あっという間の5日目がやってきました。
11月下旬という時期ですが、概ね天候には恵まれたといっても過言ではない位穏やかな日々でした。
東京7:16発のはやぶさ101号(指定席)で盛岡を目指します。
前日に気が付いたのですが、これより16分遅い7:32発のはやぶさ5号の方が盛岡に何と18分も早く到着するのです。つまり私が乗車するはやぶさ101号は仙台から盛岡まで各駅に停車する列車だったのです。本当に迂闊でした。
でも実はこれが幸いした面も有りました。
発車直前に隣のD席に座った黒づくめの服を着た女性は何と小さなバッグ一つしか持たず、最初はどんな人なのだろうか?と思った位でした。
私がスマホ充電器を椅子直下のコンセントに差し込む際にちょっと難儀していたら、直ぐにヘルプしてくれました。それがきっかけで会話が始まりました。
色々と話している内に、その方は花巻に帰省するところで、他の話は書きませんが色々な話が尽きませんでした。
仙台駅を出て暫く経った頃に突然虹🌈が出現しました。
ものの数分で消えてしまいました。
新花巻駅到着直前の車内放送で、5分程度の待ち合わせで釜石行きの列車に乗れることが判明し、直ちに予定変更して私も新花巻駅で一緒に下車しました。
階下の釜石線ホームは単線棒線駅で高架下なので雨露は凌げますが、丁度小雨が降り始めて寒かったです。
普通列車ですが空いていて、2両目のボックス席を確保出来ました。
八高線の車輛とは異なり、両側共に4人のボックス席です。
鱒沢駅で単行の658Dと交換しました。
ゆる-いSカーブを走り抜けます。
天気は大分回復してきました。
小1時間程走り、ほぼ中間の遠野駅に到着しました。
足が瀬駅を出ました。スプリングポイントなんですね。
トンネルを抜け、鉄橋を渡り、またトンネルに入ります。
上有住駅を過ぎると下り勾配になり、脱線防止装置が両側にしっかりと装備されてます。コンクリ-ト製枕木も割合が多くなっています。
陸中大橋駅までは大きな右ループで勾配を下りますが、こんな下に見える線路迄下ります。釜石線の大いなる見所です。
陸中大橋駅、かつては拠点駅だったのでしょうが今では寂しい情景です。
上りはまゆり54号を待合せました。
線路脇にはかつての鉄鉱石関係の大きな遺構が残されてます。
宮古駅到着、三陸線の車輛を久し振りに見れました。
釜石市内で昼食を食べるのですが、往きのはやぶさ101号で隣の席にいた女性が一時釜石で仕事をしていたので、市内で美味しいお店を教えて貰いました。
一つは行きたかったのですが少々駅から遠く、駅から徒歩10分位の此方の中華のお店も教えてくれました。念のため釜石駅で確認したところ、駅員さんは知っていて直ぐに行き方を教えてくれました。
旅行中はやや野菜不足になりがちなので、野菜たっぷりのラーメンを頼みました。
食べ終わった時にお店の若いお兄さんに、12年前の大震災時の様子を聞いたところ、此方のお店の3F辺りまで津波が押し寄せたとのこと。彼は当時小学5年生でした。食べ終わって外から見ましたが、あそこまで海水が来るなんて想像出来ません。怖いという思いしか浮かんできませんでした。
食後市内を少し歩き回りましたが、風が強く寒いので目の前にあったミッフィーカフェでコーヒ-を飲んで時間調整をしました。
その後駅に戻る際に気付いたのですが、道路にこの様な表示が有りました。
つまり10時から20時にこの区画内に駐車が出来るということですが、関東では信じられないです。
釜石駅に戻りました。
駅にはこんな「HINABI」という2両編成の車輛が留置されてますが、どんなダイヤで何処から何処まで行くのでしょうか?
因みに指定席券を買ったので、「HINABI」のカードを貰えました。
私は釜石14:18発の3両編成のはまゆり6号に乗車します。
一応指定席を確保しましたが3両共に転換クロスシ-ト車ですし、オフシ-ズンなら自由席でも全く支障が無いことも分かりました。大人の休日俱楽部パスで格安旅行をしているので、少しでも還元する意味も含め指定券(530円)を買いました。
私が乗車した3号車はキハ111-1という1並びのトップナンバ-車でした。
ドアと貫通ドアの間は4人席のボックスシ-トとなってます。
遠野駅近辺では北側の山頂付近には雪がうっすら積もっていました。
順調に新花巻駅に戻り、新花巻16:19発はやぶさ110号(指定席)に乗車、東京18:56の定時に到着しました。
この5日間で延べ10回新幹線に乗車しましたが、悪天候ではなかったにせよ全て定時に出発/到着したのは流石だと、改めて日本の運行管理技術の素晴らしさを感じました。
金曜日でしたが東京駅から自宅最寄り駅まで大した混雑も無く、無事に20時に帰宅出来ました。
最終日は約1180km、通常運賃では約26,000円です。
5日間トータルで約3980km、通常運賃では約105,000円という金額となりますが、最初に書きましたがこのキップ🎫が18,800円というのは破格ですね。
本当に有意義な乗り鉄旅を送れました。また次の機会に新たな楽しみ方を見つけたいと思います。
5回にわたる私の自己満足の乗り鉄旅ブログにお付き合い頂き、誠に有難うございました。