【初心者向け】おすすめサーキット11選~北海道・東北・甲信越・九州編~

2022年12月21日

富士

クルマ好き&走り好きならば、一度は体験してみたいのがサーキット走行。なんとなくハードルが高く感じてしまうサーキット走行ですが、きちんと整備されたクルマでヘルメットなどの決められた装備品を用意すれば、意外と気軽に楽しめるものです。今回は今まで紹介できなかった初心者向けサーキット11選を紹介します。

北海道・東北地方のサーキット4選

十勝

十勝スピードウェイ

北海道を代表するサーキットが「十勝スピードウェイ」です。十勝スピードウェイは北海道は帯広空港の近くにある全長5.1kmのサーキット。この5.1kmすべてを使うコースがグランプリコース、東側の3.4kmを使うのがクラブマンコース、西側の1.7kmを使うのがジュニアコースとなっています。また、インフィールドにはコースレイアウトの変更によってさまざまなコースを作れるショートコースも用意されています。

サーキットライセンスが無くても走行は可能ですが、ほかのサーキット同様にライセンスホルダーのほうがリーズナブルに走行することができます。

ライセンス料金は14,000円で、スポーツ安全保険の掛け金を含み、入場料が無料になります。一般の4輪の走行料金はクラブマンコースが25分6,000円、4輪ジュニアコースが11,000円、4輪ショートコースが2時間未満で5,000円・2時間以上8,000円となっています。

青森スピードパーク

東北地方にも初心者向けのサーキットが数多くありますが、今回はスペースの都合上いくつかに絞らせていただきます。

最初に紹介するのは青森県にある「青森スピードパーク」。青森県の形をモチーフにしたというコースは全長約2km、最長直線300mという本格派。

4輪グリップ走行は半日(30分×3セット)が6,000円+1,000円(計測器)、1日(30分×6セット)が9,000円+1,000円(計測器)。営業は日曜祝日のみで、土曜と平日は問い合わせの上となっています。

スポーツランドSUGO

東北最大のサーキットが宮城県にある「スポーツランドSUGO」。ここはスーパーGTやスーパー耐久も開催される本格的なサーキットです。

ナンバー付き車両でのスポーツ走行にはライセンスは不要ですが、SSCM(SUGOスポーツクラブメイト)の会員になると走行料金などが割引きになります。

ナンバー付き車両SSCMの年会費は入会時18,800円、更新時13,300円となっています。4輪の走行料金はビジターが25分で9,800円、SSCM会員が4,900円。そのほかに施設利用料として1日あたり1,200円が必要。

ビジターと会員の走行料金差は5,000円なので、年間に4枠以上走るのなら会員になったほうがリーズナブルになります。

エビスサーキット

もう1カ所忘れてはならないのが福島県の「エビスサーキット」です。エビスサーキットは大小さまざま10のコースを備えるサーキットで、東北サファリパークの敷地内にあります。

このうち4輪用サーキットで長めの距離を持つのが東コースと西コースで、いずれも全長は約2.1kmとなっています。ただし、西コースについては2021年2月に発生した地震の影響によって1.1kmで運用され、公示日や貸切も多くなっています。

東コースと西コースを走るためには4輪ロードライセンスが必要で、入会金8,000円、事務手数料5,000円、スポーツ安全保険料1,850円、さらに年会費18,000円が必要になります。

東コースの走行料金は30分2,500円で別途保険として500円が必要(スポーツ安全保険加入者は不要)です。

甲信越とその周辺のサーキット4選

日本海

富士スピードウェイ

東日本でもっとも有名なサーキットと言えるのが、静岡県にある「富士スピードウェイ」でしょう。

富士スピードウェイのレーシングコースは、全長約1500mのストレートを持つ、世界的にも珍しい超高速サーキットです。このレーシングコースを走るのはちょっと躊躇してしまうという方でも、ショートサーキットと呼ばれるミニサーキットなら走りやすいはずです。

ショートサーキットはル・マン24時間のウイナーでもある関谷正徳氏が監修したコースで、レイアウトの変更によっては18種類ものコースに姿を変えることができます。

最長のコースは920mで、最大下り勾配は5%にもなります。ショートサーキット用のライセンスは21,500円で取得可能。走行料金は平日で25分2,800円となります。

