「最近話題のスマイルバンパー、約30万円にてカスタムが可能」

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シェードと組み合わせると、完全にカーズの世界です。

このページによると

スズキ「ツイン」は、2003年から2005年まで販売された2ドアファストバックセダンと呼ばれるコンパクト軽自動車で、意外にも珍しい軽自動車初の4速ATハイブリッド車両(燃費は34.4km/L)。

そのコンパクト且つ実用性の高い個体は、大きな注目を得ていましたが、非常に高価(当時150万円程)で全く売れず2005年2月に廃止。また、一般車の方も販売不振が続いてしまったことから同年6月末を以って生産が終了し、9月末で販売終了となりました。


だそうです。


うーん、すごい、知らんかった〜。


遊びで画像だけでも作ってみました。

オフ会でこんなC-HRが現れたらびびるな〜。


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ゴールデンウィーク前の小ネタでした〜Σ( ̄ε ̄;|||・・・。






Posted at 2018/04/28 11:17:35 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2018年04月26日 イイね!

C-HR Aピラーの二通りの外し方 (II) ピラー側コネクタを外す

C-HR Aピラーの二通りの外し方 (II) ピラー側コネクタを外す









前回、「Aピラーを車体側コネクタから外す方法」を解説しましたが、その場合、特殊工具をもちいなければかなり難しいという事をお話ししました。そして、特殊工具がない場合にはピラー側コネクタを外す方法もあるという事をお話しました。

ただし、このピラー側コネクタの外す方法もコツが必要です。

というのも、このコネクタ、テザーコネクタというのですが、C-HRの場合、30系プリウスの時代と比べて進化しているというか、外しにくくなっているのです。

これは、30系プリウスのテザーコネクタです。

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図下は車体側に挿さっていると考えて下さい。上の突起がピラーに開口している長方形の枠に挿さっています。靴型(Y字型)の突起が、長方形の枠に垂直に挿さっていて、そのまま引っ張ると、突起が引っかかって抜けない構造になっています。

これはピラー側から見た図です。靴型(Y字型)の突起が長方形の開口部の中に垂直に挿入されているため、そのまま引っ張っても抜けない構造になっています。

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これを抜くには、突起部を含め、全体的に90°回す事によって、先端のY字型の部分を枠に平行になるようにしなければなりません。

Y字型の部分が枠に平行になれば、抵抗なく突起を抜く事が可能になります。


これは実際に30系プリウス(長男の車)で抜いていたところです。

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このように、ピラー側には山型の台座があり、台座に長方形の開口部が設けられていて、そこにテザーコネクタが挿入されています。テザーコネクタの先端部を90°回す事によって、引き抜くことができます。

30系プリウスの場合、この構造が1カ所しかありません。先端の構造も比較的シンプルな形なので、引き抜く事は比較的簡単でした。

それに対して、C-HRではこの構造が2カ所になっていて、さらにテザークリップの構造もより複雑になっています

これはC-HRのテザーコネクタがA-ピラーの枠に挿さっている所を写真にとったものです。

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手前側は車両に挿さっている部分です。枠の下側右に、突起が見えると思います。

テザーコネクタを引っ張った場合、山型の枠にセットされたクリップが外れますが、内側の突起部分との間に細長い部分があり、ピラーを開く事はできても、内側の突起がひかかってピラーが分離する事はありません。

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これは、事故などでエアーバックが開く場合に、Aピラーが完全に分離しなくてもエアーバックが広がるように設計されているためだと思います

C-HRのピラー内側の突起部分は、30系プリウスとは違って、突起が2重構造になっています。近位部と遠位部に二つの長方形の突起があり、遠位部の突起は近位部に対して直角になっています。

これを見ると、テザークリップが引っ張られた場合、近位部の突起はそのまま開口部を通り枠から外に出てきますが、遠位部の突起が枠にひっかかって抜けないという構造になっています。


別方向からみた写真です。

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そして、特徴的なのは、近位部の突起の下側(写真では突起の右側)の両サイドに羽状の突起がついている事です。

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これは、テザークリップを外側からひっぱりだそうとしている所です。

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30系プリウスの場合、テザーコネクタを外側に引っ張り出した状態で容易に90°回転させる事ができました。

しかし、C-HRの場合、この近位部突起の下についている羽状突起がじゃまになってそのままでは回転させる事ができなくなっているのです。

ではどうすれば、このテザーコネクタを引き抜くことができるようになるのでしょうか?

