純正センサー信号分岐タイプのブースト計の取付 ~ SQUARE Ver. その1 (ダイジェスト版)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
12時間以内 |
1
ここでは、純正センサー信号を分岐して取得するタイプのブースト計の取付をダイジェストでお届けします。
ひとつ前の整備手帳…純正センサー信号を分岐して取得するタイプのブースト計の取付 基本的な取付方法編 (ダイジェスト版) (
https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/car/2292029/5713387/note.aspx ) と異なるのは…
・おととし (2018年) の夏にBLITZ パワスロを取り付けました。
一般的なパワスロの取付は、付属のパワコンをエンジンルームに取り付けてスロコンと接続する配線だけを車内に引き込む方法になるのですが、私は熱いエンジンルームにコンピューターをおいておきたくないという考えから設置を車内にすることにしました。
そうなると製品に付属している付属のハーネスでは長さが足りなくなるため、付属ハーネスにかん合するコネクターを探し出し購入。それを利用してさらに延長用自作ハーネスを作成、配線側を車内に引き込みパワコンを設置しました。
そのため、ブースト計のために分岐する配線がすでに車内にあることと同じ状態からのスタートなので、再度エンジンルームからの信号線を引き込まず、この取付作業でさらにブースト計配線割り込み用の自作分岐ハーネスを追加で作成し、接続することで対処しました。
これさえできれば、あとは必要な電源線をこれまでのクルマいじりで分岐した配線からさらに分岐するだけなので余裕です。
ただその余裕というかおごりが、バッテリーのマイナス端子をはずさずに作業を進めさせてしまい… (しかも当直明けで思考力が落ちている状態)
2
自作ハーネスのコネクターを作成するときに5本の配線の長さをそろえるため、一度に5本まとめて配線を切断したところ、
『バチッ!』
と小さな火花が。
あっ! しっ、しまった!!!!!
ショートしてしまいました。
バッテリーのマイナス端子をはずしておくか、各電源に接続せず作成した配線を最後に接続するなどにしておけば…。
それでも一応ヒューズは入れておいたのですが保護が間に合わず。(ヒューズは切れてました。)
取り付けておいたパワスロ付属のパワコンがお亡くなりに。
もしかしたら、エンジンに取り付けられているセンサーも壊れたかも?
こちらは結果的には壊れていませんでしたが、万が一のことも考えて新品に交換しておきました。
具体的なショートの内容は図の通りで、オレンジの矢印通りに電気がながれたものと推測します。
あと、常時電源 (+B) が 同時に切った ILL+、IG につながるのは特に問題は無いはずです。
それらは、もともとプラス側配線であるため、それらに通電した場合、通常の動作と同じように接続先の機器が動いただけになるからです。 ILL+ を例にすれば、ヒューズが切れるまでの見えるか見えないかの一瞬だけスイッチ類の LED が光った…という具合です。
ただバッ直とアースはタダのショートですから入れていたヒューズが切れるだけです。
なので、問題は信号線に電気が流れたことなんですよね~。
それで案の定、壊れたということです。
皆様におかれましても、こういった事故が内容にご注意ください。
【関連記事】
・電気のショートとは何か? 車いじりで起こる原因と対策 - DIY ラボ
https://www.diylabo.jp/column/column-332.html 3
それで、壊したパワスロ付属のパワコンの代わりに取り付けたのが、単独動作ができる単体のBLITZ パワコン。
単体のパワコンは付属のパワコンと配線が若干異なるため、そちらの場合だと配線図はこのようになります。
また、図はブースト計配線の割り込みも負圧が表示されるセンサー側に修正 (変更) しています。
4
ということで、できあがったのがこちらの自作ハーネス。
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これをパワコンの配線の途中に差し込みます。
エーモンの接続コネクターが付いている黄色の配線は分岐したセンサーの配線です。これをまたブースト計設置の場所まで引き回します。
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途中、バッ直のプラス線、アース (マイナス線)、イルミ (ILL+)、IG を各配線から分岐、取り出してからそれらを合流。
スパイラルチューブでまとめて設置場所まで引き続き引き回します。
最後にコネクターを取り付けます。
ブースト計に付属のコネクターは、私が手持ちで持っていたコネクターと同じ 日本圧着端子の SMシリーズだったので、そのまま変換などせずに接続できて良かったです。
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次は、Defi フィッティングキットを使ったマウントの準備。
取付は、ブースト計の現物を手に取り、ブースト計に付属の金具を用いてレーダー探知機の左側にするか、Defi のマウンター使用でピラーの根元か…。
どっちにしようかな~。
ただピラーに取り付ける場合は注意点があって、私のオーリスはカーテンシールドサイドエアバッグ装着車なので、エアバッグ展開時にピラーカバーや装着品が飛んでこないか心配でしたが…
YouTube でオーストラリア… ANCAP でテストされたオーリス (現地名はカローラ ハッチバック) のテスト動画 (
https://youtu.be/xidhx_f-ouU )を見て、とりあえずピラーカバーの根元に固定するのであれば問題なさそうと結論づけました。
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別視点から。
動画は運転席側のオフセット衝突なのですが…ピラーカバーはエアバッグの展開では飛んでない。
それを踏まえて2日ほど悩んだ末、Defi のマウンターで固定することに決定。
それからDefi フィッティングキットを注文 → 到着に1週間ほど待って作業を続行しました。
(その2 につづく)
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