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イイね!
2014年01月06日

詳細

詳細  3日付の記事を除き駄句を並べ立てての省エネ営業で、年末年始を通じ大変失礼を申し上げた。
 長らくご訪問いただいている方には「あぁ出掛けてんだな」ぐらいに思われていたことと思うが、何卒寛大にご容赦の程。

 ママと子どもたちはクリスマス前から、私はクリスマスを過ぎ仕事納め後から、フィリピンはセブ島周辺で休暇を過ごしていた。詳細は以下の通り。


 日本からセブ島へは直行便も就航しているが、我が家は例年航空運賃を安く上げるため韓国系のキャリアを多用しており、往路は羽田発ソウル経由・復路は釜山経由成田行きの乗継便。
 しかも単独行となった私の往路は、ソウル乗継と云っても金浦空港着・仁川空港発という手配。私自身うっかりしていて出発当日、かつチェックインカウンターで手配書類を見ていてようやく気付いた始末。
 初めての街で乗継ぐわけでもなく、両空港を直行鉄道が結んでいるのを知っていて乗車券としても使える現地の電子マネーが手元にあったのでお金の問題は全く無し。粛々と入国→電車移動→再出国を済ませてきた。



 セブでは、主に日本人向けに開講している英語学校と、韓国人街にある宿舎の往復。英語学校は語学堪能なフィリピン人美女orイケメンがマンツーマンで付く濃密さ(!)が人気で大盛況。学生の顔ぶれは老若男女問わない。
 実際に女性講師目当ての生徒もいるらしいが、逆に女性の生徒が男性講師を「お持ち帰り」して日本まで連れていった……なんて例も聞いた。

 私はこの話、決して悲観的には受け止めていない。むしろ場末のフィリピンパブやら、ホストクラブやらへ入り浸るよりも、多少の下心はあったにせよ真摯な語学学習を通じてカップルが誕生するなら、それは素晴らしいことである。


 英語学校は元日も開講していて、土日以外は毎日授業という結構なハードスケジュール。保護者は子どもたちに付いて一緒に授業を受けることもできるが、それなりの語学力がある(はずの)私たちは、子どもたちを学校に預けて、近くの市街地を散策orショッピングモールで買物orネット環境が整った学校近くのカフェで仕事……という毎日だった。

 ほぼ平常通りに続けた休暇期間中の記事アップや、画像の数々はこうして得られたものである。



 アップがブラックアウトした年末の1日および年始の2日間は、クルマはおろかバイクもなく、ネット環境から隔絶された離島・カオハガン島へ行っていた。
 この島、日本人がオーナーとなっていて、私も所有者たる崎山克彦氏にお会いすることができた。
 講談社の子会社役員を経て、この島を購入し移り住んだ経緯は著書「何もなくて豊かな島」に詳しいのでそちらに譲るが、それはそれは目眩く楽園体験だった。


 正直言って、海の綺麗さやネット環境を含めたインフラ整備状況で云えば、沖縄の竹富島などのほうが上だろう。
 カオハガン島にはセブ島本土からの水道供給がなく、水源は雨水を貯留したもの。電気はソーラー発電か日本製のディーゼル発電機(建設現場に置かれている、いわゆる”発発”)に依存する脆弱さ。
 海も、セブ島や他の島から流れ着くゴミが目立ち、中には割れたビンの破片等もあって危険な面も否めない。

 そもそもセブ市(実際には隣接するマクタン島のラプラプ市)からカオハガン島へ渡ろうにも、接岸できる船のタイプおよびポイントが限られる。
 干潮時には、広大なリーフを3/5周ほども遠回りしなければ辿りつけず、大型ボートで向う場合は100m近くも瀬取りを強いられる。
 満潮時に小型ボートを用いたとしても、上陸や荷役のための港湾設備などないため、足を濡らさずに上陸することはまず不可能である。


 それでもオーナー崎山氏の意向で昔ながらの生活様式で暮らす島民600名余りとの、素朴で長閑な島での時間は何物にも代えがたい芳醇なひとときだった。


 遠浅の海には、子どもたちの遊び相手となってくれる小魚が泳ぎ、簡単な仕掛けや網で捕獲できる。歩いて行ける深さの砂地には、見渡す限り海栗がたくさん。
 我が子たちがその海栗を集めて来ても、漁業権なんてものが存在しないこの島では誰も咎めない。それどころか、カフェの店員さんが包丁とまな板、そして炊き立てのご飯を持ってきてくれて、即席の生ウニ食&海栗ご飯大会が始まった。

 船を出してもう少し遠出すれば、伊勢海老よりも大きな蝦蛄や、身がたっぷりの蟹がいくらでも獲れる。そんな海産物を地元の漁師さんから買って、カフェで調理して貰うと豪華海鮮ランチが愉しめる。



 こんな生活を毎日送れるなら、あくせくした日本での日常を捨て去って、この島で余生を送ろうと考えるのも無理からぬことである。


 しかし未だ物欲から解放され得ない私は、日本国内で遣り残したことがまだまだたくさんある。
 セブ島で遭遇した、我が家のペダルカーと同仕様のウニモグだって所有したい。


 子どもたちと、またここを訪れようねと約束し、我が一家は島を離れ帰国の途に就いた。
 再び楽園を訪れる為の旅費・滞在費、そして島を買うよりも安価であろうウニモグを所有する為の資金を稼ぐべく、一生懸命仕事をせんとの決意を胸に。



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Posted at 2014/01/06 20:06:13

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