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midnightbluelynxのブログ一覧

2012年10月11日 イイね!

脳内

脳内 ドライヴや通勤の最中にカーオーディオ・携帯プレイヤーで音楽を愉しむ人は多いが、それらが使えない、例えば勤務時間中にも頭の中を音楽がリフレインすることはないだろうか。



 今週の脳内BGMは、何故かEPOの「Middle Twenties」だった。

 四半世紀以上前に売られていた日産の小型セダン/ノッチバック「ラングレー」のCMソングだったのでご記憶の方も多いだろう。





※EPOの原曲




仕事を辞めた彼女から
明るい手紙
地下鉄の長い階段を
憂鬱にするの

Middle Twenties, Girl
誰もが焦る季節
それぞれの秋に
泣きたい気分よ

Ah 彼に会いたくなった
気怠い月曜日


揺れ動く私の答えに
苛立つように
恋人は氷の欠片を
噛み砕いてた

Middle Twenties, Boy
黄色で踏み込むアクセル
少し投げやりな男のプライド


優しさだけでは
貴方を選べなかった
少し残酷な私のプライド

Ah 夜にすい込まれてく
クーペを見送る

Ah 恋に臆病になる
2度目の思春期

クーペを見送る

Ah 苦い現実だけを
ノイズでかき消して





※日産・ラングレー(三代目N13)CM


 まだ20代の鈴木亜久里が凛々しい。
 CMは1番のBメロ部分を切り取って使っているものの、歌詞は原曲のネガティブな単語を嫌って「泣きたい気分」が「センチな気分」、「気怠い月曜日」が「不思議な月曜日」に変更されている。

 また歌詞全体を眺めてみると、クルマが小道具として登場してはいるが、「黄色で踏み込むアクセル」などクルマのCMソングとしては法律的にどうなの?という部分もある。



 とはいえ、「地下鉄の階段」「クーペを見送る」といった部分に空間的な広がりを感じさせ、「踏み込むアクセル」「氷を噛み砕いてた」で具体的かつ日常的な身体の動きを想像させる。
 そして秀逸なのは「明るい手紙」の一言で、字面と裏腹に無神経な結婚式招待状?親バカ丸出しの年賀状?を、「優しさだけでは貴方を選べなかった」の下りで、輝かしくも若く未熟なお付き合いに終始し、結局は結ばれないであろう男女関係を、それぞれ見事に表現している。



 このCMが制作された1986年は、まさにバブル景気が始まった年。自動車メーカーも広告代理店にも勢いがあった。またそれを受け止める貪欲な消費者がいた。

 そんな頃を懐かしみつつも、日本の土地を全て売却すれば、アメリカ合州国を全て買収してなおお釣りが来るとまで言われた狂乱地価や、その後現在まで連綿と続く暗く深いリセッションを思うと、もう一度あの時代に戻りたくはない。

 ただ、クルマを重要な小道具に据えた歌詞をEPOが歌い上げ、その曲をCMソングにしてラングレーが売られていた頃のように、若者が慎ましくも楽しいカーライフを送ることができる世の中に戻ってほしいものだ。





 ところで、なぜ今週に限って「Middle Twenties」がリフレインするのか、幾ら考えても原因を導き出せない。
 歌詞に「秋」が出てくるが、これは今の時季の「秋」というより、人生のうちで最も熱く楽しい季節を過ぎて後・・・・・・・・と受け止めた方がよさそうだ。
 
 それに充て嵌めるなら、私は年齢的に「秋真っ盛り」。もしかして冬に向かうこの時期に、人生も厳冬を迎てしまうのを怖れ、無意識に「夏の終わり=Middle Twenties」を懐かしんでいるのだろうか。




Posted at 2012/10/11 12:37:41 | コメント(3) | トラックバック(0) | | 日記
2012年10月10日 イイね!