スポーツランドやまなし

山梨県の「スポーツランドやまなし」は230mのストレートを持つ全長約1kmのミニサーキットです。比較的アップダウンに富み、テクニカルなコースとなっていることが特徴です。

スポーツ走行を行うためにはメンバーになる必要があります。メンバーは1年間有効なSLyメンバー(年会費7,500円)と1カ月有効なLtdメンバー(月会費3,000円)の2種類があります。

走行料金は平日が20分1,960円、土日祝日が20分2,350円。計測機器は1日1,300円、共済費が1日500円となります。また、FLEX走行という特別枠もあり、こちらは計測機器込みで3時間連続5,750円(別途共済費500円必要)となります。

日本海間瀬サーキット

「日本海間瀬サーキット」は新潟県の日本海に面した位置にある全長2kmのミニサーキット。横に長いコースでコーナー数は14、高低差は約29mとなかなか変化に富んでいます。

ライセンスはなくても走行可能で、平日の場合、ビジターだと入場料が1,500円+1セット25分の走行料金が4,400円、ライセンス会員は入場料が無料となり、1セットの走行料金は3,300円です。

ライセンス費用の年会費は33,000円。この費用にはスポーツ安全保険料の3,000円や走行料金に充当できる20,000円分のクーポン券が含まれるため、実質的な費用は10,000円になります。数セット利用するなら、ライセンスを取得した方が圧倒的にリーズナブルです。

YZサーキット

岐阜県の「YZサーキット」は全長約1kmのミニサーキット。以前は本コースと東コースの2つのコースを有していましたが、現在は東コースのみとなっています。

フリー走行は50分が1枠で、事前予約の場合4,000円、当日が4,500円となります。会員制度もあり、年会費10,000円で会員になると、1枠の走行料金が2,500円と大幅に安くなります。また、500円の入場料も、会員であれば無料です。

九州のサーキット3選

オートポリス

オートポリス

九州のサーキットでもっとも有名なのはスーパーGTも開催される大分県の「オートポリス」でしょう。

オートポリスは全長約4.7km、コーナー数は18を数える本格サーキットで、スポーツ走行を行う際にはコースライセンスが必要となります。

コースライセンスは取得日から3月末日まで有効で、取得月によって料金が異なり、4月~6月取得は33,000円、7月~9月取得は26,400円、10月~12月取得は19,800円、そして1月~3月が13,200円となります。また、学生向けの「学割料金」も設定されています。

スポーツ走行の料金は、平日が30分4,600円、土曜・祝祭日が5,600円となります。

一本クヌギ・スピードウェイ

オートポリスはタフすぎるという方におすすめなのが、同じく大分県にある「一本クヌギ・スピードウェイ」です。

全長はインフィールドを使ったレイアウトで600m程度と短く、走行にライセンス不要。また、ヘルメットやグローブも自己判断とされていますが、最低でもヘルメット、グローブ、長袖、長ズボン着用が望ましいでしょう。

利用可能時間は、午前8時~12時の午前枠と、午後1時~5時(夏期は6時)までの午後枠となります。4輪は基本的に午前枠が割り当てられますが、予約状況などによっては午後枠が利用できることもあります。走行料金は半日3,000円(一人)とリーズナブルな設定です。

HSR九州

熊本県の「HSR九州」はホンダの交通教育センターレインボー熊本内にあるサーキット。交通教育センター内というと教習所のようなコースかと思いがちですが、全長2.4kmもの距離を誇る立派なコースとなっています。

走行にはライセンスが必要で、ライセンス登録料は5,500円。走行料金は25分4,400円で、3本目からは1,650円となります。

みんなの自動車部

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写真:Fuji International Speedway Co/ロイター/アフロ

諸星陽一
  • 諸星陽一
  • 自動車ジャーナリストとして専門誌やライフ誌での執筆活動をはじめ、安全運転のインストラクターも務める。1992年~99年まで富士スピードウェイにてRX-7のレースに参戦。セルフメンテナンス記事も得意分野。福祉車両の数少ない専門家の一人でもある。

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