6/5日曜日朝7時半起床。なんとか目の下にくまが出来るのは避けられたようだ。仕事が終わると12時半を過ぎていた。急いで用意のサンドイッチを頬張り、丁度13時に品川を出発。ナビをセットして集合場所のワクイミュージアムを目指した。一応14時頃着きますと言っていたのだが、予定時刻も丁度14時だ。
首都高速を通るのは実は25年ぶりだったことに気付いた。C1は本当にアップダウンがキツく難しい。これなら湾岸ミッドナイトの舞台になるな。阪神高速大阪環状線はもっとフラットで幅があり一方通行だからなあ...とおもいつつ川越へ。
東北自動車道はあたりまえだが三車線。まっすぐに北に延びて行く道というのは、関西ではあまりないため「やっぱり北の大動脈だな」と感心する。追い越し車線である程度の速度差で近づくと、みんなちゃんとすぐ左車線に避けてくれる。関西だと中国道西行きに相当するんだろうが、あっちだと全然どいてくれないので、ずっとマナーが良い。スムーズに巡航できる。
加須インターで下りてナビの指示に従う。どうみても工業団地に入って行く。本当にここなのか..と目的地の一つ前の角を右折すると...数台の456と集まっている人たちが目に飛び込んできた。え。こんなに集まっているの!?あの坊主頭は...紅い悪魔さん!!思わず少し涙ぐみそうになる。
「初めまして。紺の豚です!こんなに来ていただいてありがとうございます!」
「紅い悪魔です。もう少し行くとT字路があります。ここは駐禁じゃないので止められます。一番前に止めて下さい。」
指示に従い、一番前に止める。
「みなさん、ありがとうございます!」
紅い悪魔さんはすでにムコたんのパパ号に取り付いて、助手席窓をばらしている。早!
「初めまして。青き群馬です。」
「やっと会えましたね。うれしいです!超青馬号、こんなにきれいなアズール(青)なんですね。内装は黒ですか?いや、濃い紺ですね!」
「そうです。」
つぎつぎと挨拶する。まつのはこんぶも配る(笑)456オーナーが丁度6人で数がぎりぎり。多めに買ってきて良かった(爆)
代車でこられた青い馬男さん。背が高い。
ムコたんのパパさんも長身の方。思っていたより年上の方だった。クルマは珍しいヴェルデ(緑)で内装は上半分緑、下半分クリームの上品なツートンだ。
GTAさんはシャンパンゴールドの456MGTAだ。カッコイイ色。外装色に気を取られて内装色を覚えていない(汗)
余市1986さんのクルマは私が本当は欲しかったスワターズブルー(紺)にタン革の内装。これが456のイメージカラーだ。タイヤはミシュラン・パイロットスポーツが主流の中で、ピレリPZeroなのが珍しい。結構タイヤサイドに細かい溝が見えている。
そして紅い悪魔さんは、今整備中のミノル号で登場。これもスワターズブルーで、こちらは黒内装。うしろに2歳の息子さんのためのチャイルドシートが!ちゃんときれいに収まっている。タイヤは何とトーヨートランピオR1Rというハイグリップタイヤ。(うちのアシ車もトーヨーなので知っていた)マフラーは後で判ったのだが、非切り替え式のクライスジークマフラーでかなり低音の爆音。
青き群馬さんの超青馬号は上記のように明るい青色で内装は濃い紺。
そして紺の豚号は紺でも赤みの入ったBlu Le Mans(ルマンブルー)で内装は青の濃淡ツートーン。
車の色を見て判る通り、一台も赤、フェラーリの象徴といえるロッソコルサがない。ジアッラ(黄色)もない。みなさん紳士的でかつ声高に主張する方も居られず、でもこだわりが見て取れて好感が持てる。一般のフェラーリ乗りにありがちな派手な金持ちオーラをまき散らす人もいない。爆音君もミノル号だけで、あとはノーマルマフラー。
「地味だけどジェントルで、車外から聞くと良い音してるのに、自分は聞こえないんですよね。でもそれでこのクルマはいいんでしょう」と紅い悪魔さんに話すと、
「僕もそう話したことがあるんですけど、それに同意してくれたのは紺の豚さんが初めてですよ。普通フェラーリ乗りの居る所に行くと、まず開口一番「マフラー何に換えてるの?」ですからね。」
そのあとはお約束のボンネット御開帳(写真参照)。やっぱりこれが無いと同車種のミーティングではないな(笑)超青馬号のエンジンルームは紅い悪魔さんが奇麗にしているので断然きれいだ。うちのクルマもクリーニングをお願いしてしまった。
その後もクラッチ交換をどうやって安くあげたか、リアタイアはもうミシュランには在庫はないけどどうするか、などの456特有の話で盛り上がる。
今回の遠征は、紅い悪魔さんに窓の閉まりを調整してもらうのが主な目的だ。調整が終わった所の超青馬号に試乗させてもらうことになった。1986余市さん、GTA さんと私と計四人で乗り込む。エアコンのガスが切れているので超暑いが、折角窓の閉まりを見るのだから密閉でガマンガマン。工業団地の中を走り回るが、100キロくらいでもピューとも何とも言わない。エンジン音だけしか入らない456は本当に静かだ。ぜひ窓調整やってもらおう!と改めて決心する。Uターンでかなり一速で振り回されたが、本来アクセルターンするはずなのが後輪荷重が+200キロ近いと滑らなかったらしい。でも荷重がかかっていたら限界はあんなに高いのか..というほどのスピードだ。
そのあと、ワクイミュージアムと涌井商会を見学して、16時半にみなさんと別れた。
とても居心地が良かった。
ランチアテーマのクラブも、同世代で同じような生活レベルの人間で、趣味が似た者が10年一緒にやってきて、仲違えや分裂もせずジェントルにやってきている。それと同じで、この456のクラブも長続きできれば良いなあと思った。
ワクイミュージアムからさいたま市の紅い悪魔さんの自宅に向かう。インターまで紺の豚号、超青馬号、ミノル号と三色のちがう青のクルマでつるんで走るのがうれしい。途中の外環状でGTAさんと余市1986さんに再会できたのも嬉しかった。一時間ほどでおうちに到着。
19時半大宮発の新幹線を予約していたので、2時間ほどしかない。近くのイタリア料理店に紅い悪魔さん、奥さん、2歳の息子さん(奥さんの好きな某イタ車の名前がついている)と悪魔さんのお友達でテスタロッサに乗っておられる方(ごめんなさい、お名前忘れてしまいました。456クラブの集合写真も撮ってもらったのに)と会食。
まず奥さんのパワフルさ、ポジティブさに驚嘆!紅い悪魔さんはフランクでぼちぼち話される方だが、奥さんは機関銃トークかも(笑)息子さんは2歳の男の子らしいマグマのようなパワーで遊び回っていた。個人的には初めて食べた「ゴルゴンゾーラチーズと桃のピッツァのはちみつ掛け」が美味しかった。
大宮駅まで送っていただき、なんとか東北新幹線に。電話がかかってきた。紅い悪魔さんだ。
「もしかして鍵まだ持っておられます?」
「え、あ!まだ持ってます。ごめんなさい。宅急便で送ります!」
その後スーツを入れていたガーメントバッグも忘れていた事が判明。さすがに疲れがでたらしい。東京からののぞみでは、少しでもブログを書くつもりだったのだが、新横浜から名古屋まで爆睡してしまった。
でも東京グランドツーリング、充実していた。
ぜひ456で又集まりたいものだ。
Posted at 2011/06/09 00:41:04 | |
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456 | 日記