【くるま放談】 米進出を果たしたＦＩＡＴ が放つ秘策とは・・・

ＦＩＡＴは今更言うまでも無くイタリア最大の財閥で，度重なる合併の結果，フェラーリ，マセラティ，
ランチャ，アルファロメオ等のブランドを傘下に持つ欧州ではＶＷ等と並ぶ一大カーメーカー。

同社のマルキオーネＣＥＯは２００９年６月に米国進出の足掛かりとする為に破綻したクライスラー
の株３５％をほぼ無償で取得，既に取締役をクライスラーに送り込んで米国再上陸を果たしている。
最小限の出費で米国での生産工場を手に入れたＦＩＡＴが今回，米進出のキーとなる計画を発表。

それは傘下のアルファロメオ・ジュリエッタのプラットフォームを流用したダッジ（ドッジ）Ｃａｌｉｂｅｒ に
代わるコンパクトでワイドなセダンだそうだ。 １．４㍑のマルチエア・エンジン １０１ｐｓ ～１７３ｐｓ を
搭載する高燃費車のようでどうやらこれがＶＷに対するアルファロメオブランド買収否定の背景か。
ピエヒ会長が狙いを定めるのも無理は無い。　その車が米国で登場するのは２０１１年との噂だ。