ドライブが楽しい道10選~関東編~

2018年5月1日

晴天の下富士山と菜の花畑の画像

道の好き好きは人それぞれかもしれません。景色が良いというのはもちろん、アシのいいクルマなどに乗っていると、愛車と相性のいいワインディングというのもあるかもしれません。はたまた何か楽しい思い出の詰まった道というのもあるでしょう。決して遠い地域の道ではなくともよいのですが、ドライブが楽しい道をいくつかご紹介したいと思います。皆さんの好きな道はどんな道でしょう?

日本ロマンチック街道

日本で最もドイツ的な風景が広がっている道で、ドイツのロマンチック街道と姉妹街道になっている全長320キロの街道です。長野県上田市から群馬県の草津町、沼田市を経て栃木県の日光に至るこの道は、長閑な田園風景の中をひたすらドライブできる道で走りごたえ十分です。途中温泉などもぽつぽつあり、立ち寄りで利用できる場所も多いので、仲間内で誘い合わせてドライブに出るのはもちろん、一人でふらりと巡るのもなかなか良いものです。途中、冬の間は通行止めになる個所などもあるので注意が必要ですが、首都圏から近くおすすめです。

森の中の露天風呂と桶の画像

国道134号線

湘南の海岸線を走る道が134号線。西行きに走れば真正面に富士山が見えることもあります。窓を少し開けておくと、潮騒がゆったりとした気持ちにさせてくれることでしょう。ハイシーズンには少し渋滞するような事もありますが、江の島から大磯あたりまでの海岸の道は、4車線化が進んだ所もあり、かなり走りやすくなりました。そのまま西湘バイパスの先には小田原熱海箱根が控えていますし、逗子や鎌倉は、横浜市と接しています。「近場のちょっと先」の爽快なドライブコースとしてはどうしても外せない道ではないでしょうか。全国の海岸線の道を走ってそれらと比べても、決して見劣りしない、湘南に浸るドライブコース。ついつい選びたくなる道です。

湘南の海辺とサーファーの画像

安房峠を超えて富山石川へ

北陸新幹線が金沢まで伸び、ぐっと身近になった北陸エリア。クルマで行くと遠い!なんて思ってはいませんか?長野県の松本市から岐阜の高山市奥飛騨へ至る国道158号線。そのまま、神通川沿いに富山を通り金沢へ。このルートを使うと北陸エリアは実はぐっと近くなります。山の中を抜けていくのはさぞ難儀する道ではないかと思いきや、日本の山村の雰囲気の中を走る事ができるのがこの道です。

実はプロのドライバー、物流関係者の間ではかなりメジャーな道であるようです。冬季閉山の上高地方面にも近い安房峠は、冬季でも丁寧に除雪され通行可能です。加えてさすがに山道を抜けていくルートなら時間はかかるのではないだろうかと思うと、そうでもありません。そんなこの道、実は高速道路を利用するよりも200キロ前後もの距離をショートカットできる道でもあるのです。距離をそこまで短縮できると所用時間的な点でも実ははそんなに変わりません。そんな安房峠で訪れる北陸。是非ドライブにどうでしょうか。

日本の自然豊かな渓谷と川の画像

房総半島

千葉県の房総半島。全国いろんな道を走ったあとで房総半島をクルマで走ると、どこかで見たような景色にしばしば遭遇するものです。それだけ日本のスタンダードな田園風景であると言えるのではないでしょうか。首都圏からも近い房総半島はしばしばクルマで出かけてみたくなるものです。もちろん内房や外房の海岸にそった道も気持ちのいいものですが、内陸を走る道も、なかなか走りごたえのあるカントリーロードで好きです。まだまだ自然の豊かな房総半島、ぜひクルマで訪れてみたいエリアです。

房総半島から望むの海と山脈の画像

流山街道

松戸から野田市を抜けて茨城県の結城などへ至る道。街道とはいってもそんなに広い道ではないのですが、古くから醤油づくりなど人々の暮らしを支えてきた街道で、その時の面影をところどころに今も見て取ることができます。そんな古くから伝わる産業の資料館や、宿場の跡などもあり、そこを抜けて走るとどこか懐かしい気持ちになるものです。今ではごくごく普通の、地域住民が利用する生活道路だったりもするのですが、実は北上すると栃木県に至る道であり、実は知っていると抜け道としても便利です。ツインリンク茂木やつくばサーキットの帰りにも利用価値の高い情緒ある抜け道としておススメです。


