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midnightbluelynxのブログ一覧

2017年03月06日 イイね!

欧宝

欧宝 代表的経済紙・日本経済新聞の配信記事から『GM、英EU離脱が直撃 費用かさみ独オペル売却 』に注目。

 「オペル」は、中国語表記では「欧宝」となる。
 GMにとっては、まさに欧州における宝であった筈なのだが、その輝きも色褪せ手放すこととなった。

 個人的には、名実ともに欧州メーカーに復帰することになり、これまでの商品ラインナップや走りのテイストがヨーロッパ寄りへシフトするのを期待する。
 一方で、欧州マーケットにおけるGMの橋頭保として重用されてきた現状から、プジョー・シトロエングループ傘下の一ブランドへと格下げされ、ぞんざいに扱われてしまう…のではないかとの心配もある。



 かつて中選挙区制度の下で、旧群馬3区(現在の4区および5区)では首相経験者3名・野党の実力者1名が激しく議席を争い、「上州戦争」と呼ばれた。

 隠然たる影響力を保つ福田赳夫・中曽根康弘に対し、勢力では一歩も二歩も譲る小渕恵三が自らを「ビル(=福田・中曽根)の谷間のラーメン屋」と自虐的に評したことがあったが、オペルの立ち位置も似通っている。

 いやいや、両隣を超高層ビル(VW・MB)に挟まれているだけでなく、向かいにもアグレッシヴな印象の斬新な建物(BMW)が構える。むしろ小渕陣営よりも厳しいかもしれぬ。


 しかし、大派閥の領袖が必ずしも権力の座に就けないのと同様、自動車業界も規模の大きさに頼る経営が全てではない。
 官房長官時代に元号「平成」の発表をし、首相として迎えたミレニアムの際には沖縄でサミットを開催して、歴史の節目々々で強烈な印象を残している小渕氏のように、欧州車ファンの耳目を集める特徴的なクルマ作りを、是非にも推進してもらいたい。

 長年、オペル車を愛用している友の為にも。



Posted at 2017/03/11 18:51:55 | コメント(2) | トラックバック(0) | 自動車 | 日記
2017年03月05日 イイね!

陸送

陸送 全国紙・朝日新聞が運営するニュースサイト「朝日新聞DIGITAL」の特集・連載記事「テツの広場」から『英国向け高速鉄道、昼に陸送 山口・下松、ファン3万人』に注目。

 一般道路にて、タイヤを装着して走行する鉄道車輌を観光資源化しようという試み。
 牽引トラクタのドライヴァーが披露する、超絶ドライヴィングテクニックと併せ、見どころが多いのは間違いない。面白い点に目をつけたものだ。

 日本から英国に渡ってしまえば、二度と目にすることは無いであろう高速車輌。いやいやもう一度見てやるぞ、行くからには乗ってやるぞと、英国へ渡航する鉄道ファンが増えれば、国際線や海外旅行向け商品の需要も喚起され、下松市または山口県のローカル経済対策に留まらない波及効果を生むだろう。



 東京の地下鉄では、銀座線・01系および日比谷線03系のリプレイスが決定している。
 解体処分される車輌も多かろうが、いずれも地方鉄道で使い勝手の良い車体長16ないし18mのサイズであることから、JR線を経由または下松と同様に一般道を利用しての車輌搬出が想定される。
 もしかしたら、海外の地下鉄向け輸出もあるかもしれない。

 新製車輌の出荷だけでなく、用途廃止となって転出する車輌の移動も、同様に観光資源化できれば楽しいだろうが、実際にはファンが沿道に集中し混雑のコントロールができない・狼藉や諍いが多発するといった危惧から、イヴェント化は難しいものと思う。


 とは言え下松市および日立製作所の試みから、他の「鉄道の街」自治体が汲み取り、応用できる経験の蓄積があるはずだ。
 鉄道関連のイヴェントを盛り上げるためにも、関連企業・団体が智慧を絞るのと併せ、鉄道ファン各々が継続的に意識を向上させる必要がある。





Posted at 2017/03/11 12:40:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | 鉄道 | 日記
2017年03月04日 イイね!

