従来のレーダー探知機では反応しない? 移動式オービスとは?

2021年6月8日

オービス

日本でオービスといえば速度違反自動取締装置の代名詞となっていますが、もともとはアメリカのボーイング社の商標です。このオービスが大量に設置されたこともあり、日本では代名詞として使われるようになりました。従来、このオービスは固定して設置されるものでしたが、最近はコンパクトな製品が開発されてさまざまな場所に置くことができるようになりました。これを一般的に「移動式オービス」と呼んでいます。

この記事のPOINT
移動式オービスはレーダー探知機では反応しない
最近の探知機では移動式オービスも検知可能になりつつある

移動式オービスはネズミ取りとは何が違うのか?

移動しながら速度違反を取り締まるというと、いわゆるネズミ取りを想像しますが、移動式オービスとネズミ取りとは大きく違う点があります。ネズミ取りの場合は その場で切符が切られますが、移動オービスはそこで撮影されたデータを元に、のちほど呼び出しが掛かるという手順です。

ネズミ取りの場合はその場での事務処理が必要なのである程度の人数で取り締まりをおこなっていますが、移動式オービスの場合はその場での処理が必要でないため、少人数での取り締まりが可能なのが大きな特徴といえるでしょう。

今までとは異なる計測方式を採用する

オービス

オービスによる取り締まりを回避するアイテムとしておなじみなのが「レーダー探知機」ですが、従来の「レーダー探知機」では移動式オービスを探知できません。従来の「レーダー探知機」はその名のとおり「レーダー」の波を検知して警告を出すか、本体内に記憶された地図データとGPS情報を照らし合わせて警告が出されます。

つまり計っている方法が違うので警告できない、取り締まる場所が移動するから警告できないというわけです。

移動式オービスはどこで使われるか?

移動式オービスはその名のとおり移動できるシステムなので、どこにでも移動して使用することができます。なかでも注目されているのが ゾーン30と言われる地域での使用です。ゾーン30とは住宅街などの生活道路のなかで速度規制を30km/hに制限した地区のことです。

このゾーン30では従来よりも低い速度違反での取り締まりをおこなうと言われています。ゾーン30のなかではちょっとした速度オーバーが大きな事故につながる可能性があるため、15km/hオーバーの45km/hでも取り締まると言われています。しかし、実際ゾーン30の地区は道路幅も狭く、45km/hはかなり危険な速度ともいえます。

さらに取り締まる側からみれば、レーダー探知機に探知されないように、場所を移動しつつ取り締まりをおこないたいのは当たり前のことで、幹線道路などでも機器を移動しながらの取り締まりがおこなわれています。一方で、レーダー探知機メーカーも移動式オービスの計測方式である レーザー光を検知するシステムを開発、警告が可能となってきています。

諸星陽一
  • 諸星陽一
  • 日本自動車ジャーナリスト協会(外部リンク)
  • 自動車ジャーナリストとして専門誌やライフ誌での執筆活動をはじめ、安全運転のインストラクターも務める。1992年~99年まで富士スピードウェイにてRX-7のレースに参戦。セルフメンテナンス記事も得意分野。福祉車両の数少ない専門家の一人でもある。

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