上田丸子電鉄　真田傍陽線の廃線跡　昭和51年5月　

当時会社の友人たちと上田方面をブラッとクルマで走っていました。
多分私がこの辺りに廃線跡があるはずだと言って、探したんだと思います。特に事前に準備をしていた記憶はありません。

NEKO PUBLISHING の ＲＭ LIBRARY 73と74も併せて参考にしました。

真田傍陽線は昭和47年2月10日付けで廃線となり、既に4年強が経過していたので、上田駅周辺ではかなりその痕跡が失われていました。


上田城の西側の堀に設けられた「公園前」駅で、まだまだ面影が強く残っています。






橋の上から見ると、掘割に線路を敷いたことが分かります。






暫く真田方面に行き、「伊勢山」駅跡です。






「伊勢山」駅を出ると直ぐにトンネルがあります。






トンネルの中から「上田」駅方面を望みます。






トンネルの上から「上田」駅方面を望みます。微かに左カ－ブした路線跡が見えます。






「伊勢山」と「殿城口」の間には神川にかかる大きなトラス鉄橋がありました。
トンネルを出た側ではこの様に橋脚から無残にも解体の為落とされていました。






「殿城口」駅側は未だ1つ残っていましたが、恐らく直ぐに落とされたんでしょうね。






「殿城口」駅です。屋根の骨組みだけが残っていました。






「殿城口」から「真田」方面を望みますが、穏やかなカ－ブが見てとれます。






「真田」と「傍陽」の分岐駅である「本原」駅です。








「本原」駅側からみた分岐地点で、右が「真田」方面、左が「傍陽」方面です。






前の写真とは逆で、分岐地点から「本原」駅方面を望みます。






「真田」方面に向かい最初の駅が「北本原」駅で、交換可能な2線式ホ－ムがありました。






残念ながら「真田」駅の痕跡は見つけられませんでした。


その後「傍陽」方面を探しました。

左側に線路跡が見えます。






「横尾」か「曲尾」のどちらかと思われます。






多分洗馬川の橋梁跡かもしれませんが、不詳です。






「傍陽」駅方面を望みます。土手の子牛にちょっかいをかけたら威嚇されてしまいました (-_-;)






電車に乗っていれば「間もなく終点傍陽に到着します。」というアナウンスがあったのでしょうか。






「傍陽」駅はかなり面影が強く残っていました。逆に言えば、4年経ってもあまり発展出来なかったということかもしれませんが・・・・






線路跡にはクルマが止められていました。






「上田方面のりば」とあるように、ここだけ見たら現役の様でした。
奥に私のスプリンタ－1200ＳＬが写っています (^_^.)






1976年（昭和51年）、社会人2年目の情景でした。