★クルマからは乖離した話題です
私は規制前のモデルガン全盛期に少年時代を過ごしました。
当時の小学生的にはかなり高価だったモデルガンがものすごく流行って、みんな必死でお小遣いを貯めて銃を買う。
どういう状態だったかというと、男子児童のおよそ半数くらいが銃を携帯して登校してきます。
昼休みには撃ち合い(「ごっこ」ね、弾の出ないモデルガンだから)。銃を持ってない友人を守りつつ、校内で疑似サバゲー状態ですね。
弾は出ませんが排莢しますし、火薬を使うので音も出れば硝煙臭くもなります。
今思えばおおらかな学校だったですが、あるときひとりの男子が持ってきていたシュマイザーMP40
が暴発というか、フルオートの状態でトリガーを引き、振動で取り落としたのにマガジンが空になるまで床で薬莢をバラまき続けるという事件が起こって、以降は登校時に銃の携帯はまかりならん、という至極当然な措置が取られました。
規制前のモデルガンは、
・金属製
・実銃と同じブラックボディ
・銃口が完全に塞がれていない
(前から見ても塞がれているように見えない)
・撃針も金属製なので発火しても撃針がヘタらない
というものでした。
その後1度目の規制があって、モデルガンはみんな金ピカになり、銃口は完全に塞がれて、僕らガキ共のテンションはガタっと落ちてしまい、みんなモデルガンにお小遣いを費やさなくなりました。
その後さらなる規制が行われて、今ではモデルガンはオール樹脂製になり、発火「することもできる」という、何度か発火させたらつぶれてしまう、何ともいかがわしい樹脂製の撃針になって、初期モデルガン世代の購買意欲をつぶすか、どこぞの警官とか社長のような違法改造マニアを生み出すかのどちらかになっているらしい。
そんな初期モデルガン世代の私ですが、いまどきのモデルガンを1丁だけ持っています。
ベレッタのM9です。
マルシンだったかな、プラモみたいに自分で作るモデルガンでした。
自分で作る分、完成販売のものよりグッとお安い。
完成すればちゃんと発火「することも」できます。
未塗装だといかにも樹脂なので、ブルースチール風に塗装してあります。
バレルだけシルバーにしたのは単純に趣味ですね。
マガジンに15発、あらかじめ本体に装填しておけばMAX16発続けて撃つことができる。
これを何度だったかなぁ、そんなに繰り返していなかったと思いますが、あっという間に撃針がつぶれて発火できなくなりました。
銃というのは本来ターゲットを殺傷するためのものですが、私が魅かれるのはクルマと同じで、その機能美ですね。
マガジンひとつ取っても、第二次世界大戦の頃の銃は弾丸が1列になっていたものが、同じようにグリップに収まる大きさでありながら、左右に少しずつズラして2列にすることで倍くらいの弾丸を収めることができるよう改良されたりと、機能を追求するべく作られているところが好きです。
あ、誤解のないようお断りしておきますが、私は銃に詳しい訳じゃありません。
なので、M9のことも他の銃のこともほとんど知りません。
初期モデルガン世代だったせいか「弾が出る」ことにはほとんど興味がありませんでした。
でも、けっこう大人になってから、「的を射ぬく」ということにはちょっと魅かれていました。
私の中のイメージは弓道のそれです。
「ツルネ」の世界ですね。
(アニメ化を行ったのは、あの京都アニメーションでした)
学生時代に剣道、居合、極真空手をやりましたが、弓道はやっていません。
当時は「闘う」ことや「技をきめる」ことに意識がありましたが、今は「集中する」とか「無我」とか、そちらの方に惹かれます。
それと、クルマでもそうですが、ひとり遊びが好きだと思います。
誰かと競ったり、連なって走ることよりも、淡々とスムーズに走ることに集中する感じが好きです。
扱う製品の機能美と、それを使って淡々と集中するというところ、ついでにひとり遊びできるのが、クルマで走るのと、シューティングってなんだか似てるな、と最近きづきました。
気づくとやってみたくなる訳でして、とりあえず最低限必要なものから揃えてみることにします。
シューティングといっても実銃である必要はありませんし、いろんな意味で体力が落ちているので、割と気軽にスタートできないものは長くは続かない気がします。
なので、エアガンでいくことにします。
よくわからないので一番購入しやすそうな東京マルイの製品の中から選ぶことにします。
まずは電動かガスかコッキングか、という3者択一になります。
ブローバックする系の拳銃で、ブローバックさせるための原動力としてこの3つの選択肢がある、ということですね。
モデルガン世代なので、ここはガスを選びます。
設計面と扱いやすさでいうとエントリーにはハイキャパ系が向いていそうな気がするのですが、と同時にクルマと同じで好きなものを買うのが続ける一番のコツだとも思っています。
M9、特にM92Fが好きですが(単純に見た目ですね)、人気のある銃なのでエアガンとしても早い時期に登場していて、言い換えると古めの設計になっているみたい。
発砲エンジンもそうですが、一番痛いのはホップアップ機構がついていないことですね。
ホップアップというのは、BB弾に回転をかけて弾道というか飛距離というか、それを微調整する機構です。
M92Fにはこれがない。
やっぱりハイキャパになるのかなと思っていましたが、M9A1にはホップアップがついていることがわかりました。
M9A1はM9のバリエーションモデルと思ってもらえればいいと思います。
(ガンに詳しい方、おおまか過ぎる説明ですみません。。。)
発砲エンジンは最新ではありませんが、多分私が使うのはほとんど室内になるのでさほど問題にはならなそうです。
ということでM9A1に決めました。
※実銃ではありませんが、弾丸の出るものなのでセーフティかけてあります
※セーフティかけて、撃つとき以外はトリガーに指はかけない
※セーフティ外れていますが、マガジンは抜いてあります
M9A1はM92Fと違ってこのようにウェポンライトを装着できるようになっています。
まあ、暗いところで撃つようなことはないと思いますが笑
これが妥当な選択かどうかは今の私にはわかりません。
たぶんごく普通の銃ならなんでもよくて、それより大切なのは練習ですねー。
最初は全く当たらないと思うので笑
トシ食ってもできそうだし、楽しくスタートしようと思います^^