ダイハツ純正 , 86300-B2200 前期コンテ用 ラジオアンテナASSY
いつ頃かもう失念してしまったのですが、楽ナビのAMカーラジオと1620kHzで放送されています道路情報が聴けなくなっていました。
最初はナビの回路の故障かとも思い放置しておりましたが、新車からの楽ナビAVIC-MRZ90Gはひじが当たって運悪く液晶画面を破損し、しかももう有料でも地図の更新が終了していたので、同じ楽ナビの現在でも地図更新ができる型番の美品の中古品に交換したのですが、こちらもAM放送が全く聴けず、これはおかしいと原因を追究することに。
最初はアンテナの配線のどこかが切れているのかとも思いましたが、たまたま東北旅行中の際に千葉県内へと立ち寄ったプチオフの道中、東北道から外環道へ向かう途中でNHKのAM第一放送が良く受信できることに気が付きました。どうやら電波が相当強かった(強電界地区) らしいのですが、相変わらず他局は受信できなかったもののアンテナ配線の断線は否定されました。
そこでカーラジオの受信の仕組みを一からいろいろと調べてみることに。どうやらアンテナ棒が短い近年のバーアンテナタイプや、受信性能が劣るリヤーガラスに貼り付けるタイプのアンテナ線、どうやら単純に家の屋根上とかに上げているアンテナのような構成ではなくて、バーアンテナの中にAM放送用のブースターが内蔵されていることを突き止めました。ちなみにFM放送のほうはブースターが無くても受信できるそうですし、カーナビのVICS(ビックス) も含めて何の問題も無く受信できていました。
お車の電装にお詳しい方ならこんなこと当たり前のことなのでしょうが、過去に家庭用のアンテナをいろいろと自ら建てた経験から、車ではこのような仕組みになっているとはつゆ知らず、カーラジオのアンテナも昔の長く伸ばすタイプのバーアンテナのイメージしかありませんでした。
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長い前置きはさておき、どうやら我が車のアンテナASSYが壊れているらしいということで、すでに劣化している屋根布を交換する前にとっとと直すことにしたのですが、新品のバーアンテナは1万円ほどもします。この車にあと10年も乗るのなら純正の新品にしますが、ラジオが聴けなくても走行に直接影響がないということで、格安の中古部品を買って差し換えて様子を見ることに。
なおコンテの場合、前期と後期ではアンテナASSYの品番が変更となり、端子が一部変更になっているようなのでご注意願います。ここで取り上げました品番は古い前期タイプの品番でございます。
で、格安の中古部品ということで試しに分解し交換修理したのが下の9点の写真と簡単な解説文です (みんカラのパーツレビューが大幅に変更になったので書き換えました)。やはり簡単な電子回路がバーアンテナ本体の中に組み込まれていました。そして分解したのにはもう一つ理由がありまして、防水のためのゴムパッキンを我が車の物と差し換えたいためでした。
このパッキンのみの部品が出ればいいのだが、アンテナ本体の上カバーを取り外さないとゴムパッキンが綺麗に挿入できないようになっていまして、そのためなのかこのパッキン単体の部品が出ないので、仕方なく我が車に付いていたゴムパッキンを入手した中古アンテナにセットしたあと、ロックタイトが出している黒ゴム接着剤を流し込んで上カバーをはめました。
そして劣化している屋根布を少し剥がして、試しにアンテナコードをつなげてみると、もちろんAM放送もFM放送も無事良好に受信するようになったので、屋根上にアンテナASSYを設置し固定しまして修理完了となりました。
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これで道路情報と災害時などの緊急放送が聴けるようになりまして、遠出の安心度が幾分か高まりました。特に高速道路情報が走行中に即時聞けるのはありがたく、今まではわざわざサービスエリアなどに入って確認しておりました。
ちなみに壊れた我が車のバーアンテナも分解して見ますと、ちょっと触れただけでごく小さなコイルが脱落してしまいました。夏場時の高熱と侵入してくる水滴(さらに冬場などは凍って膨張するし) など、アンテナ回路が直接外気にさらされていることで劣化し、電子回路のはんだ付けが脆くなったりしてAM放送用のブースタが壊れたようです。ちなみに放送業界では、現行のAM放送を廃止してFM放送へ移行するよう要請しているようですが。
次はネット上ではよく知られていることですが、最近悩ませられていた左テールランプの尾灯点灯時に、ブレーキを踏むとブレーキ灯が不点灯になる件、これは結構危険なのでこれを解決した件について報告したいと思います。
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コンテのアンテナを交換するには、まず室内の屋根布を一部はずす必要があります。
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純正の車外アンテナを取り外した跡。アンテナ本体の金属部分の爪で、屋根板が錆びています。
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取り外したAM放送が受信不能な新車からのアンテナと(下)、中古で入手した良品アンテナです(上)。
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交換品を屋根へ取り付ける前に正常に受信できるかテスト。アースをとっていないのでノイズが盛大にでます。
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無事すべて受信できたのを確認後、内部を分解。中身はわずかに電子回路があり、AMブースターのようです。
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こちらの写真はピンボケぎみですが、壊れていたアンテナです。触るとコイルが1個脱落しました。
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防水を兼ねてロックタイトの黒ゴム接着剤で処置をします。この接着剤はゴム状になるので使いやすいです。
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屋根上にアンテナを固定。アンテナ底部のゴムシートのみの部品は出ないので、劣化の少ない我が車のを移設。
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アンテナを屋根に固定するためのナットをアースを取るための鬼目パーツと共に固定。ソケットを接続し完了。
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