
バレンタインデーなので、まずはチョコレート
(量の多少はあれ頻繁に食べているような?)
JSPORTSで時間を気にせず自宅でWRCを
観戦できるなんて、かつてセブンイレブンを
ハシゴしてVHSテープを探していたのが
遠い昔に思えてきます。
あの当時、マクレーやバーンズのライバルだった
トミマキが今ではトヨタチームの監督ってのが
時代の流れを感じさせますけど、ラトバラが
優勝を決めた時の喜び方なんか「あれ、
トミマキってこんな性格だったっけ?」って気にさせられます。
正直、Day3開始時点の予想では、
トップを走るヌービルがパンクかしょーもないメカトラブルでペースを
少し落とす > ラトバラが首位を獲る前にタナクが猛追して
トップを獲る > オジェとラトバラとヌービルで団子になる >
ラトバラ4位でフィニッシュ…くらいの予想だったんですけれど、
予想は大外れ。
「速過ぎてステージキャンセル」をやらかす勢いのタナクをも
突き放したラトバラが首位でフィニッシュ!
最終SSもクルージングじゃなくて、フロントのイン側を路肩に
落とす勢いで攻めていて、文句のつけようのない勝利でした。

高速コーナーを見ていると、トヨタ・ヤリスって、ヒュンダイ・i20や
フォード・フィエスタに比べると修正柁が多くて(多分あのまま
ターマック・ラウンドに持って行ったらドンガメだと思う)、
マシンの完成度としてはまだまだって印象が強いんだけれども
それで勝ちをもぎ取ったラトバラには拍手です。
逆に、完成度が高くてフォード・フィエスタと比べても明確に速い
ヒュンダイ・i20は2戦連続のクラッシュで「もしかして操安性に
問題を抱えているんじゃ?」って疑念が湧いてきます。

しかし、スウェーデンの高速ステージって雪原か森の中を
トップスピード180km/h位で走る訳ですが、インカーの映像を
観ていると「目印らしい目印って思いつかないのに、
コ・ドライバーはよくロストせんよなぁ?」と感心します。
プロだから当たり前といや当たり前ですけどね。
(恐怖心のほうはあっと言う間に慣れると思いますw)
次戦ラリー・メキシコは3月9日(木)~12日(日)のグラベル戦。
真冬から真夏のような高地での戦いで、パワーが出ないか、
オーバーヒートに苦しめられそうです。

話は変わりまして、番組中で「トヨタがR5車両を開発するかも?」
って話題が流れていました。現状R5車両はシュコダ・ファビアR5か
フォード・フィエスタR5多数を占めているんですが、日本国内で
走らせるには(トップチーム限定だろうと)サポートがあんまり
期待できませんから、ヤリスR5があったらラリー北海道とか
(WRCオーストラリア)で面白いんじゃないかと思います。
規定上18万ユーロ以下での販売が義務付けられていますから、
1ユーロ120円なら2,160万円…キャロッセに現行インプの新車を
注文するのとあんまり変わらないか…(汗。)

その価格で売ってもメーカー(又はファクトリー)の儲けは少なくて、
競技中に破損した部分の修理とか消耗部品の販売で収益を
出しているという話です。
その話を聞いたとき「コピー機ビジネス」を思い出してしまいました。
日本だけじゃなく、ヨーロッパも内実は色々大変だと思います。
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ラリー | 日記
Posted at
2017/02/14 23:49:44