
この記事は「
i-DMを勘違い」の補足です。
╳ i-DMが運転を上手にする。
(◯ 優しく丁寧にする)
運転上手な人が優しい運転すれば青点灯する。
でも、青点灯すれば運転上手とは言い切れない。
これを過去と最近のログ合成動画でi-DM青点灯状態を比較して検証してみました。
過去:2014年9月21日 都留ー道志線 目標G=0.3G
最近:2015年3月14日 道志みち 目標G=0.2G
動画再生時間
00:00〜00:45 概要説明
00:46〜01:04 都留ー道志線 #1 下手でも青点灯
01:05〜01:22 都留ー道志線 #2 下手でも青点灯
01:23〜01:51 都留ー道志線 #3 下手でも青点灯
01:52〜02:06 都留ー道志線 #4 下手でも青点灯
02:07〜02:24 都留ー道志線 #5 スコア良好 / 青点灯
02:25〜02:41 道志みち #1 スコア良好 / 青点灯は始めだけ
02:42〜03:01 道志みち #2 スコア良好 / 青点灯は最後だけ
03:02〜03:13 道志みち #3 スコア良好 / 青点灯せず
03:14〜03:34 道志みち #4 スコア良好 / 青点灯は最後だけ
03:35〜03:49 道志みち #5 スコア良好 / 青点灯せず
03:50〜04:12 道志みち #6 失敗しても青点灯
下手でも…:該当コーナーのG-Bowlスコアが低く、減速ー旋回ー加速のGが揃わない。
減速G無しの旋回Gだけ。ヨーレートピークの遅れなど。
スコア良好:該当コーナーのG-Bowlスコアがほぼ9点台。
昨年の秋、初めて都留ー道志線を走った頃は減速Gのタイミングや勾配が決まらず、G-Bowlアプリではまだ低スコアでした。辛うじて横Gが突出しないように心掛けていました。コーナーが連続するワインディングで目標G=0.3GはG変動幅が大きく、躍度発生の頻度が高くなります。そのため頻繁とi-DM青点灯します。特に都留ー道志線 #3は白点灯してもすぐに青点灯で上書きされ、複数コーナーに渡る28秒間のほとんどが青点灯状態。しかしG-Bowlグラフは残念な出来でした。
最近の道志みち #1〜 #5はG-Bowlスコア9点台のシーンから抽出。しかし、目標G=0.2Gはi-DM青点灯には控えめで、減速/加速のG変化には反応しますが、横Gの継続には無反応。道志みち #6は旋回中に修正舵で乱れる失敗ケースですが横Gが大きめでi-DMは青点灯してます。
このようにコーナリングのGコントロールの適否とi-DM青点灯は関連しません。うっかりi-DM青点灯を運転技量の指標にすると、今回の事例では都留ー道志線の方が良好だと勘違いするでしょう。i-DMは加速度変化の大きさと変化の滑らかさを見るだけで、加速度変化の適否には無頓着です。これはi-DMが前後方向と横方向の揺れを個別に見て、それぞれの判定タイミングでランプ点灯を上書きするためです。
マツダがプレマシー以降、G-Gダイアグラムの円形軌跡を理想の旋回(
ダイナミックフィールの統一感と呼んでる)としたことともi-DMは関連しません。揺れが少ない=無駄が少ないは良いとして、旋回操作の良否判定には単純過ぎるのでしょう。
比較検証した動画のi-DMは5thステージです。これが3rdステージであっても全体的に青判定頻度・時間が増すだけで結論は変わりません。セオリーから外れた下手なGコントロールでも、一定値以上で滑らかな加速度変化ならi-DM青点灯です。i-DMは乗り心地の指標にはなりますが、運転技量を高める旋回操作の良否判定には使えません。
元はと言えば、G meterアプリを導入したのは苦手なワインディングでi-DMスコア/青点灯を追求するためだったのに、こんな結論に至ったのは
昨年夏のことでした。自分の中では決着したのであえて検証する動画や記事は書かずにいましたが、同じ轍を踏む人がいると気の毒で書きました。
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i-DM | クルマ
Posted at
2015/03/19 21:37:05