圧送

圧送 今朝の出勤時、川越街道の交差点でかなり大きなコンクリートポンプ車を見掛けた。

 コンクリートポンプ車とは何かを簡単に説明すると、生コン工場からアジテータ車(いわゆるミキサー車)で出荷された生コンを建設現場で受け入れ、打設場所へ分配する役割を果たす建機。敷地端または隣接道路に陣取り、納入された生コンを強力なポンプで送り出す。
 超高層建築や、アジテータ車が入って行けない山奥の工事現場で、セメント・水・砂・砂利・混和剤からなる重い生コンを、水平・垂直方向へ数百mも送り届けるのだから生半可な能力のポンプでは務まらない。
 このポンプで圧力をかけ、生コンを現場内に送り出す作業を「圧送」という。


 画像の車輌はトラックシャーシに架装された、圧送用配管が仕込んであるブームを備えるタイプで、このブームを高層階或いは敷地の端から端まで伸ばして生コンを送り出す。
 他にブームを省略したタイプや、台車に乗せられた定置タイプ(共に仮設の固定配管に直結して圧送)がある。

 架装されるシャーシは国産2軸8tまでのタイプが多いが、大型高性能ポンプの場合は3軸以上の10tシャーシが充てがわれ、メルセデス等の輸入車が採用されることも少なくない。
 今日見掛けたポンプ車は国産の10tシャーシだったが、ポンプ本体はドイツ・プツマイスター社製。どうせならシャーシもメルセデスにしてドイツ製で統一して欲しかったが、ところで「プツマイスター」という会社名、どこかで聞き覚えがないだろうか。



 この社名が一躍有名になったのは、東日本大震災の津波で冷却機能を喪った福島第一原発への緊急派遣だった。
 三重県の建設会社が保有していた日本最大級のポンプ車始め、プツマイスター製ばかり4台が放射能舞う災害現場に投入され、建屋外からの冷却水注入に従事。消防や自衛隊による冷却作業を引き継ぎ、初動段階での原子炉冷却の安定化に大きく貢献した。


 プツマイスターのポンプ車が災害現場に派遣されるのは、これが初めてではない。
 福島以前は史上最大の原子力事故とされていたチェルノブイリでも、放射能を遮断するためのコンクリートを50万m3以上も圧送し続け、汚染の拡大阻止に尽くしている。



 ドイツ車のオーナーとしてはプツマイスターの活躍、当然に喜ぶべきところだが、事情はそう単純ではない。現在プツマイスター社のオーナーは、中国の建機メーカー。今年1月に買収され、完全に子会社化されてしまった。
 現時点ではドイツ本社の経営陣はそのまま留任しているので、当面の事業展開や方針に大きな変更はないのだろうが、特色ある高性能な建設機械メーカーを中国企業が牛耳っているのは気掛かりである。

 日本の建機メーカーも、ハイブリッド化に代表される低燃費・低騒音技術や、冗長性の高さで定評があるが、いつ何時外国企業に買収され貴重なノウハウを持ち去られないとも限らない。 



 今朝見掛けたプツマイスターの現場が何処なのかは知らねど、安全第一でその持てる性能を遺憾なく発揮してくれることを祈って見送った。
 同時に日本の建設機械メーカーが買収工作を撥ね退け、これからも業界をリードする存在でいてくれるよう、願って止まない。



Posted at 2012/10/10 15:30:03 | コメント(1) | | 日記
2012年10月09日 イイね!

総会

総会 今日9日から14日まで、有楽町の東京国際フォーラムをメイン会場にしてIMF(国際通貨基金)・WB(世界銀行)の年次総会が開催される。

 東京に不案内な外国人やガードする警察・公安関係者でごった返し、テロ防止を目的として会場周辺に一部交通規制が布かれるため、地下鉄駅の電光掲示でも案内と併せ注意喚起を促している。

 事務的な情報発信だけでなく、最新の地下鉄車輌に標準装備されている車内情報モニターでは、世界銀行の広報が放映されている。現在は流されていないが、わざわざお金をかけて2パターン制作され、うち1つでは東海道新幹線が世界銀行の融資で建設されたことを紹介していた。

 因みに、前回IMF・WBの年次総会が日本で開催されたのは1964年。日本が東京オリンピックを成功させ、世界銀行も関与した東海道新幹線が開通した年だった。



 ほぼドメスティックな仕事しかしていない私だが、会場が勤務先から近く、学生時代は「政治・経済」科目だけは成績優秀(=他全て平均以下)だったこともあって気になるイヴェントである。
 重要な役割を担っている国際機関だとの認識は有っても、普段は教科書や新聞紙上の文字でしかない存在の組織。それがリアルに大勢の事務局職員・関係者を伴い、身近にやってくるのだ。

 会議を成功させ、日本の国際的地位をステップアップさせる機会にしてほしいものだ。




 その年次総会に絡めて来日したらしいモロッコ人夫婦が、朝の情報番組のインタヴューに応えていた。
 ご婦人は脚が不自由で車椅子を利用されているのだが、東京の地下鉄に乗車した際に駅員が介助してくれ、しかも下車駅でもドンピシャの場所で駅員が待ち構えていたことに痛く感心した旨話されていた。

