ドアモール不具合とAMG C43

自分は洗車が苦にならないというかむしろ趣味に近い（笑）のでいろんな洗車道具をそろえて2週間～4週間に一回くらいはみっちり手洗い洗車しています。
1ヵ月程前、ほぼ洗車が終わって左ドアの拭き取りをしている時でした。助手席側ドア上端のメッキモール先端部をたまたま拭き作業で押さえた時に微妙にペコペコ音がすることに気付き、よく見ると先端部にほんの1㎜程度の浮きがあることを発見しました。


（下のメッキモール先端部、見た目だけではまったくわかりません）

モールの接着が剥がれているのか？と思いましたが、早速ディーラーで見てもらったところ、接着材は使用しておらずモール自体が元々わずかに反っていた事が原因の初期不良で、早速本国からモールを取り寄せるとの事。本当にわずかな浮きで洗車時にタオルで力をかけていなければ絶対に気付いていませんでした。自分で洗車するメリットの一つがこういう細かい車のチェックが定期的に出来る事なんですね。

そして先週末ようやく部品が届き、約1日のディーラー送り。代車はこちら




FL前のAMG C43 4MATICです、前回の時はE43でした。この程度の不具合ならむしろいろいろな車種の代車に乗れる事を考えるとまあよしとしましょう（笑）。


CLS450から乗り換えて走り出してまず感じたこと
・ステアフィールが何かねっとりしていてハンドルの戻りが悪い！
・乗り心地が硬い！！

コンフォートモードでも路面状態の悪いところではかなりダイレクトなガタンというあたりと揺さぶられ感があり、おまけにショックとともに内装からも結構ビビり音があったりととにかく第一印象は正直のところ最悪でした。相方のA180sportsの方が乗り心地が良く、例えがいいかどうかわかりませんが一昔前のホンダのスポーティーカーのような硬さ・・・

E43はここまで硬くなかったように記憶しているのですが、調べてみるとE43はエアサス、C43は電子制御ダンパー + 金属コイル、この違いなんでしょうか？とにかく43でこれならいったい63はどうなってしまうんだろう？と余計な心配してしまうような硬さに個人的には感じてしまいました。

ところが翌日ある程度硬さに慣れてしまうとエンジンの迫力、パワフルさ、速さの魅力が一気に目立ってきます。車重の違いなんでしょうか、E43ではマイルドに感じたパワーがC43では踏み込むと胸のすくような迫力のある加速感があり、前日とは真逆に43でこれなら63はもっと凄いのかと期待を抱いてしまいました（笑）。AMGの魅力はまさにそこなんでしょうね。

AMG系の車種にもよると思いますが（CクラスAMGが一番スパルタン？）、ただまあ個人的な趣向で言えば硬さの中にもう少ししなやかさを感じる味付けの方が好きですね。自分で試乗していないから確実な事は言えませんが、いろんなレビューから推測すると最近はドイツ御三家のライバル、AudiのSシリーズやBMWのMシリーズの方が乗り心地との両立志向が強いような印象があります。まあある意味その荒さがAMG系の魅力なんでしょうけど。

さて修理が終わり完全体（笑）になったCLS450に乗って走り出した瞬間、何だ？このしっとり感は！
何というしなやかな乗り心地！　とまるでSクラスに初めて乗った時のような感動がありました。今まで何度も述べているようにCLSのエアサスはSクラスなどと比べて若干硬めの印象だったのですが、直前に乗っていた車との相対評価で印象が違ってくることを正に体感した次第です。

今回の代車に2日間乗ってみて改めて思ったこと

・車は一回の試乗の印象で判断するとその車の本質を見逃すことがある
・試乗の印象は直前に乗っていた車の印象に引っ張られかなり変わり得る（無意識に相対評価してしまう）