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紺の豚のブログ一覧

2010年06月13日 イイね!

妻の条件

妻の条件その晩、ショップに「妻がOKしてくれました」とメール。
するとNさんから返信が...
「奥様にもクルマを見てもらいましょう。
私のスタンスとして、
私が販売させていただくお車は奥様にも気に入っていただきたいのです。
永いお付き合いをさせていただく事が最終の目的だからです。」
確かにその通りだ。

次の日曜日、当家にはじめてNさんが訪れた。
もう3年以上の付き合いだが、家にきていただくのは初めて。
自宅マンションの前に550を止めてもらう(クルマの写真はその時のもの)
妻の一言目は「白だときれいね。思ってたより良いわ」
でもエンジンをかけてマンションの駐車場に入れるのをトライすると、
さすがに「早く駐車して、入りましょう!」
排気音が大きいのと、他の住人に知られるのがイヤなようだ。
マフラーのメーカーさえ私は知らないのに。

家の中で色々話をする。
Nさんとしては、なるべく私には日々使って欲しいらしい。
そうしてフェラーリの良さを日々知って欲しいとのことだった。
妻としてはクルマの購入には反対はしないとのこと。
でも、自宅の駐車場で見られたくないので、別の所に止めて欲しい。
できれば乗っている所も見られたくないらしい。
仕事先に乗って行く事も禁止された。

残念ながら受け入れざるを得なかった。
そうでなくては、乗ることはできない。
ただ、日曜の朝早く走りに行くとき等は
土曜日の晩から止めておく事は容認してもらった。

そのあと、「まあ、奥様と一度お乗り下さい」と言われ、
二人でぐるりと廻りを一周する。
都会の真ん中に住んでいるので、日曜日でもすこし人通りがあるが、
交差点や歩道を歩く人皆からじろじろ見られてしまう。
(マフラーが爆音君なのか?と思うくらい)
妻は「もう一台の車でも物珍しそうに見られる事はあるけど、
こんなにじろじろ見られるのは初めて。」と言っている。
私も初めてだ。馬主は大変だ。

8.32と、もう一台の趣味車であるローバーP6を交互に入れている
今借りている駐車場は、月1万でシャッター付きと激安だが、
自宅から1時間10分、電車で帰りは1時間半かかってしまう。
そこにマラネロを置いていても、まず
家の駐車場に置いてある趣味車でそこに行って
マラネロに乗り換えて..は不可能だ。
30分以内でないと。

そこで友達のkotaroさんが以前借りていた駐車場を紹介してもらった。
そこならシャッターは無いが、屋根付き、クルマで30分だ。
何とか条件は整った。
Posted at 2010/06/13 00:41:09 | コメント(2) | トラックバック(0) | 550マラネロ | 日記
2010年06月12日 イイね!

決断

その日から数日はぐるぐると色んな考えが頭をよぎった。

こんなハイパワー車に乗っても、音を楽しむ前に圧倒されて楽しめないのでは?
オーバーパワーで、ちんたら制限速度+α程度で走るのがイヤにならないか?

でも、思い直してみる。どうしてイタリア車に乗ったのか。
それは「パートスロットルで1−2速を使っているだけでも、
音や吹き上がりに喜びがある」からではなかったのか。
それにもう50才になった。これより後では、体力的に
この重いクラッチを踏めなくなるかもしれない。
母が倒れて入院し、介護が始まることが確定。
このまま鬱々としていたくない。
あれほど元気だった母が急に認知症に。
自分だっていつ倒れるかも知れない。
人生一度きり。後悔したくない。

その時、ショップからメールが。
「あれから細々直しました。もう一度見ていただけますか?
価格は...」
やっぱり思っていた通り、今までの予算は上回るが、予想範囲内。

「買おうと思います。ただし、妻に相談してOKが出ればですが。」

次の日曜日。
上の息子は出かけ、下の娘は遠足で、久しぶりに夫婦二人だけ。
美術館に行き、そのあとイタリアンのランチを楽しんだ。
ランチのデザートを食べながら
「なあ、夢のクルマを買おうと思うんだ」
「え?」
「フェラーリの12気筒」
「ええ〜〜〜!」

驚かれたし、車庫はどうするのか、自宅の近くでは乗らないようにしてほしい
等色々言われたが、絶対反対とは言われなかった。
「2000年にイタリア旅行に行った時も、アレーゼとマラネロは行ったものね。
リストランテ・キャバリーノも行ったし。あのときから
あなたはフェラーリに乗りたかったのよ」
そうかも知れない。
Posted at 2010/06/12 00:02:41 | コメント(1) | トラックバック(0) | 550マラネロ | 日記
2010年06月09日 イイね!

速い!!!

