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2016年11月25日 イイね!

着払

 今週は半ばに旗日が割り込んで対外的な仕事が進められなかった上に、その前後を地震・津波大雪が挟み撃ちしてきた。一時はどうなることかと懸念されたが、何とか外勤日程に組み込まれた全業務を終了させた。

 安堵も束の間、お借りしていた会場の撤収作業を完遂し、使用していた書式・文房具・回収物を段ボールに詰め込んで職場に送り返さなければならない。


 出先での現金支出が生じないよう、職場では着払いの宅配便伝票を準備してある。
 それをペタリと貼って宅配便業者に託せば、今日の仕事は終了する。



 しかし、その段ボールをどこに出すかで、私は逡巡した。
 荷は段ボール一箱に収まったが、結構なサイズで、しかも紙が多くかなり重い。

 宅配便の発送は会場至近のコンビニエンスストアでも受け付けてもらえるが、元払いで現金を渡すならともかく、大きく重い荷物を、そう広くはないコンビニ店内に「着払い」で置き去りにすることに引け目を感じてしまった。


 咄嗟に宅配便の営業所を検索すると、意外に近い場所で窓口が開設されていることがわかった。
 宅配便の直営窓口ならば、自社の荷物を受け付けるのに着払いも元払いも関係なかろう。

 だが気分的に荷物を託し易いとは言え、20kg近い段ボールを抱えて百数十mを歩くのは、幾ら鍛えている(つもりの)男でも辛い。

 仕事を終えて疲れているのに、何でこんな肉体労働をしなけりゃならんのだ……との後悔が爆発しかけたところで、宅配便の受付窓口に辿り着いた。



 余計なところに気を回しているから、更に疲労が蓄積する上に、本業がお座なりなんだと、言いがかりに等しい批判を正当化させてしまうかもしれないが、それが私の性分なのだから致し方ない。

 私が人知れず苦労した分、コンビニの店員さん・宅配便のドライヴァーさんが楽になっているのだと、自己満足に浸っている。



Posted at 2016/11/27 07:10:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2016年11月24日 イイね!

使命

使命 一昨日前は地震および津波発生、一日置いて今日は11月の大雪と、自然は外勤続きの私に試練を課す。
 鉄道の運行が不安定な状況に鑑み、愛車を駆って目的地へ向かった。


 ここ1か月ほど、完全な休みが取れていない。

 職場内の人間関係は、この上なく良好でサポートもしてもらっている。
 半ば趣味的に蓄積した知識をフル活用して、他の職員とは違う切り口で成果を出している。
 ベテランの域に達しつつある職歴から、困難な仕事でも突破口を見出せることを分かっている。


 ただ割り当てられる仕事の多さだけは、如何ともし難い。
 しかも仕事を持ち込む側に、現場へ負担を強いている自覚が一切ない。

 今週いっぱい外勤だと行動予定に明示しているのに、当初の依頼に無かった資料を3日後に揃えろ、などという無茶苦茶な指示を「無理です」と断ったら、既に解決済みの軽微な不備を論って「あいつの仕事はお座なりだ」と批判する。
 下らない意趣返しを仕掛ける、人間の器の小ささに辟易し疲労が倍加した。



 使命感で懸命に体と頭を動かしているが、心が折れる。
 佳き上司や同僚、これまでの経験や知識が下支えしてくれなければ、肉体的・精神的に相当拙いことになっているかも知れない。
 軍用車としての使命に殉じて紛争地を駆け回り、兵士に頼られているゲレンデをパートナーにドライヴしていなければ、気分転換ができないまま憂鬱の闇に沈んでいたかも知れない。


 
 厳しい自然条件だからと、ガレージから引っ張り出したゲレンデとて、走破性の高さ・構造の頑強さは比類なき世界一のクルマであるが、その能力に過度な依存を続ければ、オーナーを危険に曝すことも起こり得る。

 そろそろ何とかしなければ。






Posted at 2016/11/26 08:24:03 | コメント(1) | トラックバック(0) | | 日記
2016年11月23日 イイね!

