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車中泊を安全に行うために守りたいこと
2018年9月13日

自動車メーカーの純正アクセサリーにも車中泊用のキットが登場するなど、今やクルマのなかで寝ることはごくごく普通のことなっています。だれでも気軽に車中泊ができる時代ですが、車中泊にはいろいろなリスクもあります。どんな場所で車中泊するのが安全なのか? ここだけはダメという車中泊の場所はあるのか? をしっかり解説していきます。
ダメ ゼッタイ 河原と人気のない駐車場
アウトドアのイメージ写真などでは河原でバーベキューしている様子やテントを張っている様子がよくあるパターンです。しかし、河原はとても危険な場所なのです。>河原になぜゴロゴロとした石がたくさんあるか? それは上流から石が流れ着いたからなのです。河原というのはじつは川の一部で、今そのときに水がないだけでしかありません。ちょっと増水すれば、あっという間に河原に水がやってきます。上流にダムのある河原(日本の川はほとんどがダムを備えています)の場合は、その場所で雨が降っていなくても上流部で降雨しダムが放水すれば川は増水します。
クルマは1トンを超える重い物体ですが、水位がタイヤより上になるような状態になると、あっという間に浮いてしまいます。タイヤが路面からはなれたらもうアウトです。クルマを動かすことはできませんので、クルマを捨てて逃げるしかありません。もしこうなったら迅速にクルマを捨てて逃げて下さい。もちろん、そうなる前に河原にクルマを止めないことが一番なのです。
また危険な場所として忘れてはならないのが、人気(ひとけ)のない駐車場です。こうした駐車場は犯罪被害にあう可能性があります。とくに女性は絶対に避けるべき場所です。最近は野生動物が都市部まで降りてきていることもあるので、犯罪被害だけではなく熊などの野生動物に対しての危険性もあります。
北海道のお土産で「熊出没注意」のステッカーを見たことがある人も多いと思いますが、あの「熊出没注意」は実際に熊が出没した場所に置かれる注意看板がモデルです。駐車場などで看板を見かけたときは、過去に熊が出たことがある場所というように思って下さい。

無料で比較的安心なのはSA、PAだが
無料で利用できて比較的安心して使えるのが高速道路のSAやPAだと言えるでしょう。無料といってもそもそも通行料金を払っているので、完全に無料というというわけではありませんが……。
まあ、それはさておき、SAやPAでもあまりに閑散としている場所は犯罪に巻き込まれる可能性もありますので避けた方がいいでしょう。ゆっくりするには端の静かな場所を選びたいところですが、そうしたところはやはりいろいろな意味で危険です。ある程度人目のある場所を選んだほうが賢いと思います。
一般道の場合は道の駅などが利用しやすいのですが、車中泊を禁止している道の駅もあるので注意が必要です。道の駅の黎明期には車中泊はウエルカムだったのですが、だんだんと車中泊を大胆に行う人が増えてきて、一般客との間に溝ができてしまったというような経緯があります。たとえば、道の駅の駐車場でタープを広げたり、バーベキューをやったり、トイレで洗濯をしたり水を浴びたり……といった行為が道の駅での車中泊禁止につながったと言われています。
もっとも安全で快適なのは管理人がいるオートキャンプ場です。治安がよくないと言われるアメリカでモーターホームを使ったオートキャンプの旅ができるのも、宿泊場所がしっかり管理されているオートキャンプ場だからにほかなりません。日本は治安のいい国ですが、最近は物騒な話も多いので、空き地や無料の駐車場に駐めて車中泊を行うのはそれなりにリスクを伴うと思ったほうがいいでしょう。
臨機応変に対応し、きちんと話をすることがトラブルを防ぐ
ショッピングモールの駐車場などは買い物に来るひとのために用意されているものです。車中泊を行う人も買い物をするかも知れませんが、だからといってそれを振りかざして泊まるようなことをするのはやはりマナー違反でしょう。なにもないようなところで、安全に宿泊できるのがショッピングモールの駐車場しかなければ、ほかのお客さんの邪魔にならないようにするのがあたり前ですし、宿泊禁止と言われればそれに従うしかありません。しかし、きちんとスジを通して話をすることも必要でしょう。お互い人間同士なのですから、理解が得られれば駐車できることもあるでしょう。
(諸星陽一)
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