洗車時に水をかけてはいけない場所とは

2019年5月31日

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洗車は徹底的に行いたい、だからエンジンルーム内だってキレイにしておきたいという人は意外に多いようです。しかし、いったいどこまで水をかけてジャブジャブと洗っていいのでしょうか? エンジンルームは水洗いできるものなのでしょうか? 

やる気になればシートだって洗える

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洗車時にボディにまるまる水をかけて洗うことは普通に行われていますが、それ以上の部分でクルマを水洗いすることはできるのでしょうか? 答えはけっこういろいろな場所が水洗い可能だ、ということです。たとえばシートであっても革シートでなく、電動機構やシートヒーターがなければ水洗いが可能です。シートベルトアンカーが一体化されているときは外します。スピーカーなどの電装品が装着されているものは丸洗いは難しいでしょう。

シートを洗うときはクルマから外してシート単体にしてからでなければ洗えません。シートを外したら、水をジャブジャブかけて洗ってしまえばいいのです。クッションなどに水が含まれやすいので、業務用の掃除機などで水分を吸い取ってしまうとけっこう早めに乾きます。本当はジェットヒーターがあると早く乾くのですが、ない場合でも真夏の炎天下ならばそこそこの時間で乾かすことが可能でしょう。

気をつけるのは電装品

前述のように気をつけることが必要なのは電装品です。基本的に電装品には水をかけないようにしましょう。エンジンルームのように水をかぶる可能性があるところではある程度の防水加工が施されていますが、室内などは防水をあまり考えていないこともあります。スプレーで液体をかけるという行為もあまり行わず、布などに含ませて拭くような方法が安全です。

エンジンルーム内は上方向から水をかけない

エンジンルーム内のクリーニングでは上から水をかけないということです。クルマは構造上、下から水が跳ね上がってもある程度は平気な設計となっていますが、ボンネットがある状態で上から水がかかることはあまり考えられていません。

もちろん下から水を噴霧するような状況でもじゃんじゃんかけてしまうのはよくありません。電装品関係に意識的にかけるのもよくないです。最近はECUをエンジンルーム内に置くこともありますので、そうした場合は水がかからないようにビニール袋などでカバーしておいたほうがいいでしょう。

また、吸気系から水が入ることにも気をつけましょう。走行後すぐで、ターボチャージャーや排気系統などが熱々になっているところを急激に冷やすことも避けたいものです。


(諸星陽一)

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