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midnightbluelynxのブログ一覧

2020年09月25日 イイね!

終幕

終幕 英国で創刊されたヴィンテージカー雑誌「Octane」の日本語版サイトから『メルセデス・ベンツ Gクラス 40周年記念展示│最終日にはフィナーレイベント開催』を羨む。

 6月に記事としてアップした、我らがGクラス40周年のイヴェントが、いよいよ終幕を迎える、との記事。
 最後の企画もまた、極めて魅力的ではないか。

 ゲレンデだけのミーティングに参加でき、ミュージアム正面に愛車を並べる。
 感染症云々を抜きにしても、日本から馳せ参じるのは極めて困難だが、かつて冒険家が愛車のゲレンデを駆って大陸を横断し、来日されたのだから、不可能ではない。

 遠く陽が昇る地から、陽光を浴びつつ奔ることのできるカブリオで長い々々旅の終わりに、喝采を浴びながらミュージアムのエントランスへ……なんて妄想だけでも愉しんでみる。


 6月の記事においてメインであったヴァチカンも、そしてドイツ・シュトゥットガルトのメルセデスベンツミュージアムも、若い頃に一度訪れている。
 愛車で出掛けるのはさておき、コロナ禍が落ち着き経済が回復基調に載ったなら、改めて旅してみたいと思う。

 ミュージアム訪問の代わり、と言っては何であるが、極めてタイミングよく「ポープモービル」の1/43ミニカーをAmazonで見つけ、早速手に入れた。
 ケース内側にはヴァチカンの風景もプリントされ、一般モデルのミニカーとは異なるプレミアム感が半端ない。

 ただ、こんな買い物で代替などできない。
 結局は、彼の地に旅したい欲望(しかも、適うことなら我がタキシードブルーの「父車」で)が際限なく膨らむだけなのだが。


Posted at 2021/05/23 22:29:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | ゲレンデ | 日記
2020年08月09日 イイね!

再任

再任 弊ブログに何度か登場している、愛用の鉄道時計。
 セイコー製の逸品で、インデックスの読み取り易さ・時計としての精度・機械としてのタフさは随一。
 プロスペック・ツールを愛する人なら、鉄道ファンでなくともお勧めしたい。


 暫く職場で時を刻んでいたが、4月に購入した腕時計(G-SHOCK英国陸軍コラボモデル)の装用に慣れてきたところで、机上レイアウト変更に伴って最適な場所を喪い、時を同じくして電池切れに見舞われてオーヴァーホールのため戦線離脱。仕事用置時計の任を解かれた。
 程なく電池交換が完了し、与えられた新たな任地は、我がロイヤルエンジンのインパネとなった。


 インパネに手を入れて、アナログ時計をインストールするドレスアップもアリだが、これなら大掛かりな加工は一切なく、それでいてドライヴ中も必要に応じて時刻を確認することができる。
 時計が丸出しだと、駐車中の防犯および炎天下での高温が心配なので、目隠しかつプロテクタになり得るアイテムを探していたところ、時計のサイズにピッタリのシリコン製ケース(本来はイヤホンなど音楽デヴァイスを格納するためのもの)を100円ショップで調達し、装着した。
 我ながら、なかなかのアイデアとセンスである(笑)。





 我がロイヤルエンジンのインパネには、先住アイテムとして御守代わりの地元メーカー製ラグビーマッチ用の「ホイッスル」がある。
 ホイッスルは、愛車内で大切に飾る意図もあるが、ドライヴ中に何らかの災害に遭遇した際、吹鳴して救助を求めるという実用的な目的もある。

 公正なジャッジメントと、正確な時を知らせるアイテムの組合せは、プロフェッショナル・エンジニアの愛車アクセサリに相応しいと、独り悦に入っている。





Posted at 2021/06/06 18:13:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | ゲレンデ | 日記
2020年06月20日 イイね!

