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2016年12月08日 イイね!

豆滓

豆滓 全国紙・読売新聞が運営するニュースサイト「YOMIURI ONLINE」の配信記事から『スタバのコーヒー豆かすなど、燃料に再生実験』に注目。

 我が家でも、毎朝消費するレギュラーコーヒーの滓を客土材としてリサイクルしているが、商業ベースで燃料化する可能性を探る実証実験を紹介している。

 バイオマスの活用についても、弊ブログで何度か話題にしている。スターバックスコーヒーが進める実証実験は、大規模なプラント設備を必要としない/原料確保~燃料として消費するまで店舗や地域でスタンドアロン運用できる可能性など、優位性も見出せる。


 私はコーヒー好きであると同時に酒好きでもあるので、ビールや焼酎を製造する過程で生じた穀類の絞り滓なども活用できるのでは……と考える。
 特に目が無い「黒ビール」は、麦芽をローストしてしまうため搾りかすを家畜の飼料に転用し難い(焦げ臭くて食べてくれない)そうだが、むしろ炭化が進んでいる分、バイオコークスには適しているように思う。

 昨今は下火になった感がある地ビールの醸造所や、小規模な酒蔵が原料供給源となって、酒造の過程や地域で消費するエネルギーを提供できれば、収支が改善して旨い酒が安く呑めるようになるかもしれない(なんだそれが目的かww)。



 「バイオコークス」という名称から記事を読んだ当初は、豆かすなどの原料が完全に炭化するまで加熱処理するのかと早とちりしていたが、どうもそうではないらしい。
 記事にあるように固形燃料として利用する場合は、高い圧力で圧縮し脱水・乾燥・成型したものが使われる。これなら豆かすを処理する機械は、然程大きなサイズにならないだろう。
 加工に投じられるエネルギーも、別の実証実験(関連情報URL参照)に拠れば、回収エネルギーの2割程度で済む。

 完全に炭化した「バイオコークス」も製造可能で、こちらはいわば「炭焼き」のような感じ。必要な電力も、プラントのサイズも大きくなり、投入エネルギーは回収エネルギーの50%にまで跳ね上がる。
 こちらは製鉄の際に必須の「還元」に、石炭コークスの代替としての活用することでCO2の削減につながることが確認されている(ただし炭素量が足りないので、投入量やタイミングの綿密な管理が必要)。




 ゴミ問題とエネルギー問題を一度に解決可能な、新技術の進歩に希望を見出しつつ、今後の展開を継続的に追っていきたい。




Posted at 2016/12/10 10:45:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記

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何シテル?   04/18 19:29
 建設業界で禄を食む文系出身(経済学専攻)のプロフェッショナル・エンジニアが、愛車整備・政治経済・文化学術・スポーツそして土木施工の現場で日々記した野帳を公開し...
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