雑談

雑談 休日出勤していた私のスマートフォンに、ママからLINEのメッセージが入った。
 長男が受験した模試の社会科で面白い問題が出て、しかも我が子は見事正答したという。
 朝早くに引率して出掛けたまま、テスト会場近隣で待ち構えていて、テストを終え退出してきた長男と昼食および休憩を取りながら、早速自己採点していたらしい。

 

問:かつて沖縄はアメリカによって占領されていたことが、次の写真(タイトル画像)からわかります。この写真からなぜアメリカに占領されていたことがわかるのか、説明しなさい。


長男の答え:
 日本は左側通行なのに、この写真では自動車がアメリカと同じ右側を通行しているから



 単に過去の歴史的経緯を記憶しているか否か、だけではない。
 現在施行されている交通法規を理解し、加えて国や地域によって交通法規が異なることを把握していなければ、正答できない設問である。
 元学習塾講師である私も、膝を打った。


 ママは正答に感心しつつ、どうして判ったのかヒアリングしたところ、「パパが前に、同じ写真を見てそう言っていた」からなのだとか。
 正直言って、そんな話をしたような気もするが明確に覚えていない(苦笑)。



 ただ子どもたちとは、私が従事している建設業界や、趣味としている鉄道自動車航空船舶関連を中心に、決して「子ども騙し」ではない本物の知識を披歴するよう心掛けている。

 そんな親子の雑談の中から、長男は確かな知識を蓄積していたのだろう。



 教育関係者の講話を聴いていても、社会科の学習は教科書と睨めっこするより、ニュースや新聞記事を参照しながら、日常的に親子で会話をする方が効果的なのだそうだ。
 加えて、ニュースで扱われている話題に対し、自分なりの意見を持てるようになったら、小論文の対策にもなる。


 子女の教育は、プロに任せきりとするものではない。
 親も社会人として何かしらのプロフェッショナルであり、その経験を通じて子どもたちと対話することが、最高の教材となる。

 クルマの話題とて、技術・経済・法律・税制・資源・自然・物理・化学・文化……と様々な要素を含み、子どもにとっては大いなる知識の源となるはずである。
 ドライヴの際は、車内モニターでビデオを見せたり、ゲームに没頭させたりせず、景色の移ろいや運転の愉しみ・クルマの挙動等々について、子どもたちと会話をしてみては如何だろうか。





Posted at 2016/11/25 23:13:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2016年11月22日 イイね!

仕切

仕切 朝一番で外勤先の会議室内に立ち入った私は、ギョッとした。
 部屋の隅に寄せられていた、可動式のパーテーション(スライディングウォール)のうちの1枚が、1mほど手前にせり出していたからだ。

 昨日退出した際は、ちゃんと仕舞われていたのに、あれから誰か立ち入ったのか?








 違う、そうじゃない。今朝の地震のせいだ。
 
 天井から吊るされていて、比較的簡単に移動できるとはいえ、1枚30~40kgほどもある。
 しかし高層ビルの上層階の部屋だったため、周期の大きな地震動と、パネル固有の振動周波数がシンクロして、勝手に動いてしまったものと推測する。


 久しぶりに、不安感が掻き立てられる、若干ならず不快な「緊急地震速報」のサイレンを、既に着席していた朝の食卓で聴いた。
 即座に津波警報が発せられ、まるで「あの日」をトレースするようなひと時が始まった。

 ただ「あの日」とは違った部分もある。
 NHKのアナウンサーは、「すぐに逃げてください」「命を護る行動を」と絶叫気味に繰り返す。
 かつてはパニックを招いてはならないと、努めて冷静な情報提供に徹していたところが、逆に危機的状況が伝わらずに犠牲を拡大させてしまった反省に基づく。

 結果的に十数名の負傷者で済んだのは、地震の規模云々ではない。
 経験から教訓を汲み取って、果敢に動いた人々の尽力があってのことと思う。



 私はと言えば、パーテーションの移動に驚かされた以外は、面会予定だった茨城県方面の方と逢えなかった(常磐線の運休に因り)のが、ほぼ唯一の実害だった。
 



Posted at 2016/11/23 10:43:18 | コメント(1) | トラックバック(0) | | 日記
2016年11月21日 イイね!

