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静かな人気の「レストア」とは?楽しみ方やおすすめのクルマ紹介!
2021年9月3日

最近「レストア」という言葉を耳にすることが多くなってきました。なにやらちょっと古いクルマなどと関係のある言葉のようですが、「レストア」とはいったいどういう意味なのでしょうか? そして実際の「レストア」はどんなことをするのでしょう? 自動車メーカーも「レストア」に対して積極的に動き出しているとも言われています。今回は「レストア」の意味、楽しみ方、メーカーの取り組みなどについて解説します。
- この記事のPOINT
- レストアとは内装や外装、エンジンなどを新車当時のように戻すこと
- おすすめはAE86レビン&トレノ、ユーノスロードスター
- 一部自動車メーカーではレストア支援事業が始まっている
レストアとは何か?
「レストア」は、回復や戻す、復元といった意味を持つ単語です。英語表記は「restore」で、パソコンなどの世界では「リストア」と発音することが多く見られます。スマホの電話帳が消えたときに復活させてふたたび電話帳に登録することなどを「リストア」と言います。対してクルマの場合は、動かなくなったようなちょっと古め以上のクルマの内外装、機関を正常に戻し復活させることを「レストア」と呼びます。ちょっと古い……という曖昧な表現をしたのは、何年前のクルマは「レストア」で、何年前のクルマは「修理」といった明確な区分けがないからで、動かないクルマを動くようにするのがレストアで、動いているクルマはレストアでないかといえばそうでもないのです。「レストア」の定義は曖昧です。
レストアは一種の趣味と言っていいでしょう。歴史遺産、産業遺産、文化遺産として博物館や自動車メーカーが貴重なクルマのレストアを行うこともありますが、それはごく一部のことで、多くは個人が自分の趣味として古くなったクルマのレストアを行います。ときどき、今のクルマがつまらなくなったから昔のクルマをレストアする……というようなことが言われますが、そのレストア対象のクルマが現役だった時代の人々もレストアをしていました。いつの時代も人間は懐古趣味をもつものです。
しかし、今はちょっと違います。なにしろ、もしかしたらエンジン車がなくなるかもしれない時代がそこまでやってきていると言われているので、このタイミングで20年、30年前のクルマをレストアしておくのはとても意味のあること、というわけです。
レストアはどんなことをするのか? 入門用のクルマは何か?

レストアにはさまざまなアプローチが存在し、そのどれもが正しいアプローチと言えます。人が楽しみで行っているレストア手法について、他人がとやかくいうのは間違っています。ネジ1本までオリジナルパーツにこだわってレストアするのもひとつのアプローチだし、パーツを流用したり自作したりしてレストアするのもひとつのアプローチです。オリジナルにこだわることだけが正解ではありません。同様にレストアを得意とする業者にすべてをお願いするのも、DIYで作業するのも、一部だけ依頼するのも、どれもがレストアの手法として正しいと言えるでしょう。
これから古いクルマに乗ってみたい、レストアを楽しんでみたい、という人はレストアしやすいクルマを選ぶことをおすすめします。パーツが手に入りにくいクルマや、販売台数の少ないクルマ、共通部品の少ないクルマなどはレストアが難しく、費用もかさみがちです。たとえば「AE86レビン&トレノ」などは人気のあるクルマで、「AE85」や「TE71」との共通部品も多いので、比較的レストアしやすいタイプです(といっても40年近く前のクルマなので、それなりの覚悟は必要です)。
同様に「ユーノス ロードスター」(現マツダ ロードスター)などもレストアしやすいクルマでしょう。
日本の自動車メーカーもレストアに力を入れ始めている
ヨーロッパは自動車文化が根付いていることもあり、古くから自動車メーカーがレストアに関わってきました。それはパーツ供給だけにとどまりません。たとえば、ダイムラーはエアコンの冷媒が対応しなくなったメルセデス・ベンツの低年式車に対して「レトロフィット」といって現代のエアコン冷媒が使えるエアコンシステムを販売するなどしています。また「ハイマイレージ表彰」という制度もあり、10年10万kmをひとつの区切りとして、1台のクルマを長く乗っているオーナーを表彰するという制度もあります。
日本では初度登録後13年を超えると税金が上がっていきますが、欧州では車齢がある程度を超える(たとえば30年など)と税金が減額されたり、免除されたりすることもあり、古いクルマが生き残るための政策が取られている国も存在します。いかに国をあげて自動車文化を守ろうとしているかがうかがえます。
日本では政府はまったく動いていませんが、自動車メーカーは旧車保護、レストア支援に力を入れ始めました。トヨタは「GRヘリテージパーツ」のネーミングで「トヨタ 2000GT」、「A70スープラ」、「A80スープラ」のパーツ供給を開始(「ランドクルーザー 40シリーズも予定」)。マツダは「クラシックマツダ」の名で「ユーノス ロードスター」(NA)と「RX-7」(FC、FD)の部品供給を開始したほか、「ユーノス ロードスター」についてはメーカーがレストア作業を請け負う事業も行っています。
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