2025年8月31日(日)
弘前で白神さんとお別れしたあと、東北道〜釜石道を通って順調に釜石駅に隣接するビジネスホテルに到着しました。
このホテルは素泊まりで予約していたので、夕食を取るお店をホテルのフロントに紹介してもらったのですが、15分くらい歩いたところの炉端焼きの居酒屋さん(名前を失念しました)で食べたお刺身が美味しかったです。地元の醤油(藤勇という名前だったか?)が特に。知らない街で、こうして美味しいものに出会うのも旅の醍醐味です。
31日は、課題になっていた三陸鉄道の未乗区間である釜石−宮古間55.4Kmの乗りつぶしを行いました。
この区間が未乗となっているのには込み入った事情があります。

実はこの区間は、もともとはJR山田線(盛岡−宮古−釜石)の一部だったものが、2019年3月にJRから移管されて三陸鉄道となったものです。その原因は2011年3月の東日本大震災の地震と津波による被害です。
三陸鉄道は、それ以前は南リアス線(盛−釜石36.6Km)と北リアス線(宮古−久慈71.0Km)に分断されていたのですが、釜石−宮古55.4Kmが移管されたことで一本につながった歴史があります。
よ−のすけは、2007年9月に旧南リアス線、旧北リアス線、旧山田線それぞれをすべて乗り終えていますので、厳密には未乗ではないのですが、三陸鉄道としては未乗だったということです。
(厳密さを求めるということであれば、本当は旧南リアス線、旧北リアス線も震災によって線路が山側に移設されたところがあるので、全線乗り直しをしたいところであります。)
この日の行程
釜石7:50(久慈行き)−宮古9:14
宮古9:56(盛行き)−釜石11:23

釜石駅のホームで。

用意したキップ。土日だったので、1日フリーきっぷというのも利用できたのですが、釜石駅の窓口が無人だったためキップの買い方がわかりませんでした。自販機でこのキップを買ってしまってから、自販機の下の方にフリーきっぷのボタンがあることに気づきましたが、後の祭り。

三陸鉄道は単線です。途中駅ですれ違った車両はなぜかゴルゴ13のラッピング。

昔、井上ひさしの「吉里吉里人」という小説を読んだことを思い出しました。

リアス線という名前からは、ずっと海を眺めながら走るイメージがありますが、実際に海が見えたのはごくわずか。

宮古駅。
宮古駅で帰りの列車を待つ間、駅に併設されている三陸鉄道のお土産屋さんを覗いたりして時間を潰しました。
やがて来た列車に乗って釜石まで戻りました。

JR釜石駅の全貌。

駅前の日本製鉄の釜石工場。
ホテルの駐車場に停めておいたターくんに乗り、三陸道〜常磐道で相馬を目指します。
つづく
Posted at 2025/09/15 14:49:08 | |
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