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midnightbluelynxのブログ一覧

2016年09月10日 イイね!

秋郊

秋郊 何だかんだ言っても、私にとって「スポーツの秋」のスタートは、即ち東京六大学野球・秋季リーグの開幕である。



 フィールドの選手にも、スタンドの応援団にも、秋季リーグから新顔が一挙に増える。

 塩を噴く学ランで駆け回るリーダーに、
 ダンスはなお生硬なれど愛嬌満点のチアに、
 暑くとも清澄さを湛えた空気に音色響かすバンドに、
 そして、まだまだ大きな背番号を附されたルーキーの活躍に、

 大昔の学生(=私を含めOBOG)は大きな喜びを覚える。

 一方で、4年生にとっては最後の公式シーズン。
 対戦カードの一つ一つが、もう二度と訪れない「最後の真剣勝負」になる。

 勝つにせよ負けるにせよ、或いはどの順位を占めるにせよ、悔いの無い試合を演じ、我々ファンを愉しませてほしい。


 学生注目!





 幕明ける秋郊の熱六大学
 
 新顔に目を細めつつ秋リーグ 




Posted at 2016/09/10 21:23:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | イベント | 日記
2016年09月09日 イイね!

開錠

開錠 そう言えば、前回動かしたのは何時だったか。
 少なくとも、ここ1週間はガレージから出ていない。
 10日、いや2週間程度は火が入っていないかもしれない。

 我がゲレンデは、供用されるチャンスを喪ったまま、1/1のラジコンと化していた。
 オーナーとしては、過去のトラウマもあり心中穏やかでない。

 イグニッションを回し、エンジンが起動してくれるか。
 起動しアイドリングまでは良くても、直ぐにエンストしないか。
 出掛けた先で、不調に陥り積載車に引揚げてもらうようなことにならぬか。

 全てが不安で仕方がない。


 そもそもドアロックをリモコンで開錠する際、長期不動で最も懸念されるバッテリーが逝っていたら、コックピットへアクセスは相当にアクロバティックなルートを強いられる



 1400時からの会議参加のため、昼前にガレージを開け放ちリモコンを操作。
 ドアロックはちゃんと解除されたものの、定期的に動かしている時は勢いよく「ガチャ」っと飛び上がるロックピンが、気のせいかワンテンポ遅い。

 そんな些細な現象でも、引っ掛かりを感じてしまう。
 


 走り出して暫くは、水温計・回転計の動きやアイドリングの安定度合いを注視、車体の振動・エクゾーストの大きさ・車内の匂いなど感覚を総動員してチェックを要したが、何ら問題は無く快適なドライヴを愉しめた。

 とは言え、愛車以上に私自身が老いたこともあるのだろう。
 愛車の調子に配慮しつつ、平日昼間に比較的長時間運転すると、どうしても疲労度が大きくなる。


 安定的な性能を維持しつつ、週末に愉しむ時間を多くした方が、このクルマのキャラクターには合っている。






Posted at 2016/09/10 07:14:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | ゲレンデ | 日記
2016年09月08日 イイね!

床屋

床屋 午後のひと時をママの実家(自宅最寄り駅の反対側)で過ごした長男と、お婆ちゃんが準備してくれた夕食を積み込み、自宅へ向けて出発したものの、あと45分ほどで都心へ出掛けていたママと次男が電車で帰ってくる。

 ママの実家から自宅まで20分弱、自宅から最寄り駅まで折り返して10分弱、自宅に居られるのは15分程度で、結構慌ただしい。

 なればと、少々伸びた髪を切りに、駅前の格安理髪店に寄った。
 長男も誘ったのだが、今のところは髪が気になるわけではないからと断られ、同じく駅構内にある書店へ行ってしまった。


 時刻は既に1930時を過ぎ、間もなく受付終了の時刻。
 理髪師さん2名がそれぞれ調髪中の客と、待っている客が1人。結局、私がこの日最後の客となった。

 「あんたが来なけりゃ早く帰れたのに」と思われたかなぁと案じつつ待つこと10分、意外に早くシートに通され調髪が始まった。
 担当してくれたのは利用する度にお見掛けする、この店舗の責任者らしいベヴェテランさんである。


