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midnightbluelynxのブログ一覧

2020年12月27日 イイね!

蜚蠊

蜚蠊 全国紙・読売新聞が運営するニュースサイト「読売新聞オンライン」の配信記事から『ゴキブリ「大嫌い」から一転、新種発見…今では自宅で1万匹以上飼育 』に注目。


 昨日に続き、科学分野の話題。
 一般的には不快害虫として認識されるゴキブリ(タイトルの「蜚蠊(ひれん)」は、漢名に由来する表記)だが、大多数の種は森林性で、腐った樹木や菌類、動物の糞などを食し、生態系の重要なワンピースを担っている。
 
 生物分類上はカマキリの近縁で、ゴキブリ亜目/カマキリ亜目で網翅目を形成する。また、やはり害虫であるシロアリは、アリ(ハチ目アリ科)には属さず、ゴキブリ亜目に含まれる

 既に研究され尽したと思われるゴキブリで、若き研究者が新種を2つも発見したのは率直に驚くと同時に、宝くじに当たるが如き幸運に祝意を示す。


 ご本人は専門学校卒で就職された(参考情報URL参照)そうだが、社会人としての実務面で大卒に劣後することは無くとも、記事本文にある通り学術論文執筆では相当な苦労をされたようだ。
 個人的には、研究を深めるためにも、改めて大学進学を志してはどうかと思う。新種発見の実績があれば、学部を飛ばして大学院進学も可能かもしれない。
 可愛がっているゴキブリ個体を、自分が飼っているタランチュラの餌にねだるチャーミングな奥さまの支えを得て、科学発展の為にも若き研究者の奮起を促したい。



 とは云え、対象があまりに身近な昆虫(害虫)過ぎて、嫌悪感が勝る方も多かろう。
 実は私もそのクチなのだが、弊ブログ記事を振り返ると、数次に亘り話題としている(品性下劣な人物・組織等を「ゴキブリ」と非難した例を除く)。

〇豊富な脂質蓄積をバイオマス資源として活用する可能性(2013/05/14付「昆虫」)
〇東北新幹線を経由しての北方伝播(2014/07/01付「亀虫」)
〇突如職場に現れた巨大ゴキブリに狼狽する後輩(2017/11/14付「珍客」)
〇南麻布界隈での大量発生事案(2018/09/22付「仮説」)

 ゴキブリを発見すると嫌悪しつつも、つい生息エリアや種類を特定しようと思ってしまうところが、畑違いながら科学技術に深くコミットしている私と、若き研究者とで視点が共通するのだろう。

 そういえば、我が家にもクモの若き研究者がいる。
 なんだ、似たような環境で暮らしているぢゃないか(笑)

 
Posted at 2021/06/01 19:58:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2020年12月26日 イイね!

冬休

冬休 クリスマス気分も冷めやらぬ土曜の朝。私は愛用のPCの前で、あるセミナーの開講を待っていた。
 東京大学大学院理学系研究科・理学部広報室が主催する「高校生のための冬休み講座2020Online」(事前申込制・参加費無料)である。

 東京大学進学を志す学生をターゲットに据え、受験する年齢でなくとも入試シーズン入りの熱気が上がるこの時期に、ネット上のオープンキャンパスを開いて学内および研究の様子を知って貰うのが趣旨のようだ。本来は……。

 では、今更受験でもないヲヤヂが、何故「高校生のための冬休み講座~」なのか。
 いずれ受験生になる子を持つ親であることに加え、他にも目的は幾つかある。

 秋口には、同学・赤門技術士会のイヴェントに参加させていただき、大きな学びを得た。
 今回もまた、我が国最高峰の知性に触れる(しかも家に居ながら、参加費負担もなく)絶好の機会である。

 また、所属する大学技術士会のイヴェントとして同様の企画を考えたときに、構成や運営方法その他が参考になるものと考えられる。
 そして事前にセミナー事務局へ相談をしていたのだが、どうやら「CPD(=継続研鑽)」ポイント登録に必要なエヴィデンスを、特別に発行して貰えそうなのだ。
 プログラムは冒頭の学部長・星野真弘教授の挨拶を含め7編で、合計4h20min。私が専門とする建設技術関係の団体から認定されたプログラムではないので、1h=0.5ポイントのレート(認定プログラムなら1h=1ポイント)だが、それでも2ポイント以上をカウントできる。

 エンジニアの立場で、有難いことこの上ない。
 各プログラムともコンテンツの本筋だけでなく、タイトル付けなど隅々に至るまで講師の先生方の個性が滲み出て、知的満足感を得るだけでなく、純粋に面白かった。
 特に印象に残った講義について、幾つか感想を残す。


