
【DUCATI 848】について"その1"、"その2"と書いてきました\(^o^)/

・848がスーパーバイクシリーズにおいて、どういう立ち位置なのか?
・848の魅力は、どういうモノなのか?
(各パーツサイドから見た魅力)
今回はその【ライディング】、つまり乗り回す"楽しさ"について書こうと思います♪

まず、格好良いバイクに乗っているだけでちょー楽しい!!✨️
これは全てのバイクや乗り物に言えますねw
所有しているだけ、乗っているだけ、そのスタートラインから既に楽しんでしまっています(*^^*)

ズバリ848の楽しさは、"危うさのある軽快感"と"回しきるエンジン"ですね!😆
848は250ccかと間違うほどコンパクトな車体設計です(;^o^)

↓Kawasaki Ninja ZX-25R SE(ヤングマシン様より)

↓YAMAHA YZF-R25(webオートバイ様より)

↓1199 PANIGALE

明らかに1199は左右のフロントフォーク幅が広いです。

同じ画角が無いのがアレですが、跨った感覚は250ccクラスとハンドル回りにほとんど差がありません。
両腕を伸ばし上半身を手のひらで支え、まるで"腕立て伏せの姿勢"を取っているかのようです。
↓これは跨って、手を置いている時の視野(^^)

測ってはないのですが、おそらくハンドル⇔シートの距離間も"相応に短い"と思います。

体感はパニガーレの方が長く"車格に合っている"感覚なんですよね〜。

ここから繰り出されるハンドリングは、間違い無くピーキー!(;^o^)
そもそも直列4気筒のバイクとV型2気筒のバイクでは"ジャイロ効果"の関係上、安定感が違うんですよ。
(ここでジャイロ効果の説明は省きます。
自ら脱線を防ぐw)
それに加えてコンパクトな車体設計が相まって、少しの入力でも機敏に反応するマシンとなっています。
だから車速が20km/hも出ていないとフラフラしますし、それ以下は教習所でいう【一本橋】に挑戦している気分です😅

848のシートは幅広、"良い意味"で表面が滑りやすくお尻の移動(ハングオフ)がやりやすいです😆

だからバイクへの入力は、やり易いんだけど入力が多過ぎると【パタンッ!】と倒れます(´;ω;`)
このバイクはハンドル周辺からの入力は"やらない様に"乗るんです!\(^o^)/
ママチャリとマウンテンバイクで比較したら分かりやすいかも☺️
皆さん子どもの頃に、両手放しで自転車に乗ったことはあるんじゃないかと思います♪
これは私の体験ですが、ママチャリの両手放しに慣れても、マウンテンバイクに乗り替えると「めちゃくちゃフラフラして怖い😨」、逆にマウンテンバイクの両手放しに慣れてママチャリに乗り替えると「曲がらなくて怖い😨」状態になるんです。
細かくはキャスター角やら何やらあるとは思いますが、同じ自転車でも機敏なモノとそうではないモノとあります。
DUCATIのLツインエンジンは搭載位置を前へする事が難しく、前軸重量の配分が少ないんです。
(フロントバンクの寄せに限界があるため)

↓YAMAHA YZF-R1(2007)

全く直列4気筒とは違います。
そういう構造から、リヤ寄りの重量配分なんですね(^o^)
だから乗り方は、"リヤ主体"で乗る!です😆
848はブレーキングからの進入初期はもちろんフロントにも頼りますが、すぐにリヤへ荷重移動。
フレーム(シート)に乗っかりながら、リヤタイヤと路面をお尻で感じてスロットルON。
Lツインの鼓動を感じながらバババッっと路面を蹴って立ち上がります。

【右コーナーの場合】
・ブレーキングは程々に、直立のまま特に入力はせず減速。
(この時お尻は右にズラしている)
・ハンドルからは入力せず、更に右にお尻をズラして左膝/左ももでタンクを右に倒すよう入力。
※入力と同時に軽く左に逆ハンドルを切る。
・お尻で路面を感じながらバンク角を増やす。
(この時点でリヤ主体に移行しようとしています)
・クリッピングポイントを過ぎる所でパーシャル。
・フロントフォークの伸びとリヤショックの反発を感じながらスロットルON。
上手い人はフロントにも入力するんだろうけど、やればやる程ピーキーさが顔を出します😅
ですから無理に入力することなくコーナーに進入、速やかに曲げて脱出する"V時"コーナーリングを心掛けています✨️
ただ、速度域を上げれば上げる程どうしてもブレーキングの入力が強まるので1次旋回から2次旋回への移行が難しく、"危うさのある軽快なハンドリング"となるんです♪
※サスペンションセッティングにて、わざとニュートラルアンダー気味に合わせたので、これでも乗りやすい方ですよw
(更にタイヤもMETZELER M9RRをあえて選んでニュートラルに寄せました)

