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midnightbluelynxのブログ一覧

2017年08月26日 イイね!

見込

見込 休日出勤している私の携帯電話に、メッセージが届いた。
 発信元は、昨日から入院しているママ。内容を読み、少しばかり驚いた。
 急遽、今日退院することになったという。
 突然入院した、というのは耳にすることがあるが、急に退院する、なんてことがあるのか。

 予定では、早くて明日・日曜日と聞いていたので、今夜はあれこれ悪いこと……もとい、楽しいことをしようかと画策していたが、全て水泡に帰した(苦笑)。


 聴けば、午前中の回診で傷口の様子を確認され、腹部の痛みや不快感などの自覚症状も無いことから退院が決まったという。
 腹腔内に挿入されていた、出血があった場合に排出するドレーン管をずるずると抜かれ傷口を完全に縫合、それらを含め病室で最後の処置を終え、そのまま夕方まで待っているとのこと。

 ただ、傷口が若干痛むのと、数日間入院するつもりで大量の書類を持ち込んでしまったので、病院まで迎えに来て、撤収を手伝ってほしい……と頼まれた。


 
 彼女は、頻繁に見込み違いをやらかす。
 入院する朝は、子どもが明らかに食べ切れない量のコーンフレークを牛乳に浸してしまい、本人は絶食を申し渡されているので口にすることができず、結局半分以上無駄にしてしまった。
 日頃、刺身やシューマイなどに点ける醤油も、かなりの量を小皿に出して、やはり余らせてしまう。

 逆に食器洗い機を使う際などは、まだ洗わなければならない食器が残っているのに、スカスカの状態で運転したりする。



 西武グループを一代で築き上げた総帥・堤康次郎は、食事の席で義明ら子どもたちが醤油を残すと、手が付けられない程に激怒したという。
 職人が苦労して醸造した醤油を、代金を支払って購入し無駄にしたこと自体も然ることながら、「帝国」の将来を担うべき子どもたちが、自分が使うに足る量を見極められないことに関し、近江商人に源流を持つ経営者としては看過できなかったのだろう。

 私は西武グループに対して非常に批判的であるが、このエピソードだけは、お金持ちになるために必要な金言として心に留め、実践している。

 贔屓のラーメン店などで、有り得ないような大量の醤油を使い、恥ずかしげもなく残す客を見掛けるが、大概が残念な印象の貧乏臭い人物である。




 今回も、入院中にこなせる仕事量の目算を誤り、また見込み違いをやらかしたな…とママを叱りつつ、一方で入院が1泊2日で済み、医療費の負担は最低限度に抑えられた「正の見込み違い」も生じたことに鑑み、内心喜びながら迎えに行く旨、返事を入れた。



Posted at 2017/08/27 15:36:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2017年08月25日 イイね!

腹腔

腹腔 このところ猛烈に忙しい。
 休暇明けで、その間に溜まっていた業務を処理しなければならない状況に加え、プライヴェートでも大きく影響する出来事が起きた。

 ママが今日から入院してしまった。





 2か月前には私が緊急入院し、この夫婦は一体どれだけ不摂生なんだと呆れられるかもしれない。
 それは否定し得ないのだが(苦笑)、ママの方は私が倒れる以前から予定されていた入院(だから休暇も何ら支障なく消化)で、予定通り入院とほぼ同時に手術が執刀された。

 詳しい診断や病状は明記を差し控えるが、それはそれはビックリするようなブツが体内から出てきた。
 本人の曰く、知らぬ間に宇宙人が埋め込んだとしか思えない……というほど、サイズも形状も異様な物体だった。


 開腹手術ではなく、腹腔鏡を用いての手術だったため、病室に戻った直後から会話もでき、問題を起こしていた物も除去できて一安心した。




 夫婦で病院の厄介になった今年は、きっと忘れられない一年として振り返ることになるだろう。
 併せて弊ブログの読者で、働き盛りの40代がいらしたら、是非とも健康管理にご留意いただきたい。
 古来、自重自戒を求められる厄年(数えで42歳前後)は、単なる因習に留まらず、フィジカル面で転換期を迎える時期と重なる。

 各位、またはご家族ともども、何卒ご自愛いただきたい。




Posted at 2017/08/27 00:28:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2017年08月24日 イイね!