用水

用水 本日送達された日本自動車連盟(JAF)の機関誌「JAF Mate」2016年12月号のコンテンツから『岡山で多発、用水路転落死』に注目。

 ほぼ同内容のコンテンツは、産経新聞が運営するニュースサイト「産経ニュース」上でも本年3月23日付『「異常と思わないのが異常だ」県警本部長も絶句…なぜ起きる?“岡山特有”の用水路転落死亡事故』で既に扱われており、交通安全を啓発するメディア(=JAFMate)としては些か遅すぎる後追い記事である。


 道路の側からの分析は両記事で十分に尽くされているので、私はこの記事を、水路の側から読んでみた。



 自然にできた小河川、または近世以前に人力で掘削された水路なら、比較的勾配の緩い草生した斜面があり、その先にちょろちょろ水が流れている状態だったものと推測する。

 そこへ自転車やスクーターが突っ込んでも、死亡事故に至る危険性は低い。
 せいぜい擦り傷を負ってずぶ濡れになるぐらいだろう。


 しかし食糧増産を支える用水需要の増加で、流路の断面を拡張させ、効率的に大量の水を送らなければならなくなった。加えて農業機械の普及・大型化や、農地周辺に迫る都市化に伴い、まるで畦道だった用水傍の通路幅を広げ、荷重に耐えるよう強化する必要が生じ、水路は垂直の擁壁が続く四角断面に作り変えられた。

 流量が多い時季、特に子どもが転落すれば溺死の危険が大きい。一方で水が少ない冬場であっても、仮に水路深さが1.5~2m程度だった場合、転落すると頭部を強打し致命傷を負う確率が高くなる。


 ならば公衆の安全を担保すべくガードレール(自動車交通がある場合)・転落防止柵(歩行者・自転車交通のみの場合)の整備が必要になるが、水路・河川と道路では、インフラの管理者が異なる。
 同じ行政が管理していたとしても、担当部署や予算は別建てにされているのが一般的だ。


 他の自治体では、水路管理の予算で厳重にフェンスを張り巡らすか、コンクリート製の蓋を架ける・更新の過程でボックスカルバートを挿れるなどして暗渠に造り変えている。
 オープンな水路として維持していくなら、道路の管理者と連携し、水路の改築と並行してガードレールや防護柵の設置を進めている。

 岡山の場合は管理者が互いに仲が悪いのか、或いは頭が固いのか、はたまた先立つ物が無いのか、警察トップが「異常だ」とキレ気味な苦言を呈する状況となっている。




 ただ、これ以上行政の不作為ばかりを論っても、得る物は少ない。
 ここは民間ベースで解決策を検討してみてはどうだろう。

 岡山には「大和クレス」「ランデス」など、全国的に名の通ったコンクリート製品メーカーがある。
 ガードレールやフェンスの基礎が仕込まれている・壁体を垂直方向に延長して柵を兼ねる……等々、安全施設整備に配慮したプレキャスト水路を開発し安価に供給できれば、問題となっている小規模水路周辺のリスクは大きく減じる。

 擁壁用として販売されている製品には、ガードレール基礎を造り込んである製品が既にラインナップされており、これをベースにすれば、新製品がすぐにでもリリースできそうな気がする。



 行政も資金を融通して共同開発に参画するなど、積極的に課題解決に動いてもらいたい。


Posted at 2016/11/23 09:55:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記

プロフィール

「育児 http://cvw.jp/b/1043160/47663127/
何シテル?   04/18 19:29
 建設業界で禄を食む文系出身(経済学専攻)のプロフェッショナル・エンジニアが、愛車整備・政治経済・文化学術・スポーツそして土木施工の現場で日々記した野帳を公開し...
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