走り納めも走り初めも無い年末年始は十何年ぶりだろう。
年末の仕事は毎年30日まで。
大晦日は早起きしてFWの埃を払い、一旦国府津PAで一服してから小田原西ICでUターンして江ノ島へ向かうコース。一時は箱根にも上っていましたが、この時季の箱根新道は路面が湿っているので何年も前から割愛するようになりました。
湘南FW号の前身である250FW、つまり湘南ナンバーのFWになってから走り納め&初めを始めたのですが、考えてみたら雨で中止になった事は一度もなかった。正真正銘の晴れ男です(笑)。
湘南FW号自体はナンバーを返納してあるので、今年はチビちゃん号(MRワゴン)で江ノ島へ。
家を出てSEIYUに寄り、インストアベーカリーで実家に持って帰るホテルブレッドの固まりを二つ購入。一つの大きさは2斤だと思います。この食パン、とても美味しいんです。焼き立ての香りがたまらない!
そうだ、風神さんはいかの塩辛が好物だったよな・・・小田原で作られている柚子入り塩辛も購入。
ちょっと時間が押していまいました。急げ~!
大晦日は案外道が空いていて、ほとんど渋滞も無いまま江ノ島到着。
風神さんは到着されていませんでしたが、AD162さんがKR-1でいらっしゃってました。
『今日は何で来たんですか?』
『車です。』
まぁそうなりますよね(笑)。
FWの事をお話ししていると風神さん到着。走り納めはGSX400FSで。接触不良でセルモーターが不調との事ですが、押し掛けすればエンジン自体は掛かるので大丈夫でしょう。
貼付する画像を修正しながら気付いたんですが、風神さんのバイクの青色がなかなか難しい。
カメラはメーカーや機種毎に画像の発色が違います。このPanasonicのGF-1という機種は赤が得意ですが、逆に青が苦手な様で実物より濃い色に写ります。PCで出来るだけ実物に近い色に再現しました。
風神さんが乗って来たのはGSX400FSというバイクで、FWが販売される前年の1982年(昭和57年)製のモデルです。国内販売モデルでは当時の運輸省からカウリング(風除けの為の前に付いている風防)が認可され始めた時期であった為に、ほとんどの機種はカウリングが付いていないか、メーターとライトの部分だけを覆うビキニカウリングと呼ばれる小さな風防が付いたモデルが主流でした。
カウリングは道交法の範囲内であればデザインが自由ですので各メーカーの特色が出て、バイクそのもののキャラクター作りにも一役買っています。
それに対してカウリングの付いていないモデルではライトは丸形か角形の何れかしか選択肢が無い為に特徴が出しづらく、タンク形状がバイクの顔と言っても過言ではありません。
SUZUKIでは80年代初頭からGS650GやGSX750/1100Sを始めとした大型から小型排気量まで刀シリーズの販売を展開。刀シリーズの共通性の一つがタンクのデザインでした。
風神さんのGSX400FSは刀シリーズではありませんが、その流れを汲んだデザイン。横から見るとタンクのデザインが前から後端に向けて尻上がりで、ラインのエッジが効いています。
同時期に販売されていたHONDA製CBX400Fと比較すると細身ですが、個人的にはこの刀シリーズのタンクはどれも格好良く感じます。
テールカウリングは極めて大人しいデザインですが、こちらも刀シリーズ共通。このシンプルな感じがいいですね~。
当日は雲が多く、陽が出たり陰ったり。気温が上がらず風も冷たかったのでロータリー正面にあるお店へ。珈琲&ピッツァで身体を温めます。無難にマルゲリータ。
そして大晦日の江ノ島といえば、しげぼうずさん。
しかし何処を探してもしげぼうずさんの姿も無ければバイクもありません。どうしたのかな~と風神さんと話していた矢先、あの独特な音と共にしげぼうずさん登場。
こちらはRG250Eという、風神さんのバイクより更に前のバイクで発売開始はなんと1978年。
スズキ空冷2ストロークエンジンのスポーツモデルとしては最後となった1台。
外装は純正カラーを維持しながら当時物の社外部品をあちこちに使って仕上げられていますが、初期のアルミ製ウエダスイングアームは貴重な部品です。
『小少軽短美』
昼前に解散、帰り路もスイスイ。
乗っていないので汚れてはいませんが、帰宅後は湘南FW号を清掃。
毎年参加している愛知県民の森の80’s meetingも今年は天候不順で乗って行けず、結局meeting参加としては春の箱根が最後になりました。
バッテリーは生きていますのでライトは点灯します。赤い車体とブルーライトが似合います。
正月飾りを付けて終了。
子供が4時半過ぎの電車で国府津駅に着くというので迎えに行き、再び家に戻ってスマホで撮影。
周囲が少し暗くなったタイミングだと、こんな感じで撮れます。
激エロですね~(笑)
FWにシートカバーを被せ、静岡に向けて出発。
途中、子供が沼津の店のラーメンを食べたいと言うので、まさか大晦日の夜なんて閉まってるだろうと思いながらも寄ってみると・・・
やってました。
店のオリジナル、清清ラーメンの醤油。ほど良い辛さがアクセントです。細麺なところもgood!
実家に到着して年越し蕎麦。
この上に野菜の天麩羅を乗せて食べます。子供の頃からこんな感じでしたので何とも感じていませんでしたが、大人になってから海老天を乗せる家庭が一般的であることを知ってから、実家の年越し蕎麦がシンプルに感じる様になりました。でも大晦日の量販店の海老天って、結構するんですよね(笑)。
23時半に車で5分ほどの所にある南叟寺へ。除夜の鐘を撞き、甘酒を頂きました。
翌、元旦の朝は暗いうちから早起きして浅間神社で初日の出&初詣。
階段下の屋台で甘酒を飲んで冷えた身体を温めてから
手前が谷津山、その後ろが日本平。その奥に薄っすら霞んでいるのが伊豆半島。ちょっと雲があるけど・・・。
上ってきた!
今年も1年無事であります様に!
少し時間があるので静岡と焼津の間にある大崩海岸へ。
高校の時に読んだ本で、地学的にはこの大崩海岸が長野県から続いている南アルプスの最南端であることを知りました。
猛禽類(鳶ではありません)が住んでいるので、望遠鏡の様なレンズを付けた方がいつも撮影しています。
この場所は富士山も綺麗に見えます。
陽もだいぶ上がってきました。家へ帰るとしましょう。
今年のお節料理。去年より少し地味になった?よく見たら湯葉が無くなって、代わりに百合の根が。
焼き海老。アルゼンチン産の赤エビかな?
そして川魚の甘露煮。
昨年は釣ってきた渓流魚を素焼きにして大量にストックしてありましたが、昨年の渓流釣りは鳴かず飛ばずでしたので両親が買ってきた鮎と虹鱒で作ったもの。小さな粒は味のアクセントとして入れてある山椒の実。
甥っ子。来春からは高校生だね!
静岡市を一望出来るダイラボウへ。
久能海岸の夕暮れ・・・
弟の家に保管してある250FWを久しぶりに見に行きました。
埃を被っています。今度ちゃんと掃除しに来よう。
今年は走り初めが出来ないので、正月三日間は実家でゆっくりしました。
箱根駅伝も観に行かず・・・知らぬ間に母校が優勝。たまたま観に行かない年に限って・・・まぁそんなもんでしょ(笑)。