これはその状況をイラストにしたものです。

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クリップを抜くためにはまず近位部の半月状の突起を長方形の枠に沿ってまっすぐ引き抜いた後、下の四角柱の突起を長方形の枠に合わせるために全体的に90°回転させなければなりません 。

しかし、近位の半月状突起が抜けても突起の下についている羽がじゃまになって90°回転させる事ができません。


それでどうすればこの突起を90°回転できるようになるか、色々試してみたところ、図のように、全体的にコネクタを傾け、羽の片方だけを枠から引き出すようにすると、コネクタを回転させる事ができる事がわかりました。

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そうして、テザーコネクタを90°回転される事ができれば、遠位部の突起が、長方形の枠と平行になり、枠にひっかかる事なく引き出せるようになります。

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実際のピラーで行っているところです、この操作は素手でやるのはきついので工具を用いてください。工具といっても前回のような特殊工具は必要ありません。通常のラジオペンチで十分です。

まず、テザーコネクタをまっすぐひっぱって、近位部の突起を引き出します。

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その後、近位部の突起を傾けて、片側の羽を枠の外にでるように浮かせて下さい。

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片側の羽を浮かせた状態で突起の根元をしっかり把持してください。

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こうすればコネクタを回転させる事ができます。(右下)90°コネクタを回転させる事ができれば、抵抗なくコネクタを引き抜くことができるようになります。

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これは実際の車両でおこなっているところです。

最初はコネクタをまっすぐ引き抜き、近位部の長方形部分を引き出します。

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その後、近位部の突起を傾けて、片側の羽を浮かせるようにします。

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片側の羽を浮かせた状態で、近位部の突起の根元をラジオペンチで把持します。

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その状態でテザーコネクタを回転させていきます。

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近位部突起を傾けて、片側の羽を浮かせた状態でテザーコネクタを90°回転させていってください。

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90°回転したらゆっくり引き抜きます。

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ラジオペンチで把持している部分が近位部の突起です。

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下の遠位部の突起が引き出されてきたのが見えます。そのままゆっくり引き抜いて下さい。

完全に引き抜く事ができました。

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ピラーを戻す場合は、テザーコネクタを台座にセットしてから位置合わせをすると、簡単にコネクタをはめ込む事ができます。

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取り外しの状況は動画でもご確認下さい。




以上、「C-HR Aピラーの二通りの外し方 (II) ピラー側コネクタを外す」でした。この方法だと、特殊な工具がなくても、ラジオペンチなどの工具があれば誰でもAピラーを簡単に外す事が可能になります。

これからAピラーを外す必要があるDIYを行う予定がある方は参考にして下さい。


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2018年04月25日 イイね!

C-HR Aピラーの二通りの外し方 (I) 車体側コネクタを外す

C-HR Aピラーの二通りの外し方 (I) 車体側コネクタを外す











こんにちは、C-HR FANです。レーダー探知機やドライブレコーダー、車外モニターの設置、天井ルームランプへのアクセスなどの際にはAピラー (ピラー: Pillar 柱という意味で前方・センター・後方のピラーをそれぞれA・B・Cピラーと呼ぶのが一般的です)を外す必要があります。

C-HRの場合、Aピラーを外すのが比較的難しく、難渋される方もそこそこおられるので、今回はC-HRのAピラーの外し方をご紹介したいと思います。すでに何人もの方がAピラーの外し方について解説されていますので、そちらも参考にして下さい。

さて、C-HRでのAピラーの取り外し、大きく分けて2通りの方法があります。一つは (I) 車体側コネクタを外す方法で、もう一つは (II) ピラー側コネクタを外す方法です。

