【事故防止】私たちは交通事故を起こさないために何をすればいいのか?

2019年8月19日

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連日のように高齢ドライバーが起こした交通事故の報道が行われています。しかし、事故は高齢ドライバーだけが起こしているのではなく、さまざまな年齢、性別、職業のドライバーが事故を起こしています。事故が起きる理由はさまざまですが、少しでもその原因を減らしていけば発生を抑えることが可能です。私たちは事故を起こさないために何をすればいいのでしょうか?

クルマの運転はループで成り立っている

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クルマの運転は認知→判断→操作という一連の動作がループ状に繰り返されて成り立っています。そこのどこかが途切れたときにトラブルが起きるのです。現在、高齢者の事故検証では操作ミスばかりが取りざたされますが、実はそれ以前に認知ミスや判断ミスも考えられるのです。

長く運転している人ほど、過去の経験に頼る経験が強く、認知や判断を客観的に行わずに漫然と運転していることが多く見られます。いわゆる「だろう運転」となっていることも多くあります。この「だろう」の部分を排除し常に客観的に運転することはとても大切です。

急ブレーキを踏めない人が数多くいる

万が一、事故が起きそうになったとき、必要となるひとつの手段が急ブレーキです。しかし、急ブレーキを踏めない人がたくさんいます。昔、急ブレーキは危険な操作であり使用してはいけないと言われたことが影響しています。大昔のクルマ、そして道路は急ブレーキを使うことで危険な状況となる場合がありました。しかし、目の前に障害物がある、目の前に子供が飛び出してきた時にとるべき手段は急ブレーキなのです。今のクルマは急ブレーキを踏んでもABSが作動しますので、ハンドルが効かなくなることもありません。ただ、踏んだ経験のない人は操作そのものができない可能性がありますので、講習などを受けるべきでしょう。

安全運転の第一のコツは集中です

クルマを運転するのに気持ちを散漫にしている人が意外と多いのにはビックリさせられます。さすがにスマホ操作が悪いということを理解している人は多いのですが、集中が必要なときはラジオや音楽も音を消すなどした方がいいでしょう。たとえば、ゾーン30に入ったら消音するなどの行動もかなり安全性を増すことができるはずです。

集中することに大切なのがドライビングポジションです。正しいドライビングポジションを取っている人は非常に少なく、大体の人が離れたポジションで運転しています。

基本はどんな操作をしてもシートから身体が離れない、手足が伸びきらないようにして運転することが大切です。シートから身体が離れるのはシートが後ろ過ぎる証拠。運転しづらく、身体を前に出すからシートから身体が離れるのです。ブレーキを強く踏んだときに足が伸びきってしまったら、ブレーキを最後まで踏めません。アクセルペダルを床まで踏み切ったときにヒザの角度が110度くらいになるのが理想です。


(諸星陽一)

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