甲州

甲州 今日は日帰りで山梨へ出張。
 メインの用事は、夕刻の参集を指定されている官庁の入札。しかし、それだけの目的で出張旅費を使うのは勿体なく、一連の入札行為自体も、結果的に落札者とならなければ数10分程度で終わってしまう。

 大ヒット曲にも歌われた0800時新宿発の「あずさ」で甲府へ向かい、事前に手配したレンタカーを駆って、午前中から山梨県内の業界関係者と面会し、状況を見聞した。


 とは言え、入札案件は落札を目指して力を入れているわけでもなく、業界関係者とも面会も、「もしお目に掛かれれば」程度のもので、特にアポイントも取っていない。比較的気楽なスケジュールで、甲斐路をレンタカー(ホンダインサイト)で回って来た。

 自然体で出向いても、運が良ければそれなりの話は伺えるもので、こちらで把握していた現状認識に誤り無しを確認できただけでなく、補強材料を得られたほか、新しい情報も幾つか仕入れさせてもらえた。

 これなら上司にも納得してもらえるだろう。

 
 実は、インサイトを運転するのは初めてだったが、20系プリウスとも通じるデザインや乗り味が懐かしく、問題なく使いこなしてきた。
 実走58㎞で、燃料消費は4.36リッター。既に古くなったとは言え、ハイブリッドカーの面目躍如といったところか。



 そもそも出張自体が「ご褒美」的だったのに、帰りの「かいじ」車内では、「八ヶ岳高原玉子と炭火焼肉弁当」を広げ、ご飯を先に消化して残した玉子焼と炭火焼肉、そして車窓から眺める富士山をツマミに、ビールと地酒を愉しんだ。

 休暇明け後、嵐のような日々が続いている私に新宿駅までの90分余り、僅かな息抜きが褒美として与えられた。
 


Posted at 2017/08/26 11:28:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2017年08月23日 イイね!

広陵

広陵 スポーツ紙・日刊スポーツのニュースサイト「ニッカンスポーツ・コム」の配信記事から
 『花咲徳栄が初優勝!埼玉県勢初 全6試合で2桁安打』および
 『広陵・中村奨成が大会最多タイ19安打 水口に並ぶ』に注目。


 弊ブログのタイトルをご覧になっての通り、生活の本拠は埼玉にあるが、広島も浅からぬ縁をもつ地。どちらが優勝するにせよ、悔いのない試合をして欲しいものだと穏やかに成り行きを眺めていた。

 この夏、最後までプレーをできたチームは、この2校のみ。優勝・準優勝の差なく、誇ってよいものと思う。
 両校に祝意を捧げたい。



 一方で、心穏やかならぬ話題もある。
 最多安打タイおよび最多ホームラン記録を打ち立てた、広陵高・中村の進路である。

 アマチュア野球、なかんずく東京六大学野球のファンとしては、当然に臙脂或いは紫紺のユニフォームをまとい、週末昼間の神宮球場に降臨してほしい。

 初めて複数のメジャー競技(アメリカンフットボール/野球)で殿堂入りした巨星・松本瀧蔵は、中村と同じく広陵高を卒業し明治大へ進んだ。
 偉大な先輩の足跡を、是非にも辿ってもらいたい。




 最後に、腹を据え兼ねた胸糞悪いコンテンツを一つ。

 日本語もまともに使えないくせに、日本の伝統だの歴史だの誇りだのをドヤ顔で語り、「日本人かくあるべし」などと偉そうに高説を垂れる惨軽辛蚊のオピニオンサイト「iRONNA」から『朝日新聞と高野連と夏の甲子園』に呆れる。

 現状の高校野球が、多々問題を抱えていることは惨軽如きが指摘するまでも無い。暑い盛りに、肉体を酷使し、限界状態でプレーすることの是非を、そろそろ真剣に議論すべきだ。

 また私は基本的に、高校野球中継を長く見続けることはない。そもそも金属バットの鋭い打撃音が苦手だからだ。


 しかし、自らもスポーツイヴェントを後援している(自称)全国紙が、他紙のイヴェントを「拡販目的だ」「教育でなくビジネス」と批判しても、説得力を持たない。

 既得権的にキラーコンテンツを抱えている朝日新聞に対する、所詮は醜い僻みにしか読めないのだが。




Posted at 2017/08/26 08:16:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | イベント | 日記
2017年08月22日 イイね!

能楽

能楽 今夜は家族で能楽観賞。
 旧・銀座松坂屋周辺を再開発して整備された「GINZA SIX」の地下3階に、耐震性の問題からかつて渋谷区松濤にあった観世能楽堂が移転し、能・狂言の神髄を連日披露している。
 なお総檜造りの能舞台そのものは、旧・観世能楽堂からそのまま移築した、とのことだった。
 広大かつ耐震面で安心な地下空間を確保したとは言え、太く重い柱・梁材の搬入や組立てには、相当な苦労があったろうし、膨大な量の木材を持ち込むことへの対応(特に防火対策や法規制との整合)が必要だったろう。

 建設業界で禄を食む者としては、今後その辺りを深く調べていきたいものだ。



 今日の舞台は昼夜2部制の「≪夏休み特別企画≫はじめて能」で、昼の部は「橋弁慶」/夜の部は「安達原」が演じられた。
 通常勤務に就いていた私の都合もあり、我が家は夜の部「安達原」を鑑賞したが、子どもの観客は我が子のみで、他は外国人・若い女性・有閑マダム……といった風情。もしかしたら昼の部「橋弁慶」の方は、子どもが多かったかもしれない。