"吊るし"のSTDセットは、
【フロント=ガチガチ】
(プリロード高)
【リヤ=ガチガチ】
(バネレート高、プリロード高、車高ちょい低)
【減衰力は前後とも 中 以上】
【車体構成からのピーキーさ】
が相まって、
【ガードレール直行バイク】だと思っています(;´Д`)

こんな事が簡単に出来る人には、それで良いんでしょうね(;´∀`)

ここからサスペンションセッティングの話をすると深み(その4)にハマるので今回は省こうかな😅
(n山さん、申し訳ないw)
次は"回しきるエンジン"です!
これは前回の【その2】で軽く書いた通りなんですが😚

↑【848テスタストレッタエヴォルツィオーネ】

またまた何故DUCATIが"Lツイン"なのかとか"テスタストレッタエンジン"って何?
は省きますね!w
(その5になる..)
【デスモドロミック機構】
私のユーザー名 desmo はここから使わせてもらっています(*^^*)
1956年、"ファビオ・タリオーニ"氏がレースマシンにデスモドロミックを採用。
後の1970年代にLツインエンジンをも送り出す。
(レスポンス様より)

世界でDUCATIだけが使い続けている機構で、一般的なバルブスプリング機構を用いず

開ロッカーアーム
閉ロッカーアーム
でスプリングの反力ではなくバルブの強制開閉を行っています!(°Д°)
このため高回転域でも"バルブサージング"が起きないので、エンジンの高回転化やカム形状を攻めて作ることが出来るのです☺️
レブリミット付近まで回しても「エンジンが重そう..😅」が全く無いんですよねー!
そのせいかサーキットでは、しばしばレブリミットに当たります..

コレを体感してしまったら、「また乗りたいっ!」の連続です😆✨️
Lツインの音、低速域の路面を蹴るドコドコ感、5000rpm辺りから調律されてドコドコ感が薄まり、それ以上に回していくとミックスされた雑味の無い綺麗な音♪
「もおー、堪りません!(^^)」
それにプラスして、まるで【2ストロークエンジン】みたいなパワーバンドなんです。
ギア比からの速度と回転数(実測)はこんな感じ\(^o^)/
(私の848はFスプロケ一丁下げてローギアード化しています)
・1速
半クラ2000rpm 20km/h
3000rpm 28km/h
4000rpm 40km/h
・2速
3000rpm 41km/h
4000rpm 55km/h
・3速
3000rpm 50km/h
4000rpm 70km/h
9000rpm 165km/h←
・6速
4000rpm 105km/h

まずスロットルが付いてくる最低回転数は【2800rpm】です(;°Д°)
でも路面の凹凸や勾配もありますから3000rpm付近が基本で、4000rpmがシフトアップですね〜♪
街乗り巡航は3速と4速を交互の連続です。
5速と6速は高速道路以外に使いません🤤
上で見てもらうと分かるんですが、
1速3000rpm=28km/h
なんですよ..
なので3000rpm以下では走行出来ないくらい"失火"の入り口が見えますので、およそ30km/h以下での走行は"全て半クラ"になります!(;^^)
四輪や他の直列4気筒バイクでは考えられないですよね⁉
848は、"走る為"に作られたバイクなんです。
だから本来、市街地走行なんてもってのほか!(°Д°)
渋滞に巻き込まれた日には"走行不可"と同義なんですw
(レースレギュレーションから解放されたとは言いましたが..)
反面、5500rpm〜8000rpmで走ると、とっても気持ちいいぃぃ!(*^^*)
3000rpm付近のトコトコツーリングも楽しいですが、このエンジンの真骨頂は中回転域以上でこそ発揮されます。
パワーバンドは5500rpm〜レブリミットの10000rpmまで一気に駆け上がります!!
この時の【官能性】は何物にも代え難いですね〜😆✨️

これはパニガーレにも無いものなんです。
あっちは爆発的に加速しますから..
そもそもパニガーレで8000rpmは一体何km/hなんだって話ですがw
サクッ?と書くと、こんなとこが848の魅力なんですよ〜✨️
848欲しくなりましたか?w

【848EVO Corse Special Edition】

最終モデルも2013年式と、そろそろ手に入れる時期としては最良かつ、最終なんだろうなと思います😊
トレリスフレームのスーパーバイクは848が最後ですからねっ!
気になる方は是非この機会にチェックしてみて下さい!
(なんだったら私が欲しいですが、色々と都合がつきませんw)
まだ書きたいけど収まりきらない内容も実はあります←
その3まで投稿し、およそ7割は書けましたから、とりあえず良しとします!\(^o^)/
次は、パニガーレか⁉
(もっと終わらなさそうw)

いやー、最高のバイクだな😆✨️