 ほぼ毎日地下鉄を利用している私からすれば、当たり前の光景。またドンピシャの場所で待ち構え早急に介助を終わらせなければ、バリヤフリー化が不十分な日本の地下鉄では列車の遅延を招きかねず、駅員さんも限られた人員で駅務をこなしているため、他の仕事に手が回らないという裏事情もある。

 それでも、そんな点に日本らしさや独自のホスピタリティを感じてもらえるなら儲け物だ。
 地下鉄の駅員さんも、日本外交の発展に大きな貢献を果たしたことになる。


Posted at 2012/10/09 09:05:21 | コメント(1) | トラックバック(0) | 鉄道 | 日記
2012年10月08日 イイね!

木霊

木霊 早朝、駅に向かってゲレンデを走らす。
 泡を食う程ではないが、乗車予定の列車発車時刻まで時間的余裕は殆どない。
 慎重かつスピーディーにステアリングを操作し、制限一杯までアクセルを踏み込む。V6エンジンの吹け上がりは好調で、幌越しに耳へ届く排気音が心地よい。


 空気の澄んだ秋の晴れ間。もう少し長距離のドライヴならオープンにするところだが、今回は致し方ない。クローズのままでも、気密性の低いカブリオの車内は爽やかな空気で満たされる。


 マンション群の谷間に位置する駅前の駐車場に入れドアを閉めると、ゲレンデ特有の重い金属音が木霊する。
 ゲレンデには静かにドアを閉めるという選択肢がない(100%半ドアになる)ので、朝からご近所迷惑だなと恐縮しつつ止むを得ない。

 どうせ木霊を響かせるなら、空気だけでなく景色も綺麗な山あいのリゾート地にでも停めたいところだが、私も家族も忙しくてそれどころではない。

 爽やかな空気をタップリ吸い込んだゲレンデを残し、連休最終日に割り込んだ用事を済ませに都心へ急いだ。


Posted at 2012/10/08 18:01:10 | コメント(1) | トラックバック(0) | ゲレンデ | 日記
2012年10月07日 イイね!

順延

順延 天候回復が大幅に遅れ、昨夜からの雨が明け方まで続いたため本日予定されていた子ども達が通う幼稚園の運動会は順延。1週間後となった。

 若干ならず予定が狂わされ戸惑う反面、安心している部分もある。



 幼稚園では運動会担当の役員を拝命していて、当日は色々と働かなければならない。
 しかも割り当てられた仕事は用具係。幼児向けとはいえ、それなりの重量がある平均台やハードルなど用具の運搬・設置・撤収で走り回ることになる。
 ぎっくり腰を患ったばかりの身で、事故なく役目を果たせるかどうか。現時点では正直言って自信がない。



 投薬と湿布のお蔭でぎっくり腰の症状は緩和されつつあるが、一方で腰の痛みが退くのと入れ替わりに首の痛みが出てきた。
 それだけなら「寝違えたかなぁ」くらいに考えて放っておくのだが、首の痛み以上に違和感を感じるのが手の痺れ。片手の肘下~親指~人差し指の付け根にかけての神経がピリピリ騒ぐ。利き手で側ではないで、仕事や生活に支障しないのが幸いだが、気分のいいものではない。

 手の痺れは、首の痛みと連動したものだろうと予測しつつ、もしかして脳血管障害の影響?その他重篤な疾病?などと心配が膨張しだすときりがない。
 そこで金曜日の夕刻、改めて整形外科医院を訪れた。


 改めて頸部のレントゲンを撮ると、頸椎にズレが認められ、私の想像通り手の痺れもそこから来る症状だろうとのこと。ただし確定的な診断や治療方針は、MRIにかけ更に詳しい画像をみないと下せないらしく、来週改めてMRI撮影のために受診することとなった。



 運動会が1週間順延されたことで時間的猶予が得られ、ぎっくり腰の方はより症状が改善されるだろうが、首の方はどんな診断が下されるものか。
 安心しつつも新たな不安要素を抱え込んでしまった。


Posted at 2012/10/07 13:57:25 | コメント(5) | トラックバック(0) | | 日記

プロフィール

「育児 http://cvw.jp/b/1043160/47663127/
何シテル?   04/18 19:29
 建設業界で禄を食む文系出身(経済学専攻)のプロフェッショナル・エンジニアが、愛車整備・政治経済・文化学術・スポーツそして土木施工の現場で日々記した野帳を公開し...
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