彩甲斐街道

国道140号、埼玉県熊谷市から秩父を経由し山梨県南巨摩郡富士川町へ抜けるルートです。途中雁坂峠のかなり標高の高い所を通過して県境をまたぐこの道は、八王子から奥多摩を過ぎそのまま柳沢峠から塩山に抜ける国道411号線と並んでいます。甲府盆地へのアクセスを図る上で、高速道路以外の、ワイルドなドライブを楽婿とができるルートとして忘れることのできない道です。

いわば甲州街道と中山道の間にあるようなこの道。果たして街道か抜け道か。そんな絶妙な存在感もこの道の特徴ではないでしょうか。ほうとうと言えば甲州名物の陣中料理ですが、実は埼玉県にも少し味付けで違いのあるほうとうが楽しめる地域があります。そんな武州ほうとうと甲州ほうとうをたどる道とも言うことができ、個人的にはこの道の特徴だと思っております。

長閑な風景の先には秩父でセメントを切り出す雄々しい山肌なども見ることができるでしょう。そのさらに先、標高がどんどん上がっていく道を走っていると、まるで雲を超えてしまうのではないか、とそんな気持ちになるほどです。

森と滝沢ダムと橋の風景画像

潮見バイパス

国道一号線は多くの区間でバイパスがあり、実は高速道路を利用しなくとも、そこそこのペースを保ってドライブすることが可能なのです。浜名バイパスから遠州灘の波打ち際に近いところを通って豊橋市へと至るこの道。なんといってもそのダイナミックな風景こそ最大の魅力ではないでしょうか。そしてこの風景の雄大さに圧倒されてドライブに浸っていると、あっけなく愛知県に入っているという軽快さも楽しめる道と言えるのです。

静岡というと、箱根の先、関東地方になじみ深いエリアという感覚もありますが、走れども走れども抜けることのない広大さはドライブする旅人たちへのインパクトが大きいでしょう。その先は尾張名古屋、愛知県なのですよね。関東編というには少し外れるかもと思いましたが、ここはぜひもっと多くの人に利用してほしい区間と言えるのではないでしょうか。海の近くという点では西湘バイパスの方が近いかもしれません。しかし浜名湖にかかる大きな橋を一気に駆け上がってそこからの景色は一見の価値ありです。

晴れた日の潮見バイパスの浜名湖と橋の画像

16号線の旅

三浦半島、横須賀から横浜を通って、関東平野をぐるっと一回り。そんな国道16号には通る地域ごとにソウルを感じさせるものがあります。軍港や、米軍基地なども通る川越や春日部あたりでは、田園地帯の中を走り、野田から柏、白井、千葉の南から袖ケ浦木更津へ、終点の富津岬へ。

実は環状道路になっていて、富津岬から観音崎付近は海上区間になっています。近くを運航する、久里浜~金谷の東京湾フェリーが迂回路の役目も果たしています。富津岬側から京浜工業地帯側を望む夜景も、近いようで妙に遠隔地に来た感覚にさせてくれます。東京湾に面したエリアも、内陸の田園地帯も、走り応えがありますし、比較的狭いエリアの中で旅情を感じることのできる雄大なドライブコース。国道16号も関東地方のドライブコースで忘れることのできない道でしょう。

三浦半島から望む日本海と晴れた空の画像

357号線

この道は京浜工業地帯から京葉工業地域へと続く工場地帯を貫く湾岸道路です。東京湾沿いに工業地帯を抜けますので昼間はトラックが多い産業道路です。走るなら、ぜひ夜にナイトドライブにいかがでしょうか。少し脇へ入ると工場萌も楽しめるスポットも点在するルートです。東京ディズニーランド、葛西臨海公園、横浜、お台場などデートスポットがいくつもあるのも、産業道路ながら見逃せないポイントですね。

ヨコハマ

デートや日帰りドライブの定番でしょう。横浜港周辺は人気の高いスポットではないでしょうか。海外の文化を早くから取り入れ、自然となじんだ雰囲気が街全体に浸透しているヨコハマ。その雰囲気もしかり、中華街や外国人墓地など、海外の人たちが、古くからしっかりとい場所を確保してきた街でもあります。街の雰囲気に溶け込ませる器の深さもこの町の独特の自由でリベラルな雰囲気を作り出す源泉なのかもしれませんね。

皆さんはドライブで訪れたい街はありますか?また、つい足が向いてしまう、好きなドライブコースはあるでしょうか。自分の居場所を自由にいくつでも作ることができるのもクルマ魅力の一つですよね。またそんな旅に出てみてはいかがでしょうか?

横浜のネオン夜景画像



(中込健太郎)

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