解毒

　公共放送・NHKのドキュメンタリー『逆転人生～どん底からはい上がった人々の、真実の物語』から、本日放送のエピソード『宗教2世　親に束縛された人生からの脱出』に注目。

　主人公として名前が出ている「坂根真実」氏でネット検索すれば、番組が問題として挙げている宗教が「エホバの証人」であることは、簡単に判明する。
　「オウム真理教」のように大規模テロを引き起こした凶悪な集団とでも認識しない限り、我が国マスコミは宗教の問題に対して、やや及び腰の報道が多いように感じる。
　今回のエピソードは、センシティヴな宗教の問題を論わなくとも、昨今「毒親」などのキーワードで認知が進んだ不健全な親子関係の一類型として紹介することも可能だったろう。
　
　しかし、再現ドラマでは明らかに異常な教団・幹部・信徒からの干渉・威迫・疎外を描いており、MCがお笑い出身の少々ヴァラエティ寄り番組をして、ガチに「エホバの証人」を厳しく批判している。
　公共放送・NHKにしては、かなり思い切った制作内容で、今後想像される教団からの苛烈な抗議・訴訟などへどう対処していくか、注目したい。


　同じようなエピソードは、例えば信濃町の駅前などにもゴロゴロしていよう。
　政権与党の一角に弓を引く覚悟で、そちらの宗教の問題も扱ってくれれば、なお良しと考える。


　併せて、ご覧の各位におかれては、ご自身のサイト上にある「ユーザー内検索」で「創価」と入力しサーチしてほしい。
　恐らく異常な数の検索結果が表示されるのだが、殆どが「創価」とは無関係で、検索エンジンが機能していないか、サイトのどこかに隠し文字で「創価」が埋め込まれているか、どちらかであろう。

　これもまた、身近な「宗教問題」である。
　みんカラの運営元には、この気味悪い事態の「解毒」を求めているのだが、対応する気配が見えない。