ある5月の日曜日、ショップに出かけた。
店長のNさんから、「550マラネロが塗装から戻ってきました」とのこと。
妻は友達と「ママの休日」。5歳の娘と出かけた。
娘はショップの皆さんとはイベントでよく知っている。
皆さんに娘を預けて、Nさんの運転でマラネロの助手席に座る。

近くの町中の一般道を走る。
2速での急加速で、視野が歪み、狭まる。
こんな経験はジェット機の離陸や絶叫系マシンでもした事が無い。
昔乗っていたR32のGT-R(今まで所有したクルマで一番パワフル)
でも、こんな加速はしなかった。
Nさんの言では、これでもハーフスロットルらしい。
アルミのゲートとシフトレバーがカチカチ、
キュッと鳴る音が耳につく。
アルミ同士が鳴る音は、ガラスをこすり合わせる音よりはましだが、
決して良い響きではない。
Nさんは「モンテゼーモロは判ってないと思います。
昔のデイトナ等はこれが鉄同士だから、カチッと素晴らしい音だったんです。
アルミじゃ不快な音しか出ませんよね」と言う。

町中での経験でしかないが、とにかく交差点で曲がる時の
ノーズの入り具合の早さ!
とても巨大な5.5L V12がぶら下がっているとは感じられない。
8.32もアンダーだアンダーだと言われている割にそれほど感じていなかったが、
マラネロはノーズがロール無しに横っ飛びに入って行く感じだ。

そのあと、同じコースを娘を横に乗せて走る。
クラッチの重さはR32並み。渋滞にははまりたくない。
アクセルもかなり重いが、とても踏み込む気にはなれない。
こんなハイパワー車を御して行ける気がしない。
ましてや、サウンドを楽しむ余裕なんて無さそうだ。
娘は「カッコイイ。」と。「怖かったか?」「ううん。平気」だそうだ。

どうしよう。
Posted at 2010/06/09 22:49:57 | コメント(1) | トラックバック(0) | 550マラネロ | 日記
2010年06月08日 イイね!

迷い

その後、1週間考えた。
マラネロに乗っている自分も想像してみたが、全く似合ってない。丸顔のデブは乗っちゃ駄目だ。白という色も派手に感じた。

「ごめん。どうしてもハマらない感じがするんです」
「判りました。まあ、まずこういうのもありますよ、という意味でお見せしただけですから」
「すみません。」

しかし、その後8.32に乗りながら考えた。
私の乗っているのは1988年までのphase1。でも初めのクルマ(一号)は本国仕様を日本で後付けの触媒を付けたもので215馬力。2台目(二号)はいわゆるスイス仕様の純正触媒付きだ。二号は1989-92年までのphase2と同じ仕様の200もしくは205馬力だと思う。
その差はびっくりする位大きい。308や328でもアメリカ・日本・スイス等の仕様と本国・EU仕様のパワーは全然違うというが、8.32でもそうだ。一号はアイドリングから少しアクセルを踏み込むだけで巨大なトルクを発生し、無用な位0→30kmの加速が速い。2500回転以上でもっと恐ろしいトルクを発生する。ある自動車評論家に言わせれば、「巨大なマンタが身を翻して急に泳ぎだすような」トルクの出方である。二号は普通の低速トルクだが、3500回転あたりから急にパワーが伸びて来る。エンジンオーバーホールもしており、高回転までスムーズだが力感は一号に劣る。

もしかしたら456と550も同じ排気量ボアストロークだが、圧縮比と吸排気系(コンロッド材質等も)が違うので、同じような事が起こるのか...それなら550マラネロに万難を排しても(特に4人乗れなくても)乗ってみるべきなのか。

これは乗ってみないと判らない。
「あの白のマラネロ、一度乗ってみて良いですか?」
「いいですよ。今うちに居ないんですが、戻ってきたらお知らせします」
Posted at 2010/06/08 23:20:36 | コメント(1) | トラックバック(0) | 550マラネロ | 日記
2010年06月07日 イイね!

見つからない!

そういう話があって、昨年11月頃から、456を探してもらう事にした。しかし、素性の判った456はなかなか見つからない。エンジンにも当たり外れがあるらしく、タペットシールに欠点があるらしい。
そういう事がだんだん判ってきて、少し諦めモードになってきた4月、ショップに遊びに行った。
「456なかなか見つからないね」
「そうですね。でも12気筒なら他の手もありますよ。550マラネロです」
「う〜〜ん,,,。うちは4人家族だし、2人乗りというのはなあ...それに、マラネロはノーズが長過ぎるし、リアのCピラーの形があんまり好きじゃないんですよ」
「そのマラネロはずっとうちで見てきて、タイベル等も全部交換履歴が判ってるんですよ。調子も完全に把握してます」
「少し考えさせてよ」
Posted at 2010/06/07 23:00:58 | コメント(1) | トラックバック(0) | 550マラネロ | 日記

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「希少なクラシックランチア http://cvw.jp/b/769949/47416450/
何シテル?   12/19 11:47
紺の豚です。 「飛ばさねぇ豚はただの豚だ」 でも、三角窓を使うには、それほど飛ばせない(笑)。 よろしくお願いします。
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