 夏の夜の舞台ということで、演目「安達原」は怪談物。

 紀伊国那智の東光坊から、遥々みちのくを目指す修験者•阿闍梨祐慶ら一行は、人里離れた安達原(現在の安達太良山麓)で夕暮れを迎えてしまう。そこに一軒だけあったあばら家を訪ねたところ、相応に年齢を重ねたと見える女の一人住まい。一夜の宿を頼む祐慶たちに、女はあまりにもみすぼらしいからと一旦は断わるものの、あてのない一行は重ねて頼み込み、何とか泊めてもらうこととなった。

 家の中で祐慶は、見慣れない道具を見つけ、女に尋ねる。女は、枠桛輪(わくかせわ)という糸繰りの道具で、自分のような賎しい身分の者の生業であると答える。もてなしとして使っているところを見たいと祐慶が所望すれば、女は糸繰りを実演しながら、辛い浮き世の業から離れられない我が身を嘆き、儚い世をしみじみ語り、最後には号泣してしまう。
 夜も更け、女はあまりの夜寒をしのぐために薪を取りに行くと祐慶に告げ、留守中に決して自分の寝室を覗かないようにと重ねて念押しし、出掛けていく。

 ところが祐慶の従者のひとり(狂言師の役回り)は我慢できず、祐慶に戒められつつも、とうとう女の部屋を覗いてしまう。そこにはおびただしい数の死骸が、解体されてパーツ毎に山のように積まれているではないか。
 女は、安達原の黒塚に住むと噂の鬼そのもの、だった。

 慌てて逃げ出す祐慶を、鬼に変身した女が追う。秘密を暴かれた怒りに燃え、知ってしまった一行を残らず取って食らおうと襲い掛かる。
 しかし祐慶たちが力を振り絞って祈り伏せると、鬼女は弱り果て、夜嵐の音に紛れて姿を消した。




 ストーリーの要素としては、昔話としてテッパンものの「鶴の恩返し」、怪談の定番「鬼婆」が複合したようで、素人にも理解し易い。

 歌舞伎の演目としても有名な「道成寺」「葵上」とともに、「安達原」は『三鬼女』と呼ばれる。シテ(主役)は後半場面で般若の面を着けるが、般若の面を通じて女の恨み•執心を恐ろしいまでに露わとするものの、表面的に容姿が妖怪変化しただけではなく、人間が抱える根源的な悲哀や孤独を漂わせる。

 前半のヤマ場、屑のような品質の綿を紡ぎ合わせ糸を繰る枠桛輪のシーンは、何でもない、或いは取るに足りない日々の積み重なりが人生、或いはその人そのものとなっていくことを暗示している。
 この伏線が極めて有効に機能し、後半のクライマックスが単なる追い駆けっこ?鬼ごっこ?に陥ることなく、哲学的なまでの深みを得ることに成功している……。



 狂言は学校行事で観賞したことはあるが、本格的な能舞台上での能楽観賞は初めて。
 そんな素人が、演目を語れるまでに理解が深まったのは、「はじめて能」の企画に因る。


 司会進行役は、観阿弥から数えて26代目に当たる山科彌右衛門。観世流宗家・観世清和の実弟にあたる。
 トークが非常に軽妙で、時に落語家のようであり、時に「きみまろトーク」のようでもあり、時に同じく伝統芸である歌舞伎に対抗心をメラメラ燃やして見せたりと、とても面白い。

 「安達原」の舞台においては、何度か敢えて進行を止め割って入り、登場人物の位置付けや、ストーリー展開の機微を都度解説してくれる。
 だから理解できない部分を残したまま、悶々と続きを流す……などというつまらない事態に追い込まれない。

 また「安達原」開演前には、枠桛輪のシーンで歌われる地謡

♪真麻芋(まそお)の糸を繰り返し。真麻芋の糸を繰り返し、昔を今になさばや♪

の部分を、観客全員で実演する(山科彌右衛門が先行して節回しを披露し、観客が後に続く)時間帯も設けられた。



 いみじくも山科彌右衛門は、舞台の冒頭で「能楽とは総合芸術」と述べた。

 ダンス・コーラス・器楽演奏が一体化しただけでなく、山科彌右衛門のトークに盛り込まれた大衆演芸的な要素や、今日の企画で実現したライブ的な客席との一体感、終了後は山科以下能楽師が出口で親しく見送りに立つ小劇場的な距離の近さが混然となり、伝統芸としての能・狂言に新鮮味を与えているように感じた。

 
 銀座の新名所「GINZA SIX」には、こんな伝統的にして革新的なスポットがある。
 ご覧の各位で興味が湧いた方は、是非にも観賞賜りたい。

 我が家も次の企画を、早速リサーチしている。






Posted at 2017/08/25 22:22:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | イベント | 日記

プロフィール

「育児 http://cvw.jp/b/1043160/47663127/
何シテル?   04/18 19:29
 建設業界で禄を食む文系出身(経済学専攻)のプロフェッショナル・エンジニアが、愛車整備・政治経済・文化学術・スポーツそして土木施工の現場で日々記した野帳を公開し...
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