父車

父車 自動車関連情報を中心に、執筆陣の豊富な経験に裏打ちされた価値ある情報の「波」を提供するサイト「VAGUE」のコンテンツから『法皇ためのGクラス!? 40年前につくられた特別なメルセデスとは』に注目。

 先ごろ民生向けモデル販売開始から40年が経過し、「不惑」の境地に至った我がGクラスを記念して、ドイツ・シュトゥットガルトのメルセデスベンツミュージアムで開催中の特別展“G-Schichten~40 years of the G-Class”の話題。
 中でも、ヴァチカンの主たるローマ教皇台下のパレード用に製作された「ポープモービル」について詳しく紹介している。

 記事中の固有名詞が、「ポぺ~」だったり「ポッペ〜」だったりと揺れているほか、昨年のローマ教皇・フランシスコ台下の訪日を機に、外務省は外交上の呼称をカトリック中央協議会が統一的に使用してきた「教皇」に変更しており、報道においても原則的に「教皇」を用いるべきと考える。
 
 このように、やや雑な面も目立つが、記載されている内容は極めて興味深い。
 オーストリアでの運用で、わざわざフロントグリルのバッジを「プフ」に変更したエピソードは、くすっと笑ってしまった。
 我がゲレンデはメルセデスの本拠・ドイツ直系ではなく、オーストリアのシュタイア・ダイムラー・プフ(現マグナ・シュタイア)で開発・生産されている。
 Gクラスをオーストリアおよび東欧圏で販売する場合は、スリーポインテッドスターではなく「プフ」ブランドとする契約になっているため、「ポープモービル」も同じ対応をしたものと思われるが、新製ではない持ち込みの個体にまで適用したのは、ドイツ人的生真面目さが滲み出ていて面白い。


 特徴的なリヤのガラスドームは、銃撃や凶器の投擲に備えて防弾仕様となっているのは容易に想像できるが、強力な空調を備えていることまでは、長いゲレンデ・オーナーながら思い至らなかった。
 言われてみれば当然だが、陽当たりのよい場所や極寒の地で運用する場合、普通のモデルレヴェルの空調では追いつくはずがない。
 一方で、ドーム内空間を快適にし、ガラス面の曇りを除去することはできても、外気との気温・湿度の差から外側に付いてしまった曇りはどう対処していたのだろうか。

 航空機や新幹線車両のように複層ガラス仕様とすれば曇りが発生しないだろうが、展示されているW460ベースの車輌は単層のガラス板にしか見えず、ワイパーなどの機能も付いていない。
 外気との湿度差が生じないよう空調を調整するなど、何か別の策があったのか、その辺りを今後深堀してみたい。


 極めて魅力的なイヴェントではあるが、日本よりも感染症の状態が酷い彼の地で、入場者がどれほど伸びるのか些か不安である。
 況してや日本から出掛けられる状況に無いが、気持ちだけはシュトゥットガルトに翔び、我がゲレンデの不惑を祝う。

Posted at 2021/05/23 20:20:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | ゲレンデ | 日記
2020年06月09日 イイね!

無知

無知 ファッション誌「OCEANS」のサイト上に連載されている「乗りたかったのは、キブンが乗るクルマ」から、Vol.100『Gクラスとは似て非なるもの。ベンツの「ゲレンデヴァーゲン」に今乗りたい!』に呆れる。

 この記事を執筆した籠島康弘なるライター、名前で検索すると自動車関連のコンテンツを幾つかリリースしているのだが、どんな取材をしたらかくも拙劣な記事を執筆できるのだろうか。

 いきなり”Gクラスに名前が変わって15年以上経つのに、いまだに現行型を「ゲレンデ」と呼ぶ人は多い。そう呼ぶのは、そんなに車に詳しくない人たちだ。”と、我々に喧嘩を売っている。

 メルセデスがラインナップ構成を分かりやすくするべく、モデル名を整理する過程で「ゲレンデヴァーゲン」→「G-class」へと変更されたのは事実だ。
 それでも私を含めオーナーや販売店関係者の口から、「ゲレンデ」という名詞は日常的かつ自然に口を突いて出てくる。
 籠島某に拠れば、皆全て「車に詳しくない人たち」なのだそうだ。


 この記述だけでも十分問題なのだが、他にも看過し兼ねる内容が見受けられる。

”似て非なるもの”
 