今回はまず(I)車体側コネクタを外す方法のポイントをご紹介したいと思います。

なお作業に当たってはすべて自己責任でお願いします。

さて、作業の実際ですが、ここからは運転席側で説明をします。

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最初にAピラーを取り外す場合、外側にAピラーをおおって押さえているゴム(ウェザーストリップ)を引っ張って外して下さい。ストリップは全周外すのではなく、必要なところだけ外してブラブラさせておいて下さい(全周外すと、戻すのが大変です)。

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ピラーの手前の境目をひっぱれば簡単に外れます。

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その後、ピラーを内側にひっぱれば、ピラー全体がはずれてきます。

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Aピラーを内側にひっぱると、青丸で示したように、2つのコネクタで車体に接続されているのが見えると思います。このコネクタは特殊なコネクタでテザーコネクタと呼ばれます。

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またピラー内にはエアーバックが収められていますので注意して下さい。なおAピラー内にはエアバックを作動させるセンサーはないですが、メンテナンスDVDではこの操作を行う場合にはバッテリーマイナスを外すように指示されています(私はセンサーがない事を確認した後、この操作に際しては基本バッテリーは外しません)。 



車内から見た様子です。上側のコネクタが見えると思います。

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拡大像です。運転席側では通常このように右斜め上(Aピラーに平行)にコネクタが収まっています。そして、矢印のように右下に小さい突起が出ているのが見えると思います。

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これはコネクタを外したところの写真です。コネクタの左右に小さい突起が2つ出ているのがわかります(緑矢印)。2つの突起の直下、青矢印のところに折り返しのストッパーがついています。

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このコネクタを外す場合は、この二つの小さい突起を同時に押さえる必要があります。その場合は写真のようなくわがたの頭のような工具(ここではメリーカップリングツールという工具を用いています)を用いると簡単です。写真は工具でつかんだだけの状態ですが、 


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突起を両方押さえると、その先端(穴にはまっている部分)の横についている突起(ストッパー)が内側に入って、先端部分が小さくなっているのがわかると思います。このような原理でこのコネクタを外していきます。

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これを通常のラジオペンチなどでやろうとすると写真のようになり、手前の角がじゃまになって、突起をうまく押さえる事ができません(不可能)。

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MKJPのメンテナンスDVDでは指と内張り剥がしで二つの突起を押さえていますが、かなり難しいです

したがってAピラーの車体側コネクタを外すには特殊工具がないと難しいという事になります。

私は写真のようなメリーカップリングツールという工具を用いています。

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この工具は先端がクワガタの頭のようになっており、Aピラーのような形状でも左右の突起をはさむ事ができます。このカップリングツールはこの他にも固いカプラーの爪を外したりするのに有用です。いろんな場面で使えますので、一つ持っておいても良いと思います。

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これはAピラーを少し外したところです。車体側のコネクタが見えます。コネクタは写真のように、長方形の長辺がAピラーに沿って収まっています。上下の長辺の部分に突起がひとつずつついています。この突起を同時に押さえながら引き抜かなければなりません。

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カップリングツールでこの突起を把持するためには、この方向では少し把持しにくいです。反時計回りに90°回転させると把持しやすくなります。

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カップリングツールでコネクタを把持して回してもいいですが、カップリングツールは突起を把持しなければいけませんので、ある程度回したら、左の人差し指でコネクタが回った状態をキープします。

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人差し指で回転したコネクタの状態をキープしながら、カップリングツールで二つの突起を把持して押さえるようにして下さい。

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突起を同時に押さえると、コネクタヘッドが小さくなり、ストッパーの勘合がゆるんで抜けやすくなります。

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そのままゆっくりと引き抜いて下さい。

この方法は、お示ししたような特殊工具があれば比較的簡単ですが、工具がなければかなり手こずると思っておいて下さい。

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動画も参考にして下さい。





特殊工具がない場合は、次回お示しする「(II)ピラー側コネクタを外す方法」が有効です。その場合ではラジオペンチなどがあれば簡単に外せますので、そちらも併せて御覧ください。

なお、AvestのメンテナンスDVDでは(II)の方法で取り外しています(がとても簡単に説明されていますので、私の場合は構造も含めてくわしく解説したいと思います)。


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Posted at 2018/04/28 07:19:54 | コメント(0) | 日記

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