本格的な積雪シーズンに用意したいグッズや給油の注意点とは?

2021年1月29日

積雪シーズン

2020年12月17日に大雪が降った際、関越自動車道で1000台ものクルマが立ち往生したことは記憶に新しいところです。冬場は雪などで思いがけないトラブルに巻き込まれがちなもの。冬の移動時にクルマに積んでおきたいアイテムを紹介していきます。

雪道で立ち往生したときのために用意しておきたいグッズ

すでにスタッドレスタイヤに履き替えている人も多いと思いますが、スタッドレスタイヤだけではちょっと心配なこともあります。2020年12月の関越道の立ち往生の際も、すり減ったスタッドレスタイヤを履いたクルマが引き金になったという話がありました。
新品のスタッドレスタイヤでないなら、布製チェーンなどを用意しておくと安心です。布製チェーンはコンパクトなので、ラゲッジルームでもあまり邪魔になりません。



布製チェーンを取り付けるときは、長靴とゴム手袋があると重宝します。普通の長靴だとかさばってしまうので、折りたためる長靴や靴カバーなどがいいでしょう。また布製チェーンは雪が少ない場所では取り外したほうがよく、外した布製チェーンを入れておくための大きめのビニール袋なども用意しておくと便利です。
雪道ではちょっとしたミスで雪が深いところに入ってしまい、抜け出せない事態におちいることもあります。そうしたときに役立つのが脱出用のスロープです。
昔は古い毛布を積んでおくといいと言われたのですが、使ったあとにどろどろになった毛布をラゲッジルームに積むのも嫌なものです。プラスチック製のスロープなら、軽くてあまりスペースを圧迫しません。最悪の事態を考えれば、けん引ロープも積んでおいたほうが安心です。

雪深い地域では立ち往生に備えて燃料に気を使うこと

雪深い地域に出かけるときは、万が一の立ち往生にも備えることが大切でしょう。自分はしっかりと雪対策をしていても、周囲のクルマが止まってしまったら、身動きが取れなくなることは十分に考えられます。雪深い地域に入る前に燃料は満タンにしておきましょう。
ディーゼル車の場合は、寒冷地用軽油を使わないとエンジン停止後に再始動できなくなる場合があるので、寒冷地に入ったときに燃料が半分以下になるようにしておき、寒冷地に入ってから軽油を給油しましょう。ディーゼルでもガソリンでも、寒冷地を走り続けるときは燃料が半分になったら満タンにするくらいの気持ちでいましょう。

立ち往生で車内に閉じ込められたときのことを考えると、飲料水と簡易トイレは用意したいアイテムです。水は夏のオーバーヒートやウォッシャー液切れなどにも使えますので、常に積んでおくことをおすすめします。ペットボトル入りの水には賞味期限がありますが、この賞味期限は品質が落ちるのではなく、蒸発によって内容量が減るためのものなのです。賞味期限を過ぎても飲めるので、クルマに積みっぱなしにしておいて問題ありません。
ただし、直射日光が当たらないようにはしておいたほうがいいでしょう。また、寝袋や防寒アルミシートなどの防寒用品、使い捨てカイロなども万が一に備えて積んでおきたいものです。非常食もあったほうがいいのは言うまでもありませんが、降雪地域に行く際はちょっとしたお菓子でもいいので買っておけば安心度が増します。

コンビニ袋にお湯を入れる話題の解氷方法も便利

フロントガラス

雪の朝はクルマに雪が積もっているなどで、すぐに出発できないことも多くあります。そうしたときに便利なグッズを紹介します。この記事のタイトルは「冬にクルマに積んでおく必須品」ですが、これから紹介するアイテムはクルマに積んでおくのではなく、車外に出しておかないと役に立ちません。

クルマに雪が積もったままだと走れませんので、クルマから雪を下ろすための「スノーブラシ」が必要です。これをクルマの中に入れておくと、取り出すときに雪が車内に落ちたりして悲惨なことになりがちです。また、雪が積もって一番困るのはフロントウインドウなので、フロントウインドウ用のカバーを付けておくことをおすすめします。カバーをしておくと、凍結も防ぐことができます。

凍結してしまった場合は解氷スプレーを使うとウインドウの凍結を素早く解かすことができます。また最近、温かい水道水を入れたコンビニ袋などのビニール袋を滑らせる、という方法が話題になりました。凍結がそれほど厚くなければ、スクレーパーなどを併用しなくてもきれいに解けるようです。ただし熱いお湯を入れると温度差でガラスが割れる原因になるので、温か目のお湯程度にしておきましょう。

諸星陽一
  • 諸星陽一
  • 日本自動車ジャーナリスト協会(外部リンク)
  • 自動車ジャーナリストとして専門誌やライフ誌での執筆活動をはじめ、安全運転のインストラクターも務める。1992年~99年まで富士スピードウェイにてRX-7のレースに参戦。セルフメンテナンス記事も得意分野。福祉車両の数少ない専門家の一人でもある。

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