今日、何気なしにダイハツのホームページを見ていると、今月の8月 1日からムーヴカスタムのRS、つまりターボ車がマイナーチェンジしていることを知りました。
ここで掲載しましたムーヴカスタムの写真はダイハツのホームページから借用しています。
そのときに初めて知ったのですが、ターボ車のエンジンの諸元表を見ると、なんと最大トルクが、フルモデルチェンジ前→10.5kg・m/3000rpmから、新型ムーヴカスタムRS→9.4kg・m/4000rpmになっていました。
なお、ここのブログは専門用語のオンパレードですので、
分かりにくければ下記コメントもご参照のほどよろしくお願いします。
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少し前に代車で乗った新型ムーカスのノンターボのアイドルストップ付き新カスタムGですが、これが 「あまりにも燃費重視側に振っていたために、アクセルを踏み込まないと回転が上がらず、運転しにくいことこの上ない」 とのブログコメントをいたしました (これはあくまで私の主観によるものです)。
アイドルストップこそないものの、ターボ車もトルクが1.1kg・mのダウンと、トルクの最大発生時の回転数が1000rpm上昇したのかとの思いにとらわれました。
新ムーヴのエンジン性能曲線図を見たわけではありませんが、現代のお車は燃費向上のためなのか、相対的に昔と比べかなり低回転になっている場合が多いのに、660ccという排気量の制約が大きいものの、最大トルク値の回転数が上げられていたので意外な感じにとらわれました。
ちなみにCVTの最終減速比4.8は変更なしですが、エンジン特性が変更されていることからCVTの制御特性は変更されている可能性大ですね。
ちなみに最大出力は旧型64ps/6000rpmから、新型も64ps/6400rpmになっているのですが、実は軽自動車の馬力表示にはカラクリがあり、ご存知の方も多いとは思いますが、
実際には64ps以上の馬力があっても、自主規制によりカタログ上はあくまでも64psとしか表示しないことになっています。
でなければ、コンテ(旧ムーヴも)のNAエンジンの58ps/7200rpmに対し、ターボ車の64ps/6000rpmとでは、同じガソリンを使用し排気量も同じエンジンなのに、主に圧縮比が違うだけでカタログ上ならわずか6馬力の差しかないのですが、過給により走りは全然違っている説明がつかないです。
ちなみにトルクは、コンテのNA車とターボ車とでは
1.6倍の違いがあるので、ターボのブースト圧にもよりますが、トルク値だけならリッターカーとほぼ同じ力を発揮し、車両重量で割るとコンパクトカーに近い値になりますね。
でもブーストもするので出だしはコンパクトカーよりちょっとトロイかもしれません。実出力はシャシダイ測定すればはっきりいたしますが、70~75ps付近だと思えます。
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コンテカスタムRSは、いまのところ前のエンジンのままだと思われますが、ムーカスRSが替わった以上コンカスRSも替わるのは時間の問題なのかもしれません。
元来わざわざ軽四ターボ車まで買って乗る人は、税金は安いながらやはりある程度のトルクと登坂性能、そして運転のしやすさを求めてのことだと思います。
悪く言えばいいとこ取りなのですが、私なら収得税のエコ減税の恩恵は受けなくても、やはり最低10年ぐらいメインで乗ることから、多少燃費が悪化しても運転のしやすさや充実したトルクがあるほうが良いように思えます。
ちなみに今回のムーカスRSのマイナーチェンジでは、足回りがフルモデルチェンジ前からずっと続いてきたRSの2WD仕様の16インチホイールは廃止され、ほかのダイハツのターボ車と同じように165/55R-15の15インチホイールになったのは、タイヤの価格とタイヤ交換のしやすさと燃費向上の点からみれば、純正仕様で乗る人にとっては、かえって良かったのではないでしょうか。
ここへお立ち寄りの皆様、
私はもともと「エコカー減税」とは、エコに名を借りた税金の還付による販売促進策だと思いますが、どうしてただハイブリッドというだけで、車体が重くしかもバッテリーも積んでいるので燃費もさほど良くなく、わがカクシカRS号よりはるかにはるかに燃費も悪い、1000万円もするレクサスが収得税0になるのか、全くもって不可思議といわざろう得ないですが、いかがでしょうか。
あの制度は軽自動車には本当に不利で、重量の重たい車には有利という、わけの分からないこのような曲がった政策を国がするので、どうしても変な味付けをする車が出てくるのだと思いますね。
【修正】 下記コメントに書かれていますように、元々の文面には記述に誤りがありましたので、
2011.9.9に一部修正の上、再投稿しています。
【2012.7.8 追記】
2012.6頃、アイドルストップこそ付いていなかったが、
このエンジンを搭載した新車のタントカスタムRSの4WD車に
丸2日間に渡って乗る機会があり、
その時の感想を後日の当ブログ、2012年 4月 11日付けの
「ムーヴコンテカスタム マイナーチェンジ」 に記載しました。
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【2011.12.25 追記】
この寒い12月中、わけあってずっとこの車(NA車のほうのムーブカスタムGですが)に乗っていましたが、1ヶ月近く乗っていてビックリしたことの一つに、
フロントガラスが非常に曇りやすいというのがありました。原因ははっきり調べたわけではありませんが、どうやらダッシュボードのかなり前まで突き出しているフロントガラスの形状に問題がありそうです。
当方の居住地は瀬戸内なので、そんなに極端な寒冷地ではありませんが、1人乗車時でさえ暖房時に、とにかく常時エアコンスイッチをONにしないと、すぐ窓ガラスが曇ってしまうのには閉口しました。
フロントガラスが小さくて立ち気味のコンテ(カスタム)では、四人も乗ったり、真冬に-10℃以下の気温になる山梨県の山中湖あたりでも行けば別ですが、冬場でも普通はこんなに曇らないので本当に驚きました。
そしてこのフロントガラスが大きすぎるためなのか、あるいはボディの先まで突き出ているせいなのか、エアコンの温度調整を手動でHiに設定しても、暖房もなかなか効かないですね。
気温0℃前後の早朝は、エンジンが温まっていてエアコンから温風が出ていても、私には寒く感じられました。
ただ当方所持のコンテカスタムは、2WDでありながら寒冷地仕様車を購入したので、前席の下にリヤーヒーターダクトの排出口が左右ともあり、エアコンの風向を足方向へ向けると、このダクトからも温風が常時出ますので、後席も車全体も足元から暖まりやすく、その分は割り引く必要はありそうです。