”そんなゲレンデヴァーゲンは、よくメルセデス・ベンツとオーストリアのシュタイア・ダイムラー・プフ社の作った「NATO軍に収めた(※原文ママ)軍用車の民生モデル」と言われるが、「オンロードも快適なオフロードカーを作ったら、NATO軍にも採用された」というのがより正確な理解。”

”古いのはちょっと怖いなと思うなら、Gクラスでもショートボディや屋根の開くカブリオレを選ぶと、ミリタリー感と乗用車感のちょうどいい塩梅を味わえるはずだ。”


 ゲレンデ(籠島某への抗議の意味で、敢えてこの名称を使う)が基本構造をほぼ変えないまま生産され続けてきたのは、巷間知られている話である。
 ゲレンデヴァーゲン→G-classにスイッチしたタイミングで、排気量が拡大されているが、搭載しているエンジンは直6のままだ(2960CC/103型→3199CC/104型)。
 呼称が変わった以外には、排気量拡大の恩恵で乗り味に余裕が出たのと、バッジが「300GE」→「G320」になった程度で、明らかに「似て非なるもの」ではない。
 その後のマイナーチェンジで、我がカブリオも搭載するV6エンジンに変更されヘッドが軽くなったが、その前に所有していた300GEと比較して「似て非なるもの」かと問われたら、私は即座に否定する。どちらのモデルも、ゲレンデはゲレンデであって、別物ではない。
 ちなみに、G-classへの呼称変更は1995(平成7)年~で、既に四半世紀が経過しており、”15年以上前”には違いないが正確には”25年以上前”と記述するべきだ。


 ゲレンデの開発は、1978(昭和53)年を調達目標に設定した軍用高機動車のコンペティションから始まり、一旦はVW・アウディグループ(typ-183「イルティス」)との競争で敗れたものの、VWが短期間で制式機の生産を打ち切ってしまったため、1982(昭和57)年に我らがゲレンデの軍用モデル・typ-461がNATO軍に制式採用された。
 一方、民生用のW460がリリースされたのは1979(昭和54)年で、軍の制式採用よりも早いが、これは先に記した通りコンペティションに敗れたがために逆転したものであり、オリジナルが軍用モデルにあることは間違いない。
 表面的な時系列だけを、深く探求することなく撫でるように追ったがための誤りと推測される。


 また、ショートボディの生産は2011(平成23)年を以て停止、日本への正規輸入はそれよりも前に、需要減退を理由に見送られている。
 仮に最終生産モデルを並行輸入したとしても、既に10年近くが経過しており、十分に古い。
 2001(平成13)年を最後に国内ラインナップから外されたカブリオレなど、流通している個体が極めて少なく、「いい塩梅」程度の認識で希少かつ至高のモデルを買えるものなら買ってみやがれと言いたい。


 結局のところ、公表されている資料を精査せず、ユーザーや販売店にも直接的な取材をせず、ゲレンデの何たるかを全く知ることなきまま、でっち上げられたコンテンツと断じる他ない。

 ゲレンデがメディアに露出するのは、多くの場合嬉しいことであるが、このように拙劣なコンテンツに仕立て上げられるなら、いっそのこと無視してもらった方がいい。

 籠島某よ。「車に詳しく」なく、無知を晒したのは貴兄自身だ。
 恥を知れ。




Posted at 2021/07/03 17:49:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | ゲレンデ | 日記
2020年04月14日 イイね!

五百

五百 アメリカで創刊された男性向けファッション・ライフスタイル雑誌「GQ」の日本語版サイト配信記事から『オークションに出品された超希少なGクラスとは?』に注目。

 新車紹介が中心の同誌で、珍しい中古車の記事であるが、美術品を扱うサザビーズのオークション出品車と聞けば、納得の扱いではある。
 しかし内容に些か問題があるので指摘しておきたい。

 まず最初の段落の中見出しにある「初代Gクラス」の表記。
 500GEは、1979(昭和54)年に最初のモデルがリリースされたパートタイム四駆モデル・W460ではない。
 形式で言うとE-4632281。数字部分をご覧になっての通り、1990(平成2)年に初めてのモデルチェンジで誕生したフルタイム四駆モデル・W463のスペシャルヴァージョンである。

