TPM2.0が必須になった。
セキュリティ強化のために必要となるこの変更点が、どれぐらい影響するのかを確認したいと思ったのと、ちょうどどうなってもいい被検体PCがあったので、Win11のインストールをしてみました。
被検体となったのはこちら。
CPU:AMD Ryzen7 3700X
GPU:AMD Radeon 5600XT
インストールは特に問題なくすんなりと。
う~ん、Macみたいだ・・・。
環境はこんな感じです。
タスクバーの中央に寄ったアイコンが今回の分かりやすいトピック。
おかげさまで、左下隅の虚空をカーソルでクリックするように・・・。
まぁ、慣れるかWindowsキーで呼び出すようにするかのどちらかですね。
このメニューなんですが、上は「ピン留め済み」という6x3のエリアで、スクロールで2枚分あります。(3枚目以降は未確認)
なんとなくスマホっぽいですね。
しかし、個人的にはWin10のライブタイルって好きだったんですよ。
カテゴリー分けしてよく使うアプリを並べて置けたので。
でも、Win11ではカテゴリー分けなどのカスタマイズができません。
スマホでもフォルダ作ってそこに放り込んどけるのに・・・。
そして、下は「おすすめ」と言ってますが、なんてことない、ただの使用頻度が高いファイルが並ぶエリアです。
こんなの要らないので消すか小さくしたいとこですが、どうやら消せません。
ここを削ってピン留めアプリのエリア広げさせろや!!
おすすめの機能って、エクスプローラーのクイックアクセスと同じでしょ??
いいなと思ったのは、タスクバーにアイコンしか並ばないこと。
Excelを複数枚開いたときに、タスクバーがExcelアイコンだらけになった経験はみなさんあると思いますが、それが解消します。
・・・並んでくれた方がいい時もあるんですけどね・・・。(ぼそ)
ちなみに、アイコンの下の青いバーは長いのが今アクティブになってるアプリ、短いのが非アクティブアプリで、バーがないのが起動していないアプリ。
こう考えると、Win11においてはメニューを開くのすら面倒なほど使用頻度の高いアプリは、タスクバーに置いてすぐ起動できるようにしておく、それほど頻繁ではないけど素早く起動したいアプリはピン留めしてメニューから開くのがいいのかな?と思います。
ただし、ピン留めすらしないアプリへは、非常にアクセスしにくくなりました。
もう一つのトピックであろう「ウィジェット」ですが、正直これも要らない機能かな?と。
Edgeを起動したときにマイニュースで色々表示されると思いますが、アレとなんも変わりません。
そのせいか、ウィジェットをオフにする設定もあります。
このウィジェットにWin10のライブタイル機能を持たせて、アプリもここから起動できるようにしてくれるようになると、個人的には利用頻度上がりそうなんですけどねぇ・・・。
操作してみた感想では、Win10より気持ちもっさりした感じを受けました。
インストールしたばかり、それもアップグレードインストールだというのも原因の一つかもしれません。
正規リリースされたらISOイメージからクリーンインストしたいとこですね。
次にインストールしたのがこちら。
CPU:Intel Core i5-8400
GPU:Intel UHD Graphics 630(統合グラフィックス)
nVidiaやAMDのグラボを積んでいない環境ではどうなのか?というのを検証してみるためにインストしました。
・・・まぁ、別作業をしてたらトラブルが発生して、OS再インストが必要になったせいもあり、ついでにやってみるか!ってのが背景ですが。
こんな構成です。
インストにあたり、統合グラフィックスは要件満たしてるのか?とうのがあったのですが・・・。
DirectX12と・・・。
WDDM2.x(こいつは2.7)にしっかり対応。
しかし、インスト途中で引っかかっててこずりました。
てこずったのですが、あれやこれといじってるうちにスコッと先に進みまして、インスト完了。
・・・いったい何がひっかかってたのか、よく分からないまま終わってしまいました。
確実に言えるのは、ローカルアカウントではインストできません。
あと最後に変更した要素といえば、個別に設定していたデスクトップ壁紙を、Win10デフォルトに戻したぐらいです。
まさかそんなことが引っかかる要素だとは・・・ねぇ。
ちなみに、TPM2.0を有効にした状態でWin10をインストし、その後TPM2.0を無効にするとPINの設定をやり直しさせられました。
セキュリティ強化、こういうとこでも影響するんだなぁ・・・って。
そうそう、Win10では同じMSアカウントでログインすると、デスクトップ壁紙などが統一されてしまうのですが、Win11では端末ごとに変更が可能です。
これは個人的に非常にうれしい変更点。
壁紙によって今使ってるPCはこれってのを認識している面があるので、統一したくないんですよね。
余談ですが、Insider Previewはところどころちゃんと日本語化できてないとこがプレビュー版だというのを見せつけてきます。w
説明では日本語になってるのに項目名は英語のままだとか・・・。
項目名は日本語化できてるのに、説明は日本語化できなていとか・・・。
画像だけでは若干意味不明ですが、USB接続のSC-88Proを使ってMIDIデータの再生もできることを確認しました。
署名が怪しいドライバのインストールテストです。(※素直にはインスト不可)
アプリに関してはWin10で動くものならWin11でも問題なく動きそうですね。
今んとこNGになったアプリはありません。
ちなみに、BIOSで稼働コア数を6コア→4コアに絞り込んで動かしてみましたが、さほど重い印象もないですし、CPU負荷の増加もありませんでした。
まぁ、起動直後はCPU負荷高かったですが、落ち着いちゃえば・・・というとこです。
そうなると、「第8世代Core以降」とか「Ryzen2000番台以降」というのはTPM2.0に絡む仮想技術関係でのハードルが高いんだな・・・と思います。
でも、いきなり第8世代以降(Previewでは条件付きで一応緩和されて第7世代以降となったようですが)にされると辛いですよね。
第5世代や第6世代でもまだまだ現役ですので、これを「あと4年でサポート切るから買い替えろ」って言われるのも・・・。
それと、PentiumやCeleron、Athlonといった低価格帯CPUはどうなっちゃうんですかね・・・。
サポートはしないし、CPU負荷が高くなるから快適動作じゃなくなるけど使ってもいいよ、でも早めに買い替えてね・・・ぐらいのスタンスで正式リリースしてほしいですね。