百回

百回 今日も朝から身支度を整えて外出。
 午前中は子どもがお世話になっている小学校のPTA総会。
 今期の活動および決算報告が議事として上程され、つつがなく承認された。

 例年、総会の後半は社会で活躍する卒業生や、著名な教育関係者を招いての講演会が行われる。
 これが毎回、非常に佳きお話しばかりで楽しみにしているのだが、今回は日本でも有数の大病院で小児科の責任者を務められ、引退後に校医の任に就かれたドクターのご講演だった。

 長年小児医療に携わり多数の命を救ってきた一方で、辛い別れにも立ち会ってきた経験に基づき、訥々切々と訴えられる命の大切さ、全ての人が備える回復力の逞しさ、そして病と闘う者を慮る優しさが、聴く者の血肉となって沁み込んでいく。



 講演中、病室で隣り合わせた末期の小児がん患者と、脚の大怪我を負って治療中の子の交流が映像を交えて紹介された。
 がんが視神経を冒し視力を喪ってしまった友に、一生懸命車いすで歩み寄り、絵本の読み聞かせをしてあげようとする。
 絵本のセレクトは、自分の読みたい本ではなく、友のリクエストを訊く。その際、大まかな内容の解説も付け加える。訊かれた友は、弱々しくもはっきりと応え、病室内の僅かな距離であっても「気を付けて来てね」と気遣う。

 2人とも就学前の幼い少年だったが、互いの不自由を補いながら、思い遣りながら、二度と訪れないであろう芳醇な時間を過ごす姿は、神々しくすら見えた。


 しかし、その交流も小児がんの少年が力尽きてしまうことで、突如断ち切られる。
 友の死が受容れられず、「どこへ行ったの」「今すぐ逢いたい」と泣き叫ぶ少年。

 まだ若かった当時の校医先生も残された少年に正対し、真摯に優しくケアに当たることで友の死と折り合いを付け、病院内のチャペルで開かれた追悼式へ参列、旅立ちを見送るまでになった。

 年齢を問わず、肉体的な死は避け難い。だが、友との思い出を大切に記憶へと留めることで、友の存在を身近に感じることができれば、それは実像が見えないだけで、友の死ではない。
 脚の大怪我が順調に回復して退院の日を迎え、振り返りながら病室を後にする少年の背中に、大きな成長を認めることができた。

 「人は忘れ去られた時、初めて本当に死ぬ」(ドイツの劇作家・ブレヒト)という真理を、幼い子どもたちに教えられた。



 続いて、校長先生のお話も、非常に胸が温まった。
 児童の一人が、校内に植えられた梅が一輪、ほころんだのに逸早く気付き、日記で校長先生に教えてくれた。
 目立たない場所で、今は孤独だけれども、また一輪、また一輪と開花が続いていく。
 僕も、同じように友達の良いところを見付けて、増やしていければいいな……と書かれていたとか。

 子どもの瑞々しい感性に、心洗われる。   
 我が子は佳き学び舎で、佳き師・佳き友に恵まれ、順調に育っていることを確認して、学校を辞した。



 昼食を摂ってから、午後は記念すべき100回目の献血。
 予告通り、400ml全血を提供して節目を飾った。

 途中、何度か看護師さんが「今日は100回目ですね」「おめでとうございます」と声を掛けて下さり、貢献を積み重ねてきた誇りと慶びがくすぐられる。

 再生医療の発達などで、いずれ他者の血液を患者へ投与する現行の医療行為は廃れてしまうのかもしれない。
 でも、その日が来るまでは、私の血液が誰かを救うことになるのだと思えば、今後も今暫く、協力を続けていかなければならない。

 100回目の記念品と、午前中に視た病と闘う子どもたちの姿に、大いに勇気づけられた。






Posted at 2017/03/11 09:03:38 | コメント(1) | トラックバック(0) | ボランティア | 日記
2017年03月03日 イイね!

