この記事は、
中間ミーティング&ディナーについて書いています。
せっかくtrouble kicker(tk)さんが早速アップしているので使わせていただこう。
勤労感謝の日、朝6時40分。娘はいつも起きている時間に起き出した。「外はいい天気だよ~」はいはい、起きましょう。イベントの朝はいつも早い(笑)着替えて宿題をさせているとショウタンさんから電話。
「おはようございます。起きられてましたか?」とショウタンさん。
「ええ。今宿題させてます。すぐ終わりそうなので、その後ホテルの食事に出ますね」
「うちも妻が朝からいないので、娘二人連れて行きます」
ショウタンさんちからホテルまで徒歩1分だ(笑)
朝食のバイキングで三人娘A、M,Sが揃うと姦しい。朝食はちゃんと食べていたが、終了後はきゃーきゃーうるさい。せっかく目の前がヨットハーバーできれいなのに。早々に引き上げ、ホテルをチェックアウトして、クルマは置いたまま徒歩でショウタンさんのおうちに。
インコ2羽とチワワ生後3ヶ月・1ヶ月も登場し、混乱の極み。足先を全力で噛むんじゃない!イタタタ!仕方ないので娘たちと犬たちを自室で勝手に遊ばせて、オッサン二人でクルマ談義。
「紺の豚さん、このごろP6をブログに登場させてから、変わりましたね」
「え、そうですか?自分的にはあまり変えてないつもりなんですけど」
「ブログが熱いですよ。古い車好きなんですね」
「まあ、12気筒を主にしようと思ってたんだけど、話の進展の関係で、ついついミルキーの大作を書いちゃって。ミルキーウェイ、今まではあまり知られてなかったので、ぜひ皆さんに知っていただきたいと思うと、熱くなっちゃったんでしょう。そういえば、右手もうマニュアルの車のシフト出来るんですか?」
「プロのstratosさんにリハビリをがっちりやってもらったので、もうシフトは出来ますよ」
「持つべきものは親友ですね。」
そのあともイタリアのホームステイの話などを熱く語ってると、もう10時半だ(笑)。鳴門で11時の約束だから、もう出ないと。
ホテルの駐車場でstratosさんと合流。ショウタンさんとstratosさんは幼馴染。ランチアテーマに乗っていたときからstratosさんのことは少し面識があったが、みんカラは不思議な縁を結んでくれる。stratos さんは世界的ストラトスフリークなんだから、ストラトスに乗ってきてもらえば良いのだが、無理を言ってランチア・フラミニア・スーパースポルトに乗ってきていただいた。
三人娘と記念写真。ちゃんとナンバープレートを隠すんだよ。

ショウタンさんにも512BBiを出してもらい、フラミニア-456-512BBiの順で鳴門に向かう。ムスメ3人は「同じクルマがいい!」というので456に。
私はスーパーカー世代ではないのだが、512BBiはやっぱりカッコイイ。ため息...

鳴門スカイラインに入ると、フラミニアが速い!!とても50年近く前のクルマとは思えない。stratos さんは学生ラリー出身で、それが嵩じてストラトス好きになり、フラミニアのお世話をすることになったので、速いのはわかるのだが、でもフラミニア自身が非常に先進的なのだろう。トランスアクスル、ヴィットリオ・ヤーノ設計の世界初60度V6で、低重心のザガートアルミボディ。こっちもけっこう必死にならないと付いていけない.のでホンキで飛ばすことになる。娘たちは「ジェットコースターだ~~キャ~~!!」小学校低学年が三人で叫ぶと、耳鳴りがするので、窓を開けて走る(笑)
途中でstratosさんが
「ここから先、アップダウンが気持ちいいので、先に行ってください!」
「ありがとうございます!」
大鳴門橋がちらちら見えて、絶景のスカイラインだ。
少し遅刻してしまったが、四方見展望台へ。すでに1996NEOGREENさん(以下NEOGREENさんと略)やtkさんは来られていた。三台で乗り付け、いきなり「こんにちは」の挨拶の代わりにボンネット御開帳。
まず美しいNEOGREEN号。
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やっぱりカッコイイフラット12。

世界初のV6、アウレリアの直接の後継、フラミニア。

エンジンフェチには腰砕けだ。
NEOGREEN号のクールダウンに負けずと512BBiも半分「スーパーカー開け」

フラミニアはこの角度から見ると、ダブルバブルなのとザガートらしいリアウインドウグラフィクスだ。

512BBiもこの角度だとpininfarinaの美しいCピラーが。ピニンとザガートの競演。

tk さんのお友達(ショウタンさんのお友達と間違えてました。すみません)のCさんのエリーゼ。オーバーハングの短さと車高の低さが、現代ロータスらしい。
そこへついに、遅くなっていたので心配していたガレージエイト号が到着!ビアンコの車一台でどれだけ露出補正が要るか(笑)これで中間ミーティングの意味があったというものだ。

「はじめまして。紺の豚ことIです。やっとお会い出来ましたね。良くお越し下さいました。」
「ガレージエイトことMです。何とか来れました。でも出る直前に右ドラミラーの付け根が折れて..」
確かに、テープでぐるぐる巻きにしてある。