 我が家は男の子2人なので、あまりお洒落に拘ることもなく、いずれも幼稚園に進む前後からこのお店で調髪してもらっている。
 そのことを、ヴェテラン理髪師さんはよく覚えていて、にこやかに「お子さん大きくなられましたね」と声を掛けてくれた。



 子どもによっては、なかなか大人しく髪を切らせてくれずに難儀することが多いそうなのだが、我が子たちに関しては「ピシッ」と背筋を伸ばして座り続けているため、とても調髪し易いらしい。

 また混雑して長時間待つ間も、ゲーム機や携帯電話に熱中する子が多い中、本をじっくり読み込んでいるため、印象が強く残った旨のことも仰っていた。



 格安な料金設定を成り立たせるため、効率を極限まで追い求めるビジネス・モデルで成長した企業なれば、従業員は客の頭数をこなすだけで精一杯か、或いは慇懃さを醸しつつドライに接客しているのか……と安直な考えを持っていたが、そうではない血の通ったプロフェッショナルもいらしたようである。

 長男を連れて来ようと思ったが、本人の自主的判断で先送りになったことを話すと、「なら近いうちに、一人で来店できるようになりますよ」と笑って返してくれた。

 プロフェショナルの優しさに接し、ここならずっと我が子の頭を任せてもいいなと思う反面、その配慮に見合わぬ割安な料金に甘え、デフレ経済に加担している現状が、非常に申し訳なく感じた。
 指名でお願いしたら、割増で支払いできるのだろうか。今度尋ねてみよう。



 子育てとは、親子の狭小な関係だけで進行するものではない。
 ヴェテラン理髪師さん始め、様々な方に見守られて、子も親も成長していくものなのだなと、改めて認識した。

 


Posted at 2016/09/09 11:33:22 | コメント(1) | トラックバック(0) | | 日記
2016年09月07日 イイね!

焚書

焚書 全国紙・読売新聞が運営するニュースサイト「YOMIURI ONLINE」の配信記事から『町立図書館1878冊誤廃棄…漱石全集初版本も』に怒る。



 価値観とは人それぞれであるべきだし、リベラルな立場の人間としては、それがどんなに愚かしいものであろうと、下らないものであろうと、存在そのものを否定すべきでないと考える。むしろ価値観が画一化された社会の方が、奇矯にして恐ろしい。


 また、ある人にとっては価値あるアイテムが、他の人には全くの無価値……ということも多々ある。
 私がコレクションしている鉄道車輌のパーツ・グッズの類が世間的には最右翼だろうか。

 コレクターの死後、ゴミとして処分される可能性は、体系的に保存・展示される可能性よりも高い。
 私の価値観が、そのまま子孫に引き継がれる筈は無いのだから、仕方ない。


 とは言え、人間が天賦の権利として有する平和的生存・自由などの自然権を侵害する行為、即ち殺人や差別が絶対的に禁じられるのと同様に、私が万人に共有されるべきと考える価値観が、一つある。

 人類が縷々積み上げてきた、文明の象徴である「書物」を、大切に扱うことだ。



 一般的には読み捨てられてしまうような文庫本ですら、私にとってはゴミ箱へ入れるのは勿論、古紙回収に送ることすら躊躇われる。
 平易な文章の行間・単調なストーリー展開の中にも、書き手が奮闘した深い痕跡が残り、読み手に伝えんと推敲を重ねた思念が見える。

 人はそれを「言霊」というのか。書物を粗末に扱うのは、筆者・読者双方への冒涜、いや殺人にも匹敵する蛮行に思える。




 たまたま図書館に配属されただけの、何の使命感も覚えぬ小役人にとって、それは内容を一瞥せしもチンプンカンプン、どう見ても単なる小汚い紙束……だったかもしれない。
  
 書物の内容を理解できるか否か、はこの際問題ではない。
 世の中には、研究者以外に理解が不能な書物が幾らでもある。

 そこで一歩立ち止まり、自分には価値が無いように思えても、もしかしたら貴重な書物なのではないか、誰かに相談し判定を仰ごうと思い至らなかったところに、知的レヴェルの絶望的な低さを感じる。


