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イイね!
2022年08月21日

ツアラーの最高峰!

レビュー情報
メーカー/モデル名 BMW / R1250RT ABS Pro (2018年)
乗車人数 1人
使用目的 レジャー
乗車形式 マイカー
総合評価
おすすめ度
5
満足している点 100点満点のツーリング性能。とにかくライダーを疲れさせません。優しい走行フィール、高い防風性能、各種ヒーター機能などが寄与しています。
不満な点 R1250RTの最大にして唯一の弱点は「スポーツ性能が低く、退屈であること。」です。R1250RTは「究極のアガリのバイク」です。

この点、ネット上のレビューでは「大柄なボディからは想像できない程にヒラヒラ走れる」というコメントが目立ちますが、あくまで「300kgの巨体の割には」という制限がつきます。

もちろん、これはR1250RTが「ツアラーの最高峰」という立ち位置と表裏一体の現象であって、これを弱点と表現するのは本当はおかしいのですが、まだまだスポーツ走行を忘れられないライダーにとっては、やはり退屈です。300kgの重量ですから、どうしてもモタつきます。スポーツ魂をお持ちのライダーは、絶対に手を出してはいけません。あまりの安楽さ故に、いつの間にかスポーツ魂が安楽死状態に追い込まれ、スポーツ車両に戻ることが難しくなります。

逆に言えば、「もうスポーツ走行からは卒業してアガリたい」というライダーにとっては、弱点ナシの最強の一角であることは自信をもって言えます。

もう1つは、高速走行時のハンドルの振動です。二気筒エンジンなので仕方ないのですが、時速100kmからハンドルの振動が少しずつ気になりまして、時速130kmでまぁまぁの振動、150kmで手に疲れを感じるようになります。時速100km~120km程度の巡行であれば良いのですが、意外にも高速走行は疲れを感じやすいという結果でした。

総評 トータルバランスに優れた最高の一台です。ツアラーとして評価する限り、100点満点です。ケチのつけようがありません。

私見としては、R1250RTのツーリング成分とスポーツ成分の比率を表現するならば「7:3」ですね。

そのため、基本的には「まったりツーリング」を基調としつつも、たまにはスポーツ走行もしてみたいライダーには、特にオススメです。

スポーツ走行については、私は10段階のうちの「3」を付けましたが、そこそこの走りはできます。緩やかなワインディングであれば時速100~120kmで走れますし、ジムカーナと表現するのは大げさですが、クネクネした緩急の鋭いルートでも、そこそこの走りができます。

もし走行中に「その気」になったら、それなりに応えてくれますので、このあたりがバランスの良さですね。
項目別評価
デザイン
☆☆☆☆☆ 5
丸い目が特徴的(ハロゲンランプ)で、まるでフクロウのような、トランスフォーマーのような顔がとても可愛いです。最強の顔面です。

横からの姿もなかなかスポーティで、カッコいいです。大満足のデザインです。
走行性能
☆☆☆☆☆ 3
【街中:5】
 ひたすら優しい走行フィールです。全く緊張感がなく、全く疲れません。街中だと、どうしても交通量が多く、思うようにペースは上がりませんが、穏やかに走れます。

【緩やかなワインディング:4】
 流石に本気のSSや軽量ミドルスポーツには追い付けませんが、巨体からは想像できない程の軽快な走りができます(※もちろん「軽快」といっても「R1250RTのサイズを考えれば」という前提です。)。
 この点、「普通に」飛ばすグループならば十分に追走できます。「本気で」飛ばすグループは追走不可能です(笑)
 緩やかなワインディングであれば、無理なく「時速100km~120km」で走ることができます。

【高速道路:5】
 もはや無敵です。
 普段は時速100km巡行ですが、誰かと一緒に走るときはその方に合わせますので、時々は150km巡行しますが、楽勝です。
 私はトップケースを装着しておりますので、この場合の最高速度は時速180kmまでとされていますが、136馬力ありますので、追い越しの際に時速180kmに到達したことがありますが、あまり緊張感がありませんでした。いつの間にか出ていたという感じです。やはり高速走行を得意とする点は、さすがBMWといったところでしょう。

【クネクネな峠:3】
 どうしても重量が弱点と化します(※本稿では「この手のバイクにそれを求めてどうする?」という論点は措きます。)。
 確かにブレーキはよく効きますが、重量があるせいで制動距離は長くなりますし、立ち上がりもモタつきますから、これの繰り返しで、速いグループにはどんどん差をつけられます。
 とはいえ、本当に速いグループの場合の話ですので、そこそこのグループであれば十分に追走できますから、やはりそれなりには走行性能の高いバイクと言えます。

【酷道:3】
 巨体に似合わず、十分にイケます。全国のRTオーナーには、是非とも酷道も楽しんでほしいですね。
乗り心地
☆☆☆☆☆ 4
総合的に乗り心地は素晴らしいです。1日で700kmを走ったことがありますが、お尻は全く痛くなりません。

ただ、これもR1250RTの特徴なのでしょうが、サスペンション(まぁテレレバーとパラレバーですが。)がフワフワしていて、たとえば「ROAD」モードの場合だと、ほんの僅かな段差を踏んだだけで「ポヨンポヨン」と上下に暫く揺れます。
 凹凸の激しいところですと、体が浮いてしまいますので、ちょっとフワフワ過ぎる嫌いがあります。そのため、私は常に「DYNAMIC」モードにしており、ダンピング設定も「DYNAMIC」モードにしています。これでだいぶマシになります。
積載性
☆☆☆☆☆ 5
トップケースだけでも、かなりの積載性があります。1泊だとパニアケースは不要ですね。パニアケースはほとんど装着したことがありません。
燃費
☆☆☆☆☆ 5
気にしたことがないので分かりませんが、感覚的に満タンで出発して400km走ったあたりで警告ランプが点灯する感じではないかと思います。十分な燃費ではないでしょうか。
価格
☆☆☆☆☆ 3
試乗車あがりの中古車で購入したので、総額265万円で済みましたが、新車で買えば、総額330万円くらいにはなると思います。

もしかしたらR1250RTの最大の弱点は「値段」かも知れません。本当に高いバイクですが、支払う価値はあると思います。
その他
故障経験 なし

(強いて言えば、ハロゲンランプが切れました。こんなに早く切れるのかなとは思いましたが、普通みたいです。3,000円+工賃で交換完了です。)。
ブログ一覧 | クルマレビュー
Posted at 2022/08/21 11:56:39

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