廻りはまずバイク、その次に964と993ポルシェ、そして国産走り屋系のS14シルビアやR32-34スカイライン軍団などが入れ替わり立ち替わりやってくるが、遠巻きにして眺めている。普通だったら色々な人と話をするんだろうが、自分たちだけでお互い話するのが精一杯だった。
「あ、もう12時前!レストランに行きましょう!」
昼食はNEOGREENさんが取ってくれた「鳴門パークヒルズ」内の「カリフォルニア・テーブル」だ。大鳴門橋等を一望する素晴らしいロケーション。同じブルー・ルマン・メタリックの二台が微妙に角度を変えて止まっているのが美しくて思わず撮ってしまう。やっぱり紺豚号が好き(爆)

すばらしいロケーションなのに、お互い話をするのに夢中。そのうち三人娘が飽きてきて
「外で鬼ごっこしていい?」
「行っておいで」
しばらくすると
「鬼になって欲しい」
私は皆と話がしたいんだ!と大魔神になりそうなのをぐっとこらえて、相手をしてやる。おかげでtkさんやガレージエイトさんともう少し話がしたかったのに...鬼ごっこは良いけど、フラミニアやBBの廻りを走り回ってキズをつけるのは止めてくれよ!!
しばらくして皆さん出てきたので、折角なので別の駐車場で車を並べ替える。456三台のみ、そこにBBiを入れて12気筒4台、そして参加全車。

ビアンコの456はやっぱり美しい。

しばらく駐車場で立ち話。ガレージエイトさんとNEOGREENさんの奥さんには退屈だったと思います。すみません。楽しい時間はあっという間で、NEOGREEN さんが帰路につかれるとのことで14時半に流れ解散となった。NEOGREENさんとガレージエイトさんはまた350キロ走って帰られるので、気をつけて
娘達はまだ遊び足りないらしい。「もっと一緒に遊ぶ!」と言っている。
仕方が無いので、stratos さんに「おうちに伺って良いですか?」と聞く。
「良いですよ!」と快諾いただく。
stratos さんのガレージは、「ガレージライフ」にも「カーマガジン」にも掲載された素晴らしいガレージだ。朝あの時間に来られたので、徳島市内かな?30分位のはず。
それが間違いのもとだった。3時過ぎに鳴門を出発。やっぱりフラミニアは早い!追いつこうと思うと、鳴門スカイラインでまた三人娘の阿鼻叫喚にお付き合い。流石に疲れました。声が嗄れてやっと止めたと思うと、一人一人おねむになり撃沈。うちの娘は「眠いけど寝たくない」そんな事言ってると、あとで辛いぞ。こっちも眠いけど、11号→55号線をどんどん南下。小松島市を過ぎ、これは阿南市だな..というところでやっと国道を離れた。stratos さんのお家と、ショウタンさんの仕事場はこのあたりなんだな...お家に着いたら4時前だった。
でも道中すばらしいお尻をずっと見られたから、良しとしよう。フラミニア・スーパースポルトのお尻。

そして512BBiのお尻。
でも行った甲斐はあった。やっぱり本に載るだけあって、すばらしいガレージだ。

二柱リフトの間は、本当はフラミニアの場所だが、「前でボール遊びされて汚れても嫌でしょう?」と中に456を入れてもらえる。珠玉のようなクルマ達の間に。
stratos さんのストラトス。徳島から大磯や裾野のランチアランチまで自走往復するクルマだ。でも「このごろ乗ってないんです。廻りをグルッと10キロ程、月一度くらいなんで、この2年では700キロしか乗ってなかったんです(笑)」とおっしゃる。

そして世界に一台、ビアンコのデルタS4。

二柱リフトの上は、デルタHFターボ。FFのスリークな初期のターボだ。
二階は、あまりに恐れ多いので、写真は遠慮させていただいたが、10メータはある壁面一杯にミニカー。ストラトスだけでも数十台、カラーリングが全部違う。
「これ、ラリーストラトスの全てを網羅してません?」
「途中で諦めました」
といってもすごい。デルタも、そしてその他のグループAカーもBカーも。数百。
別の壁にはラリードライバーのポートレイトと自筆サイン。ワルデガルト、ビアシオン、ムナーリ...ガンディーニのサインも。
stratos さんとショウタンさんと3人でランチアの話、ラリーの話、そして「新・ストラトス」の話で盛り上がる。ここは危険な場所だ。stratos さんと話していると、どんどんまたランチアが好きになってきてしまう。またランチアに戻ってしまいそうだ。いやいや、あと4年は456に乗るぞ!
嫁さんから電話。
神戸まで友達と来ているので、帰りがけピックアップしてほしいとのこと。
もう5時だ。お暇するには良い時間だろう。娘を呼び寄せる。三人娘+stratos さんの長男さん(小1)と長女さん(三歳)と楽しく遊んでいたらしい。手作りらしい竹とんぼを貰う。すみません、ありがとうございます。後ろ髪を引かれる想いで、stratos さん宅を後にする。機会があったら又遊びに行かせて下さい。でも今度はランチアに乗って行きます。
渋滞の徳島市内を通過して、素晴らしい夕焼けを見る。

娘はすぐ爆睡。鳴門ICを通過したのが6時半、淡路SA(道の駅)到着7時半、食事をして出発8時だった。道の駅淡路は奇麗にライトアップ。

京橋から元町の大丸前で8時半に嫁さんをピックアップ。嫁さんと娘は抱きついてチュウチュウキスしている。寂しかったんだね。
湾岸線を走っている間にオドメーターが60000キロをさした。13ヶ月(実質12ヶ月)で7000キロ走ったことになる。

家には9時過ぎに帰宅した。456でのグランドツーリングは、渋滞さえ無ければ、本当に快適だった。
皆様、ありがとうございました!