インプレッサスポーツ、C型とD型乗り比べてみました

点検の代車でC型のインプレッサスポーツを借りました。

自分のD型とどう違うのか改めて乗り比べてみました。

同じ車でも、やっぱりスバル車は年式によってけっこう違うんだなぁと感じました。


●ステアリングの操作感
走り始めてすぐ感じたのが、C型はステアリング操作が重い。
センター付近がドッシリしていて、安定感あります。
まっすぐ走る分には、むしろD型よりC型以前の方が安定してセンターに据わってくれるので良いです。

でも、C型は操舵に対する反応が鈍めなので、コーナリング最中に切り増したり、戻したりしても反応しにくいと感じました。
D型はどこから切ってもクイックに反応し思い通りに動くので楽しいです。


●乗り心地
C型の乗り心地はとても良かったです。
街乗り、高速、どちらもD型と比べてもほぼ遜色ありません。
若干ですが、Dの方がバネが柔らめの減衰強め、Cはバネ硬めの減衰弱めといった印象です。

過去、実はA型の1.6Lにも1日借りて乗ったことがあるのですが、こちらはタイヤがダメで、205/55R16がボヨボヨと跳ね過ぎていて、がっかりした記憶があります。
しかし、C型はそのボヨンボヨンとした感はなくしっかりしていました。
タイヤサイズは過去借りたA型と同じだったのですが、BかCの年改でこっそり何か改善してるんですかね？

インプレッサの乗り心地はとても良く、私は本当にこの乗り心地が好きです。
これはレヴォーグの乗り心地のような硬質な感じとも違います。

レヴォーグの乗り心地、好きか嫌いかで言ったら、スポーツカーみたいで好きです。
でも、良いか悪いかで言ったら、乗り心地はかなり悪い車だと思います。

レヴォーグは路面の状態変化に弱すぎる。パワーがあるのに車体が上下に揺れるのでちょっと怖いんですよね。
現行のレヴォーグの悪い乗り心地では、マイカーにする気にはなりません。
走り味が硬い車は好きだけれど、乗り心地が悪い車は嫌です。

ポムじいさん「すまんがそのビルシュタインサスを…しまってくれんか。わしには強すぎる…」


たぶんですね、最近のスバル車は全般的に縮みのストロークが絶対的に足りていないんですよ。
昔のBL/BPレガシィの頃の方が懐が深くて良かった。
アイサイトのせいかどうかは分かりませんが、地上最低高を下げすぎて縮み側がちゃんと取れていないんだと思います。

インプレッサも同様に伸びはあるのに縮みは渋い、けれどプラットフォームが良いからかトータルでは心地良いと感じます。
レヴォーグは次期モデルに期待ですね。


●動力性能
続いてエンジンについて、借りたのは1.6LのAWDです。

街乗りではまったく不満なく乗れます。
2Lに比べても常用回転域ではエンジン音はとても静かで、がさつな音もしません。
ただやっぱり上り坂や、郊外、高速では不満あり。
1.6Lのトルクで、AWDの車重では重すぎるんですね。

あと上が綺麗に吹けない、4000回転まではそこそこ回るのに、それ以上になると苦しい感じ、なかなか回転が上がりません。
2Lは綺麗に上まですーっと回るのに、1.6Lは頭打ち感が強かったです。
これは単にエンジン性能の差とは思えず、CVTの味付けが根本的に違うのかもしれません。

では2Lも手放しで全部が良いかというと、そうでないところもあり。
2Lは全体的に、エンジン音が大きい。純正マフラーでもかなりいい音しちゃってます。
車好きな人はいいけど、そうでない人は1.6Lを選んだ方が街乗りもアイドリングも静かですね。


そのほか気になったのはセンターアームレストが1.6Lグレードは硬くて肘が痛かった…
これは年式は関係なくグレードによる内装の装備差ですね。


C型、良かった。
そしてやっぱり2Lがいいかと思いきや、1.6Ｌの方がこの車の性格にはあっているかもしれないと感じました。


これがまとめです。