〇【その話、いつ終わるの?】/数学科:新井敏康教授
 例えば「ボタンを押すと起動する」といった簡単な機能であっても、その裏側ではそれなりに行数のあるプログラムが走っているように、日頃接している「割り算」の数学的証明に際しても、相応の知恵と閃きを要することを今更ながら知った。
 改めて数学の基礎から学びなおす必要性を感じた。

〇【スーパーコンピュータで宇宙を創る】/天文学科:藤井通子准教授
 ふんだんにCGを盛り込み、可視化されることで先生の研究成果を理解することができた。
ところで、かなりの手間をかけて可視化することは、研究者ご自身が研究成果を確認するためにも必要なプロセスなのか。或いは外部説明に特化した作業なのか。機会があれば先生に質問をしたいと思う。

〇【日本の山脈が記録する沈み込み帯テクトニクス】/地球惑星環境学科・地球惑星物理学科:Simon R. Wallis教授
 訥々と、かつ何ら破綻のない日本語での講演に敬服した。
私自身も日本列島の地理的特性について、専門とする建設の観点から広く浅く理解をしてきたところだが、先生のご講演を通じて理解を深めることができた。
 ただ、講演の端々から感じる、日本列島の地質構造に対する「愛情」のような感覚は、仕事上の知識でしかない私には、どうにも到達できない領域で憧れを覚える。

〇【種の壁を超える】/生物学科:東山哲也教授
 遺伝子の変異発生および人為的な操作が比較的容易な植物の特性について、その初歩を理解することができた。
 自然に変異するのは進化の過程の一端であるものとして、人為的に操作した植物について、その管理や安全性確認の必要性、ご苦労などを、機会があれば先生に質問したいと思う。

 全体を通じて、科学全般を総覧するような幅広さながらも、決して浅くないご講演の数々に触れ、年齢を問わず学び続けることの愉しさを実感できたのが、大きな収穫だった。



 今日は夕刻から、空手(松濤館流)の稽古納め。
 そして、エンジニアとしての継続研鑽も、このイヴェントを以て「CPD納め」となる。




2020年12月13日 イイね!

軍民

軍民 自動車関連情報を中心に、執筆陣の豊富な経験に裏打ちされた価値ある情報の「波」を提供するサイト「VAGUE」のコンテンツから『どちらが人気? 「Gクラス」軍用/民生用の装備の違いとは?』に注目。

 オークション出品されていた2台のゲレンデを比較した記事。
 出所も程度も取引条件も異なる個体同士を比較したところで、「あ、そう」としか言いようがない。
 価格差140万円を以て、民生用の方が人気アリとしているが、記事をいくら読んでも明確な根拠が見出せない。

 昨今の感染症蔓延で取材活動が制限されている中、オークションサイト上に面白い出物が複数あったので、チャチャっと記事に纏めた……というところか。
 困難な状況へ同情を寄せるに吝かでないが、この内容で「価値ある情報」と胸を張れるかどうか。ちょっとこの記事はいただけない。

 せめて軍用モデルと乗用モデルの差異を比較するまでで留めておくべきだたった。



 それにしても、軍の放出機が230万円で買えるとは、正直驚きである。
 しかもディーラー販売の無い、プロフェッショナル向けのW461だ(冒頭記事では、W460と461の区別も曖昧となっている)。
 日本ではそもそも出物がない上に、私を含めゲレンデ好き・軍用車好きは一定数存在するので、もし日本へのシッピング費用が低廉で済むのであれば、日本人がもっと高額で入札していたのではないか。

 W461は民生用にも販売しており、ピックアップトラックや両開きのリヤハッチなど、乗用モデルにはないボディおよび仕様が存在する。
 排ガス規制の違いで、日本での登録は極めて困難であるが、そこは何とか装備でカヴァーし、軍の放出品にせよ民生用の中古にせよ「ゲレンデ」の源流に最も近いW461がもっと身近になってほしい。

 乗用モデルが新型に移行した今、旧モデルのオーナーとして強く願う。


Posted at 2021/07/01 08:28:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | ゲレンデ | 日記

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「育児 http://cvw.jp/b/1043160/47663127/
何シテル?   04/18 19:29
 建設業界で禄を食む文系出身(経済学専攻)のプロフェッショナル・エンジニアが、愛車整備・政治経済・文化学術・スポーツそして土木施工の現場で日々記した野帳を公開し...
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