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EVやハイブリッド車でもバッテリーは上がる?
2022年1月31日

EVやハイブリッド車でもバッテリーが上がって走れなくなることがあるという情報を聞いたことがありますか? じつはバッテリー上がりはEVやハイブリッド車でも起きる現象なのです。大きなバッテリーを積んでいるのになんで? という疑問に答えていきます。
EVやハイブリッド車でも12Vバッテリーを積んでいる
一般的なエンジン車は12Vバッテリーでセルモーターを回してエンジンを始動して走ります。セルモーターが回らないとエンジンを始動できないので発進できないというわけです。
ハイブリッド車も同様で、セルモーターでエンジンの始動を行います。アイドリングストップからの復帰時には、ISG(モータージェネレーター)でエンジンの再始動を行うタイプもありますが、一番最初の始動はセルモーターで行います。なので、エンジン車でもハイブリッド車でも12Vバッテリーが上がってしまうと走り出せないのです。
ではEVはどうなのでしょう? EVで走行用バッテリーにたっぷりと電力が残っている場合でも12Vバッテリーが上がっていたらやはり走り出すことができません。それは12Vバッテリーで各種の制御を行っているからです。
12Vバッテリーが上がってしまっていると、システムの起動をすることができなくなり、走り出すことができなくなるわけです。
ならば、ちょこっと12Vバッテリー側に充電できるようにすればいいのでは? と思ってメーカーの技術者に質問したことがあるのですが、その充電を制御するためにはやはりシステムを起動する必要があるそうです。しかし、これは最初の設計段階で、12Vバッテリーの充電量が減ってきたら駆動用バッテリーから補填する……といった設計をしておけば解決できそうな気がします。
12Vバッテリーが上がったときの対処で一般的なのはジャンプスタート
12Vバッテリーが上がったときに自分で解決するための一般的な対処方法はジャンプスタートと呼ばれるものです。ジャンプスタートを行うためには、12Vバッテリーが十分に充電されている救援車が必要です。ジャンプコード(ブースターケーブル)と言われる赤黒の電線を使って救援車と故障車(バッテリーが上がったクルマ)を接続します。この際の接続方法は次のようになります。
1.赤いケーブルの一端を救援車のプラス端子に接続
2.赤いケーブルのもう一端を故障車のプラス端子に接続
3.黒いケーブルの一端を救援車のマイナス端子に接続
4.黒いケーブルのもう一端を故障車のエンジンルーム内の金属部分に接続
4で接続する金属部分はできるだけしっかりしたところがおすすめです。小さいナットではなく、マウント部分やエンジンブロックなどを挟み込みます。近年はクルマに搭載されるバッテリーの容量が大きくなっているため、ジャンプコードは大容量に対応する太いものが必要です。細いジャンプコードで接続するとコードが発熱して危険です。
ここまで準備ができたら、救援車のエンジンを始動して、アクセルを踏みエンジン回転を上昇させます。5秒程度エンジンを上昇させたら、そのままの状態で故障車を始動させます。エンジンが始動したら、4→1の順番でジャンプコードを外していきます。そのまましばらく走ればある程度は充電されるはずですが、一度上がってしまったバッテリーは性能ダウンを起こしているので、点検することをおすすめします。
自分だけで解決したい場合
救援を依頼したりせずに自分だけで解決したい場合は、いくつかの方法があります。そんなの当たり前じゃないかと言われそうですが、新しいバッテリーを購入して付け替えるという方法や、バッテリー充電器で充電し直すという方法もあります。急がないのであればこれも有効は方法のひとつです。
もうひとつはジャンプスタート機構を持つ補助バッテリーや充電器を使う方法です。補助バッテリーについてはスマホのモバイルバッテリーを想像してもらえばいいでしょう。ジャンプ機能付補助バッテリーは容量が大きく、USB出力端子を備えているものなどが便利です。
ジャンプ機能付の充電器は、クルマと充電器を接続した状態でセルモーターを始動できるものです。普通の充電器で、充電中にセルモーターを回すと電気が流れすぎて充電器のフューズが切れるか、充電器が破損するかのどちらなので絶対にセルモーターを回してはいけません。しかし、ジャンプ機能付の充電器ならば、セルモーターを回して始動することができます。
ジャンプ機能付補助バッテリーは電源のないところでも使えますがあらかじめ充電されていないと役に立ちません、一方ジャンプ機能付充電器は電源がないと役に立ちませんが、充電器内部に補助バッテリーを備えているものはあらかじめ充電しておくことで補助バッテリー的な使い方もできます。
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