ヘッドライトスチーマーを買いましたが、
調べれば調べるほど疑問が出てきます。
実際に使ってみないと解らない事も多いので
使ってみます。
そもそも、お客様の車のヘッドライトが凄い事になってるので
安く直らないかと思っていたのがきっかけで購入したわけだし、
ポリカーボネートの特性も解らないまま使うわけにもいかず、
購入前にネットで色々と調べてたわけですけどね。
良く作業するヘッドライト磨きというのは
表面の保護層が劣化しているヘッドライトを研磨する作業ですが、
今回のトヨタistのヘッドライトは内部まで濁ってるような状態。
なので、殻割りしての作業です。
殻割りも面倒な作業なので普通に工賃を請求したら
綺麗な中古ライトが買えそうですが、
今回はお客様の同意を得た上での実験なので
工賃はライト研磨代だけの破格値です。
ライトを殻割りして、裏表を耐水ペーパーで研ぎます。
#2000まで研いでも濁っているので、
ポリカーボネートが紫外線で白濁し始めてるんだと思い、
ダメもとでワイドハイターを溶いた液に3日ほど漬け込みました。
良く水洗いし、乾燥させたらいよいよスチーマーの出番です。
裏面も表面もスチーマーで処理したのがこれです。
元の状態が悪すぎて透明ではないですが、最初よりは綺麗になりました。
・・・
・・・・・・
と、ここで終われば良かったんでしょうけど、
残念ながらやり直しました。
画像を取り忘れてますが、ムラが凄すぎて話にならないレベル。
蒸気が均一に当たっていないのも原因ですが、
ペーパー目が目立つこと目立つこと。。。
遠くから見れば綺麗に仕上がったように見えます。
が、近くで見ると失敗したクリア塗装のよう。
結局4回やり直しました。
これが・・・
ここまでにはなりました。
お客様は大満足でしたが、個人的には納得いかない仕上がりです。
耐久性も未知の世界なので、趣味レベルで留めておいたほうが良さそうです。
溶剤も残っているので、もう少し実験していきますが
中国製の成分が不明の溶液ってのは使うのに躊躇します。
Posted at 2018/10/28 20:59:23 | |
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