駄文

駄文 何ら見通しの無きまま、来年度開校を公言し詐欺的な生徒募集を続ける「瑞穂の國記念小学院」のニュースリリースから、本日付『鴻池議員の会見について』に失笑す。


 文中「合理性を欠くものを含むものであり、」「嫌悪感しか感じませんが、」は、私であれば「合理性を欠き」「嫌悪感を覚えますが/嫌悪しか感じませんが」と書き記す。



 一文の中で同じ単語を繰り返し用いるのは、特別な意図(強調やリズム感の演出など)が無い限り、単に読み下し難くなるだけでスマートさを欠く。
 「嫌悪感を感じ」などは、「頭痛が痛い」的な二重表現で、駄文の誹りを免れ得まい。



 年端も行かぬ幼子に、難解な教育勅語を暗唱させる以前に、学校当局が公式文書上でまともな日本語を使えるよう、再教育を具申したい。

 それにしても、伝統や歴史的正当性を喧伝する組織・人物ほど、日本語や箸の使い方が怪しいのは何故だろうか。

 恥を知るべし。

 


Posted at 2017/03/05 19:59:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | オピニオン | 日記
2017年03月02日 イイね!

職人

職人 江戸の昔から景勝地として知られる愛宕山(東京都港区)は、地下鉄の駅で言えば日比谷線「神谷町」/銀座線「虎ノ門」/三田線「御成門」で囲まれるエリアの中心に位置し、比較的夜間人口の多い地域ではあるが、れっきとした首都東京の核心である。

 古くは、家康の命で江戸防火の護りとして建立された「愛宕神社」が鎮座し、その隣には我が国最初のラジオ放送を行った「東京放送局」(現・NHK放送博物館)が置かれている。


 その愛宕山の周辺は、場所々々で街並みの雰囲気が大きく異なる。
 南側は再開発が尽くされ、「グリーンヒルズ」の高層ビルが聳え立つ。ここから眺める東京タワーの姿は格別だ。

 北側は「マッカーサー道路」を挟んで「虎ノ門ヒルズ」が整備され、近く日比谷線の新駅が設置される。こちらも数多くの再開発計画が進行中だ。

 東側は慈恵医大のキャンパス再整備工事が進行中で、敷地外周を単色の仮囲いが遮る殺風景さは否めないが、アカデミックな新しい街並みが、今まさに造られつつあることへの期待感も大きい。

 西側は古い低層の建築物が数多く残り、なんとなく懐かしい風情を残しつつ、跡継ぎがおらず商売を畳んだのか、余りに高額な相続税の問題か、コインパーキングと化した空き地が街並みを蚕食する。



 南北に長い愛宕山を短絡できるよう、愛宕神社および放送博物館の真下を「愛宕山トンネル」が東西に貫いている。自動車は西行きの一方通行だが、歩行者は道路両側に整備された歩道を利用して、自由に往来できる。

 このトンネルは、一部に「出るぞ~」とも噂されており、夜間に一人で通行するのは勇気が要る(笑)。
 しかし朝になれば、東側坑口からまばゆい陽光が射し込み、一日の始まりをドラマチックなほどに演出してくれる。

 先に記した通り再開発の波から取り残され、やや停滞気味の西側から、昼でも薄暗いトンネルを潜り、建設途上の新しい街へと向かう行程は、産道を通り人が生を享けるプロセスにも似て、気持ちがリフレッシュされる。



 ちなみに、東側・北側の再開発工事に従事する建設労働者の多くは、愛宕山西側に点在する割安なコインパーキングにトヨタ・ハイエースや日産・キャラバンを留め、愛宕山トンネルを徒歩で通り抜けて入構する。
 現場周辺にもコインパーキングはあるが、絶対数が少ない上に、比較的金額が高い(上限料金設定が無い)ため、上限2500円前後で一日駐車できる神谷町周辺のコインパーキングが人気のようだ。0800時までに、殆どのコインパーキングが工事関係者の車輌で満車になってしまう。


 毎朝、多数の工具をぶら下げた職人の群れが、朝日に輝く愛宕山トンネルの東口を出て、現場へと吸い込まれていく。
 愛宕山トンネルは、新しい街並みを造り出すパワーをも日々生み出している。





Posted at 2017/03/09 22:43:55 | コメント(1) | トラックバック(0) | | 日記

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「育児 http://cvw.jp/b/1043160/47663127/
何シテル?   04/18 19:29
 建設業界で禄を食む文系出身(経済学専攻)のプロフェッショナル・エンジニアが、愛車整備・政治経済・文化学術・スポーツそして土木施工の現場で日々記した野帳を公開し...
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