 そして記事中段の「シュタイア・プフ版の500GEは、マーケットの期待がメルセデス版には及ばないだろうとの判断から、ロング版のみを500台限定で生産することになった。」との記述。
 そもそも、メルセデスの500GEにもショート版は存在しない。よって、東欧諸国向けだからヴァリエーションを絞ったという事実も無い。
 この辺り、何かしら参照した資料があり、ライター氏が読み違えて記述を誤ったものと想像するが、その資料が公開可能なのであれば示してほしいものである。


 それにしても、プフ版の500GEが存在するとは、長年のゲレンデオーナーにしてファン乍ら存じ上げなかった。
 グリルやバッジを交換してプフ仕様に仕立てることもできるので、「なんちゃってプフ版?」との疑念を抱かないわけではないが、有名オークションへの出品車であれば、よもやその辺りの真偽はクリヤになっていることだろう。

 私も愛車としていたW463の最初期モデル「300GE」は、3リッター直6エンジンを搭載してリリース。W460で搭載された2.3リッター直4エンジンからすれば動力性能が向上したが、それでも非力感は否めなかった。


 時はバブル経済の真っただ中。
 ハイエンド・モデルを求める富裕オーナーの需要を満たすべく、AMGの協力を得て開発されたのが、メルセデスの旗艦たるW126・560SELに搭載されていた5リッターV8エンジン(M117型)を奢られた「500GE」だった。
 動力性能は300GEの170PSから、5割増に近い240PSへと大幅アップ。外装はグリルガードを標準装備してオフロードモデルであることを主張しつつ、エレガントな紫色に近い深みのある青系の特別色「アメジストブルー」を与えられた。

 また、運転席パネル部分を写した画像を、注意深くご覧いただきたい。
 ゲレンデの操作パネルと言えば、中央上段の一等地に、センター・リヤ・フロントと3つのディファレンシャルロック操作ボタンが配置されているのが特徴だが、500GEには操作ボタンが2つしかない。
 これは、ハイパワーなV8エンジンを詰め込むに際し、どうしてもフロントのデファレンシャルロック機構との干渉を解決できず、後にも先にもこのモデルだけ省略されてしまったことに因る。

 フロントのロック機構は、前輪の片方だけ岩に載り、残る3輪は泥の中でスリップして脱出できない……といった特殊な状況でのみ使用する機構であり、オンロード中心の走行が見込まれるであろうハイエンドモデルでは、省略しても実用上の問題は全く無い。



 実は、私にとって最初のゲレンデとなったNauticalBlueの300GELを購入するに際し、候補として最後まで争ったのが「500GE」だった。
 冒頭記事にある通り、本国生産が500台限定。日本への輸出は正規モデルが40台+並行輸入が数台程度で、当時でも極めてレアなモデルだった。
 惹き込まれるような深い塗色の美しさ、8発エンジンが絞り出す動力性能、そして限定モデルの希少性は大きな魅力だったが、ゲレンデのゲレンデたる所以でもある3つのディファレンシャルロック機能が揃わないこと(使う使わないはさておき)、サンルーフを装備しており故障や雨漏りを懸念したこと、そして300GELも500GEに引けを取らぬほど希少なモデルであったこと(詳しくは愛車紹介参照)から、購入には至らなかった。
 よって数あるゲレンデのモデル中、個人的に思い入れの深いモデルだ。


 ちなみに、オリジナルでもハイスペックなM117 エンジンに、AMGが手を加えてボアアップし6.0リッターとしたモデルも注文生産され、日本国内でも僅かながら流通している(参考情報URL参照)。
 こちらは、500GEの中でも更に希少なモデルである。

 さて「プフ版500GE」がオークションを経て、どんなオーナーの手に渡るのかは不明であるが、ゲレンデの歴史の1ページを飾るモデルであることは間違いがなく、大切に将来へ引き継がれていってほしいと願う。




Posted at 2021/07/04 17:49:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | ゲレンデ | 日記

プロフィール

「育児 http://cvw.jp/b/1043160/47663127/
何シテル?   04/18 19:29
 建設業界で禄を食む文系出身(経済学専攻)のプロフェッショナル・エンジニアが、愛車整備・政治経済・文化学術・スポーツそして土木施工の現場で日々記した野帳を公開し...
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