 古来、政治的・民族的・宗教的な弾圧を、効果的かつ永続的に推進する手法の一つとして、権力者は関連する書物を焼却する「焚書」に手を染めた。

 穴水町の役人が、そこまで大それた考えを抱いたとは思わないが、過失であろうとも先達が築いた文化を滅失し、人類の文明に仇為したことだけは間違いない。



 町の名は、この取り返しのつかない蛮行に因り、不名誉な意味で記憶されることになってしまった。
 当事者が言葉を尽くして詫びても、真摯に反省しても、最早遅きに失した。

 せめて貴重な書物が焼却または溶解処分を免れて、どこかの古本屋の店頭に陳列されていることを願うのみである。
 




Posted at 2016/09/08 23:46:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | オピニオン | 日記
2016年09月06日 イイね!

扉体

扉体 全国紙・読売新聞が運営するニュースサイト「YOMIURI ONLINE」の配信記事から『開口部広く大幅軽量化、JR東が新ホームドア』に注目。

 紹介されているJR東日本の新マシン開発に関し、その技術力や心意気をとやかく申し述べるつもりはないのだが、見た目の印象が少なからず心許ない。
 視覚障がい者が転落する危険はほぼ排除できるだろうが、扉体下部の隙間が大きすぎる。これでは好奇心旺盛な子どもが潜り抜けたり、自殺者が這い出す可能性を排除できないのではないか。

 もう一工夫をお願いしたいのと併せ、完成品が仕上がったら鉄道会社の壁を越えて水平展開してもらいたい。
 仮に自社独自開発の途上だったとしても、佳い製品であれば他社開発製品であろうと積極的に受け容れるべきだし、供給側も利益確保は開発経費の回収+αに留め、出来る限り安価な供給に努めてほしい。

 乗客の安全よりも、企業の片意地やエゴを優先させてはならない。



 ところで常々疑問に思っているのだが、なぜ日本のホームドアは、大人の胸程度の高さで、自立するタイプのみが開発されているのだろうか。

 東京メトロ南北線で採用されている、ホーム全体を覆う壁体のようなタイプは、安全性の高さだけでなく空調効率も大幅に向上して快適な反面、設計段階から組み込む必要がある・費用が嵩むといった問題がある。

 一方で現在主流のタイプは、置いただけでは明らかに安定を欠く奥行きが薄い重量物(軽量化したといっても1基250kg)を、ホーム端部に集中配置するのだから、固定方法を工夫しなければならないのと同時に、ホーム構造物の強化が必須になってくる。



 韓国や中国では、壁体タイプながら部材が軽薄・簡素な構造のホームドアが普及している。
 日本におけるラッシュ状況に耐えられるか、強度面で不安があるが、道路に配置されている歩車道分離柵のようなプロテクタを併用すれば、意外に安上がりで使い物になるかもしれない。

 また、ホーム床面に固定する方法に拘るのではなく、頭上に梁を通して扉体をぶら下げる方式はどうだろうか。床面には扉のガイドレールのみを敷き、直接的に装置の重量を受けない構造(扉体が吊られる梁の柱は、ホーム床を貫通して別途基礎を置く)にすれば、ホーム構造物の大幅強化を施さなくても済む。
 ホームドアの柱に耐震補強の役目を持たせれば、ホーム上屋やトンネルの防災対策にもなり、トータルで費用を大幅に節減できよう。



 新設や大規模更新であれば、建築や接客設備または信号設備の分野でホームドアを設計・施工する現状から一歩ステップアップし、車輌と一体化したシステムとして整備する段階に来ているように思う。
 イメージとしては、水平移動するエレベーターだ。エレベーターはシャフトのドアと、かごのドアが一体で設計・施工される。同様の手法で、車輌の新製・更新とホームドアの設置ができないものか。
            

 現行のホームドア整備スキームを、ただ単純にトレースしていくのではなく、他業種や海外にも範を求めて、利用者の安全性を向上させるべく自由な発想で開発や調達を進めてほしいと願う。



Posted at 2016/09/07 18:04:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | 鉄道 | 日記

プロフィール

「育児 http://cvw.jp/b/1043160/47663127/
何シテル?   04/18 19:29
 建設業界で禄を食む文系出身(経済学専攻)のプロフェッショナル・エンジニアが、愛車整備・政治経済・文化学術・スポーツそして土木施工の現場で日々記した野帳を公開し...
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